これを聴いて死ね〜ブリティッシュ・フォーク・ナウ〜2021年更新の表紙です。


2021年12月30日更新の表紙

気が付いたらクリスマスが終わっていたので
年が明けてからクリスマスの曲を聴いた!という情けない話を
2019年1月19日に更新した表紙で書きました。

もうそんな情けない話は御免なので、今年は早々とクリスマスに聴く曲を用意しました。
よーし、これで準備万端、もう余裕だね!余裕のよっちゃんだね!

それも全部7インチか、12インチのシングルで用意する事に成功!
凄いぞ、自分!準備万端だ!もう余裕だね!余裕のよっちゃんだね!
 
ChristmasPartyEP96.jpg
 
Shane MacGowan And The Popes
「Christmas Party E.P. '96」 (1996)

英 ZTT Records ZANG88 (7")


クリスマスといえばポーグスの「Fairytale Of New York 」。
今回も聴こうと思ったけど・・・いや待てよ、これがあった。
ヤクザ声のシェイン・マッガワンがポーグスを脱退して
結成したグループ、その名もポープス(!)の7インチ。
タイトルからして完全にクリスマス作品、全4曲入り。
もちろんシェインがヤクザ声で歌います。
 
ChristmasWish.jpg
 
NRBQ 「Jolly Old St. Nicholas/Christmas Wish」 (1980)
米 Rounder Records 4525/Red Rooster Records 1006 (7")


そしてこれも用意しました。
ジャケット、曲タイトルからして
どこをどう斬っても間違い無くクリスマス作品。
アメリカのベテラン・バンドNRBQの7インチです。
手元にある盤はレーベル面と収録曲が逆になっていて
「Jolly Old St. Nicholas」と書いてある面に針を落とすと
「Christmas Wish」が流れてくる・・・という仕掛けなの?
 
ComeOnHome.jpg
 
Everything But The Girl 「Come On Home」 (1986)
英 Blanco Y Negro NEG 21T (12")


英国の男女2人組、エブリシング・バット・ザ・ガールの中でも
トップ・クラスに好きな曲といえば「Come On Home」。
クリスマス曲では無いけど、歌詞にクリスマスって出てきて
ストリングス、ホーンが入り、鈴の音シャンシャンして
合唱隊も入るクリスマス・サウンド!ああ、素敵過ぎる!
A1は長い前奏のついたロング・ヴァージョン。
B1は通常ヴァージョン。他2曲も素敵過ぎる
充実の全4曲入りで、とにかく素敵過ぎる12インチ。
 
WinterWink.jpg
 
斉藤美和子+Hysterics/川喜多美子+D-Day 「Winter Wink」 (1987)
日 Balcony Records BOYS 9 (12")


で、やっぱりこの12インチも用意しちゃいました。
斉藤美和子ちゃん、川喜多美子ちゃん
2人のヴォーカルが、とびっきり可愛らしく炸裂!
A面曲「Winter Wink」は白井貴子の作詞・作曲が炸裂し
野村義男の鋭いギターも炸裂して大暴れする大名曲。
ジャケットの炸裂する絵は岡崎京子。
2曲収録のB面も、聴けば間違いなく萌えて炸裂します。
 
HavfruenNat.jpg
 
小林しの 「Havfruen Nat」 (2018)
日 Philia Records PHA014 (7")


そしてそしてこの7インチも用意しちゃいました。
クリスマスの曲では無いけれどこの時期にぴったりの作品。
A面、超絶な名曲「人魚の夜」、B面、超絶な名曲「雪虫」
(アルバムとは別ヴァージョン、歌詞も違います。)
という超絶なカップリングの1枚、ジャケットも素晴らしい!
「Havfruen Nat」はデンマーク語で人魚の夜の意味。
発音は「ハウフォン・ネット」でいいのかな?
 
AnotherChristmasWillComeAroundThisYear.jpg
 
The Caraway
「Another Christmas Will Come Around This Year」 (2021)

日 blue-very label blud-026 (7")


最後は2021年リリースの最新作にして本命盤!
ザ・キャラウェイのクリスマス・ソング!
ジャケットの図柄もイカす、すべてがパーフェクトな
聴けば幸せな気分になれる、2021年のハイライト!
4曲入り、ダウンロード・コード付きでパーフェクト!
このパーフェクトな1枚を聴いてクリスマスを締めるのさ!
 
という事で、早々とこれだけ用意して、ジャケットを並べてニヤニヤして
準備万端だね、余裕だね!余裕のよっちゃんだね!と、余裕をぶっこいて
余裕、余裕、と思っていたら、あれ?クリスマスを過ぎているじゃないですか!

用意しただけでもう終了した気になっていました。ヤバいっす、まだ聴いていません!
くっそー、こうなったら、やけのやんぱちで、今から聴きます!
一応年内に聴いたらセーフって事にしませんか?
・・・って、僕はアウト、セーフの判定を誰に訴えているのでしょう。

今日は12月30日か・・・もうホント、やけのやんぱちで聴くしかなくなりました。
ああ、そして、やけのやんぱちのまま、2021年は暮れて行くのです。
良いお年を・・・
 

2021年12月3日更新の表紙

しかし、ホント、悩むよなぁ。

もう、ホント、悩むよ・・・

ホントに悩む・・・

・・・と、何をそんなに、悩んでいるかというとCDを買うかどうかで悩んでいて
そりゃーもう、三枝の国盗りゲームで、どの県を選ぶか悩むのと同じ位悩んでいます。

まあ、何というか、結局コンパクト・ディスクってデジタル音源なので
ダウンロードでも、配信でも、CDでも、どれで聴いてもデジタル音源だから
価格の高いCDをわざわざ買う意味はどこにある?って話です。

そんなんで、聴きたい作品が発売されて、フォーマットがCDのみだと
アナログ盤出ないのかぁ・・・CDのみかぁ・・・買うかどうか悩むー、となります。
三枝の国盗りゲームで、どの県を選ぶか悩むのと同じ位悩みます。

そんな中、ドイツのズゥエン・ケラー(ローマ字読みの読み方適当シリーズ)さんの
宅録ソロ・プロジェクト、デン・バロンのアルバムがCDのみで出たのですが
1曲目に入っているリード・トラック「My Sound」のビデオを見たら
アズテック・カメラ「Still On Fire」しまくりの曲で、凄く良いのですけど!
ビデオ自体の内容も素晴らし過ぎ!→こちら・・・ああ、買うかどうか悩むー。
 
FromNowOn.jpg
 
Den Baron 「From Now On」 (2021)
日 blue-very label blud-022 (CD)


という事で、2ヵ月ほど悩んで、結局買ったのです。
これは予想通りの良い内容!

3曲目「Silently Shouting」では
ハイ!ランド!ハード!レイン!ならぬ
ハイ!ホープス!ハード!レイン!の掛け声が入って
何だかわからないけれど、とても嬉しくなります。
 
12曲目「I Can See The Flowers In The Garden Through The Window
(But I Can't Touch Them)」はファンタスティック・サムシングしまくり!(曲タイトルも)

・・・などなど、他にもネオアコ、ギター・ポップのネタが散りばめられていて
そっち方面が好きな人はニヤリ。もちろんそっち方面を全然知らなくても
爽やかに楽しくブッ飛ばす曲が連発されて、かなり盛り上がって聴けますよ!

なお、デン・バロンは以前にも何枚かアルバムを出しているようですが
僕はこのアルバムが初体験(キャッ!恥ずかしいので内緒だよ)でした。

そして、こちら、ビー・フラワーも、買うかどうかけっこう長い期間悩んだのでした。
これも三枝の国盗りゲームで、どの県を選ぶか悩むのと同じ位悩みましたねぇ。
何といっても、過去作品を処分してしまったバンドなので・・・
過去作品を処分してしまったバンドのCDを新たに買うってハードルが高いよね。
事の顛末はこちらで書きました→2021年3月5日更新の表紙
 
UntilEverythimgGoesWrong.jpg
 
b-flower 「何もかもが駄目になってしまうまで」 (2020)
日 Seeds Records SEEDS009 (CD)


で、結局、えいっ!と目をつぶって買いました。
買う瞬間、目をつぶれば何を買ったかわからないしね。

聴く時、開封してはじめて、あ、これ買ったんだ
まあ、買っちゃったモンは仕方ないから聴くか
・・・と、あきらめもつく(?)よね!
 
これはネオアコ〜ギター・ポップ魂炸裂の、瑞々しい曲がずらりと並んだ名盤です。
もしCDというフォーマットのせいで聴かない人がいたなら、もったいないですよね。
そんな人のため、CDの他にもカセット・テープが只今絶賛販売中!
うーん、カセット・テープ・・・CDより買わないか・・・

そして実は実は、小林しのちゃんも、買うかどうか、かなり長い期間悩みました。
三枝の国盗りゲームで、どの県を選ぶか悩むのと同じ位悩みましたよ。
収納がどうにもこうにもならなくなって、もうCDは買わない!と決めて
大量処分大会開催中に「Looking For A Key」に出会ったのです。
処分中なのに新たに買うか?というタイミングの悪さ・・・でも買った、偉いぞ自分!
 
LookingForAKey.jpg
 
小林しの 「Looking For A Key」 (2016)
日 Philia Records PHA-13 (CD)


いやもう本当に素晴らしいアルバム!
しのちゃんの可愛らしいヴォーカルが素晴らしい!
楽曲自体が素晴らしい!・・・ああ、名盤。

この名盤を、今まで、激しく、激しく、聴いてきた事は
散々書いてきましたが、もちろん今この瞬間も
聴きながら書いています。そんなの当たり前です!
 
「Looking For A Key」は、いつも、どんな時も聴けるのが良いですよねー。
全ての季節、全ての天候、朝から晩まで、どんな体調の時でも
365日、いつでも有効な楽曲が揃っていますからね!

さて、じゃあ12月になったので、この寒い時期には「雪虫」を聴きますか・・・
曲はじまりの「ワン、トゥー、ワン、トゥー、スリー、フォー」のカウントが
劇的に可愛らしくてとろけるー! 歌い出す前からこんなにとろけて大丈夫?な
凄いとろけ方のため、聴き終えた時はとろけて消えるレベルの大名曲!→こちら
この名盤、これからも激しく、激しく、聴き続けますよ!

ところで、三枝の国盗りゲームでお馴染みの桂三枝ですが
現在は桂文枝に名前が変わりましたね。
あと、失踪騒動でお馴染みの若人あきらは我修院達也に改名しましたし
芸名使用騒動でお馴染みの新・加勢大周は坂本一生に改名しました。
出家騒動でお馴染みの清水富美加ちゃんも千眼美子に改名しましたよね。

ここら辺の改名騒動は期末試験に出る可能性がかなり高いです。
是非覚えておきましょう。 マスト!
 

2021年11月14日更新の表紙

しかし、ホント、多くて困るよなぁ。

もう、ホント、多いよ・・・

ホントに困る・・・

・・・と、何をそんなに、多い、多い、と困っているかというと
1980年代の英国バンドって編集盤的なアルバムがやたら多くて困っています。
オリジナル・アルバムもガンガン出るのに、編集盤もガンガン出て、もう困るぅー。

1980年代はシングル・リリースも多く、アルバム未収録曲も沢山あったし
編集盤も出したらそれなりに売れるので、えーい、出しちゃえ、出しちゃえ!
新たに録音しないで、今までにある音源で編集盤作って、売れて、ウハウハー!
曲数が足りない分はBBCセッションなどをブチ込む手法で、ウハウハー!

このバンドなんか、いきなり2ndアルバムが編集盤的な内容・・・というか編集盤!
 
HatfulOfHollow.jpg
 
The Smiths 「Hatful Of Hollow」 (1984)
日 徳間ジャパン 25RTL-21 (LP)


ザ・スミス!
手元にあるのは日本盤LP、定価2500円!ですが
英国盤はラフ・トレードから出ていました。
今や伝説的なバンドとして語られているスミス。
モリッシーのヴォイス、あんなにイヤーな感じなのに・・・
ちなみに、このネチネチしたイヤーな感じのヴォイス
僕は大好き! ヨーロレイヒッヒー!
 
このバンドも、いきなり2ndアルバムが編集盤的な内容・・・というか編集盤!
 
SuckOn.jpg
 
The Pastels 「Suck On The Pastels」 (1988)
英 Creation Records CRELP 031 (LP)


ザ・パステルズ!
パステルズはラフ・トレード〜クリエイション〜グラス
〜チャプター22〜ペーパーハウス〜ドミノ・・・と
レーベルを渡り歩いていて、インディーズ・レーベルの
歴史そのもの! アメリカのKからも出していたね!
・・・この情報、こちらのウェブ・サイトを参考にしました。
第64号 2003/2/26 パステルズ栄光の20年
 
そしてこのバンドも、2ndアルバムが編集盤的な内容・・・というか編集盤!
 
WestWardHo.jpg
 
The Chesterfields 「Westward Ho!」 (1987)
仏 The Subway Organization SUBORG 5 (LP)


ザ・チェスターフィールズ!
サブウェイは目立たないレーベルだけれど
チェスターフィールズの他、スープ・ドラゴンズ
レイザーカッツ、ロドニー・アレン、シャーロッツ
グルーヴ・ファーム、チュー・チュー・トレイン・・・など
けっこう有名でイケてる(?)のをリリースしているので
今からでも遅くないさ! チェック、チェック!
 
このバンドも負けていません、2ndアルバムが編集盤的な内容・・・というか編集盤!
 
Tommy.jpg
 
The Wedding Present 「Tommy」 (1988)
英 Reception Records LEEDS 2 (LP)


ザ・ウェディング・プレゼント!
彼らはその後のバンド、シネラマも含め
アルバム、シングル、編集盤のリリース量が
悔しかったら全部集めてみな!レベルのヤバい数で
お前ら!悔しくないのか!・・・悔しいです!レベルです。
ところで、ザ・ウェディング・プレゼントでいいのですか?
ジ・ウェディング・プレゼントではないのですか?
 
そしてこの人たちも、3枚目のアルバムが編集盤的な内容・・・というか編集盤だって!
 
BarbedWireKisses.jpg
 
The Jesus And Mary Chain 「Barbed Wire Kisses」 (1988)
独 Blanco Y Negro BYN 15 (LP)


ザ・ジーザス&メアリー・チェイン!
彼らは曲が短いので、収録曲数もたっぷりで、お得感。
左上のステッカーには「Special Low Price」と印刷され
財布にも優しいお値打ち価格でお得感。
でも当時、安く売っていたかどうかは覚えていなくて
悔しくないのか!・・・悔しいです! 
 
このバンドも、早い段階で編集盤的なのを出しています・・・というか編集盤なんだって!
 
VolumeContrastBrilliance.jpg
 
The Monochrome Set 「Volume, Contrast, Brilliance...」 (1983)
英 Cherry Red Records MRED 47 (LP)


ザ・モノクローム・セット!
彼らも様々なレーベルを渡り歩いていて
ラフ・トレード〜ディンディスク〜チェリー・レッド
ブランコ・イ・ネグロ〜エル・・・他、から出していました。
この編集盤はチェリー・レッドから出ているのに
チェリー・レッドから出たシングル盤音源とか
いっさい入っていない、ある意味凄い編集盤!
 
・・・で、モノクローム・セットが登場したところで、やっと本題です。
モノクローム・セットと似ているよねー、で話題のザ・ジャズ・ブッチャーの登場です。

そう、ジャズ・ブッチャーのパット・フィッシュさんは2021年10月5日に亡くなってしまい
64才、急死だったようで・・・涙。 1980年代組も、もうそれなりの高齢なんだなぁ。

パット・フィッシュさんはグラス〜クリエイション時代中盤まで
個人名もジャズ・ブッチャー名義で活動していて
バンド名とバンドの中のメンバーが同じ名前という面倒臭いタイプでした。
ブリンズリー・シュウォーツやマリリン・マンソンと一緒の、面倒臭いタイプだね!

グラス時代には編集盤的なのが2枚出ていて・・・というか編集盤だけどね!

TheGiftOfMusic.jpg TheGiftOfMusicBack.jpg
The Jazz Butcher 「The Gift Of Music」 (1985)
英 Glass Records GLEX 101 (LP)


まず1枚目の編集盤的な作品・・・というか編集盤!
ジャズ・ブッチャー、追悼スペシャル企画って事で、裏ジャケも載せてみました。

表ジャケは、左パット・フィッシュ、右オーウェン・ジョ−ンズ。
裏ジャケは、左デヴィッド・J、右マックス・アイダー。
・・・で、合っていると思いますが、もし違っていたら、ごめんちゃい!

ベースのデヴィッド・Jはバウハウスのメンバーだった人ですね。

BigQuestions.jpg BigQuestionsBack.jpg
The Jazz Butcher 「Big Questions」 (1987)
英 Glass Records GLALP 023 (LP)


そして2枚目の編集盤的な作品・・・というか編集盤!
こちらも追悼スペシャル企画って事で、裏ジャケを載せてみましたよ。

この裏ジャケを見ると、パット・フィッシュさんはアコギはケースに入れず
左肩に担いで運ぶタイプだったようです。
ギター・ケースも買ったらけっこう高いですからね。
・・・な訳ないか!

ジャズ・ブッチャーはシングル曲などが沢山聴ける編集盤も良いですが
1枚選ぶとすれば、1986年にThe Jazz Butcher Conspiracy名義で出た
「Distressed Gentlefolk」で決まり!ですね。
パット・フィッシュさん、亡くなってしまったけど・・・今こそ聴いてみましょう!

さて、ここまで1980年代英国バンドの編集盤を並べてみて、ある事がわかりました。
それは、編集盤はジャケットの色が青系か黒系の場合が非常に多いという事です。

オリジナル・アルバムだと思っていたら編集盤だったなんて事もあるので
青か黒の色のジャケット作品を買うときは要注意、気を付けて!
 

2021年10月23日更新の表紙

仕事場で半袖を着ていたら、経営側の人間が
「元気だねぇ、寒くないの?」などと言うモンだから、そりゃーもう、カチンですよ!

「給料が安いから半袖しか買えないんだよ!」と言いそうになり
何とか止めました・・・いい大人(というかけっこうなジジイ)なのでね!
ああ、長袖着たいなぁ。 でも長袖って高いからなぁ。
長袖って半袖よりも使っている生地が多いから、高額ですものね!

いや、でも、言われたのが半袖の事で良かったです。
もし「新譜出たねぇ、LP買わないの?」などと言われたら、そりゃーもう、カチン!
「給料が安いからレコードが買えないんだよ!」と叫んで
その場で泣き崩れてしまうところでしたからね。

さて、そんな泣き崩れるのが得意技のわたくし
最近買うのはもっぱら女性ヴォーカルものばっかりですね。
ここ数年はヤングな女性シンガー・ソングライターが世界的に大量発生中なので
きっと皆様も煽られて(?)あの人やあの人の作品を買ったんだと思います。

僕も煽られるだけ煽られて、あれもこれも買いそうになりますが
まあ、長袖の服も買えず、こんなに寒くても半袖を着ている有様なので
あれもこれも買える訳も無く、結局ほとんど購入していないのでした。

そんな中、購入した数少ない内の1枚、スウェーデンのシンガー・ソングライター
アリス・ボーマンちゃんの1stアルバムが、かーなり素晴らしく
よく聴いているのですが、何だか全然話題になっておらず
今後埋もれてしまう事が確実視されているとか、いないとかで、カチンですよ!
 
DreamOn.jpg

DreamOnBack.jpg
 
Alice Boman 「Dream On」 (2020)
スウェーデン Adrian Recordings AR12" 314 (LP)


やっぱり何ですか、睨みつける
ジャケットがダメなんですかねぇ。
裏ジャケでは更にふてくされた口元が強調され
アリスちゃんも何かにカチン!ときちゃったかな?

しかしアリスちゃんは
何と言ってもヴォーカルが良い!
囁き系の美しく柔らかい声で
曲によっては、ちょっと可愛らしさもあり
ああ、アリスちゃんのヴォーカル、大好きです!

彼女はキーボードを弾きながら歌いますが
ピアノ〜キーボード系の人にありがちな
曲が複雑になっちゃうタイプではありません。
オーソドックスな構成の、ポップでわかりやすい
美しいメロディーの曲が並んでいて
じわりと染みる曲連発の素晴らしい内容です。
 
アリス・ボーマンちゃんの作品はもう1枚、手元にあり
けっこう前に出ていた、片面3曲ずつ、計6曲入りの45回転盤です。
 
EPII.jpg
 
Alice Boman 「EP II」 (2014)
スウェーデン Adrian Recordings ar12" 175 (12")


うむ、何ですか、こちらもジャケットが・・・
足ジャケかぁ・・・購買欲をそそらない図柄だけど
内容はとても良いです。

サウンドは全体に深いリバーブがかかっていて
アンビエント感もあるキーボード系の
シンガー・ソングライター作品といった趣です。
 
1stアルバムと比べると作りは甘いけど、やはり美しく柔らかい歌声は絶品だし
楽曲自体のメロディーも良くて、これはこれで「儚く美しい女性ヴォーカル作」の
とても雰囲気の良いヤツの内の1枚ですね!

「EP II」というタイトル通り、これは2枚目のEPで
1枚目のEP「Skisser」(2013)と合体した編集盤「EP II & Skisser」も出ています。
そちら、ジャケットがこの足ジャケ作品と一緒なのが悩ましい・・・

その編集盤「EP II & Skisser」のアナログ盤が2020年に再プレスされたので
欲しいのだけど海外通販しか無くて、配送料入れるとバカ高くて・・・カチン!
そして 「給料が安いから海外通販ができないんだよ!」と叫んで
その場で泣き崩れそうになってしまった・・・

いい大人(というかけっこうなジジイ)なので
こんな恥ずかしいエピソードは内緒でお願いします!
 

2021年9月23日更新の表紙

2021年3月28日に更新した表紙でコンピレーション盤CD
「A Young Person's Guide To Blue-Very」を書きましたが
今まで一部店舗のみで扱っていたこの作品、2021年9月22日から全国流通になり
大手通販サイトなどでも買えるようになった模様です。
これは購入のチャンス! そう、またもやビッグ・チャンス到来です。

何がビッグ・チャンスかって、1曲目に小林しのちゃんがヴォーカルの
ユメノマ「ロマンティーク」という曲が入っているというビッグ・チャンス!
CDをかけた途端にしのちゃんの歌声が流れてくるというビッグ・チャンス!
こんなビッグ・チャンス、めったに到来しませんね。 ああ、購入しないと!
ジャケットはこちら↓ 見開きの紙ジャケ仕様になっています。
 
AYoungPersonsGuideToBlueVery.jpg
 
「A Young Person's Guide To Blue-Very」 (2021)
日 blue-very label blvd-020 (CD)


さて、このコンピレーション盤、聴き進むと
あれやこれや、なんだかんだありまして
つまり、まあ、簡単に言ってしまうと
「素晴らしいコンピ盤」って事ですよ。

で、最後まで聴くと12曲目に、れいなちゃんが
可愛らしい声でパッパラと歌い出すモンで
ガマンできずに「あれ」が出ちゃいそうになる
「Make A Pancake」が流れてきます。
 
このパンケーキ賛歌、れいなちゃんの吹くフルートもたっぷり入って、ああぁー!
途中で入るパンケーキのレシピの語りも可愛くて、ああぁー! イイよ! イイ!
もうホント、ガマンできずに「あれ」が出ちゃいそうだぁぁー!

ふぅ・・・何とかかんとかガマンして「Make A Pancake」を聴き終えたら
今度はスイーツの名がたくさん読み上げられる曲
D-Dayの「Okashi No Tobira」も聴きたくなった・・・
D-Dayのヴォーカル川喜多美子ちゃんの歌声もホントに可愛らしくて、ああぁー!

そう、小林しのちゃんの歌声はとっても可愛らしくて「あれ」が出ちゃう系。
れいなちゃんの歌声もとっても可愛らしくて「あれ」が出ちゃう系。
そして川喜多美子ちゃんの歌声も鬼のように可愛らしいよね!
つまり「トップ・オブ・鬼のように可愛いらしい」ので「あれ」が出まくり系です。

ああ、そんな3人の歌声を連続で聴いた日にゃ
もうホント、ガマンできずに「あれ」が出ちゃいそうだぁぁー!
とにかく急いでD-Dayの「Okashi No Tobira」を聴きます。
収録されているのはこちら↓
 
MicosKitchen.jpgMicosKitchenDisc.jpg
 
D-Day 「Mico's Kitchen」 (2014)
日 salaD-DAYs SALA-007 (CD+BOOK)


この作品は料理本とCDのセットになっていて
料理本はお洒落なおつまみ系が中心かな。
とぼけた食材キャラ満載の絵も楽しい
A5サイズ、オールカラー40ページの本です。

CDの方は全9曲入りで
内、1980年代の曲のセルフ・カバーも3曲。
「CITRON」「わたしの昼と夜」「Peaches」!
 
サウンドは全体的にエレポップ風味になっていて
ヴォーカルにオートチューンを使ったダフト・パンクな曲などもあります。

で、問題の「Okashi No Tobira」は1曲目に収録されていて
川喜多美子ちゃんの、トップ・オブ・鬼のように可愛いらしいヴォーカルに
途中でトップ・オブ・鬼のように可愛いらしい語りで右から左から
スイーツの名が読み上げられ、うおおおおおおぉぉー!
もうホント、ガマンできずに「あれ」が出ちゃいそうだぁぁー!

えっ? 「あれ」とは何かって? それはちょっと・・・言えないので
代わりに僕が女性ヴォーカリストを「ちゃん」付けで呼ぶ理由をこっそり教えます。

それは、もちろん「アグネス・チャンちゃん」を言うための前振りです。
・・・って、そんな事はもう、全員知っていましたよね。

でも実は「アグネス・チャンちゃん」は表向きの理由で
本当の理由は・・・

そう、「愛川欽也イズム」です!

果たして「愛川欽也イズム」とは!

ほら、愛川欽也さんは女性タレントをちゃん付けで呼んでいましたよね。
今どきは安易にちゃん付けなどをすると、何かと問題になりかねないけど
昭和の時代には許されていたこの芸風! その芸風こそが愛川欽也イズム!

あれ? 愛川欽也さん・・・ちゃん付けで呼んでいたよね・・・
しっかりと確認していないので、もし記憶違いだったらすいません!

そんな未確認で不確かな記憶の「愛川欽也イズム」。
そんな事でいいのか? 大丈夫か? 自分!

・・・きっと、大丈夫じゃないけど、まあ、いいか。 どうせ自分「あれ」だし。

さて、コンピレーション盤CD「A Young Person's Guide To Blue-Very」は
全国流通になり購入のビッグ・チャンスが到来した訳ですが
長らく廃盤状態だったD-Dayの「Mico's Kitchen」、そして「Heavenly Blue」(2007)
この2枚も2021年5月に再プレスされた模様(芽瑠璃堂情報)で
こちらも購入のビッグ・チャンスが到来しています。 ああ、購入しないと!
 

2021年8月28日更新の表紙

古くから活動するミュージシャンの方々、皆さん高齢になって
近年は訃報ばかりですが、アメリカのカントリー系シンガー・ソングライター
ナンシー・グリフィスさんも2021年8月13日に亡くなってしまいました。
68才・・・若いとは言えないけど、いまどき60代での死は早いですよね・・・

ナンシーの作品は、かつてカントリーを激しく聴いていた頃、買い集めましたが
所有していたCD、今は手元にありません。 全部処分してしまったのです。
収納に困っての処分ですが、処分時、ジャケット撮影&音源をMP3化しており
聴く事はできるので、かつてCDで所有していた作品を全部聴いて追悼します。

彼女は地声が中音域で、声質は松任谷由実っぽい猫声です。
そのまま中音域で腹から発声する感じの時は、けっこうなババア声なのだけど
喉で歌っている感じの時の猫声ヴォーカルが、もう、可愛らしくて・・・イイのです。

歌い方はあまりカントリー・シンガーぽくはない・・・と思いきや
たまーに、唸り節が入ってアンコ椿な都はるみ状態になって唖然・・・
まあ、「カントリー・シンガー」と「演歌歌手」はほぼ同義語なので、当然っちゃー当然か。
1枚のアルバムに2〜3回は都はるみさん入っていますので、探してみてね。
 
TheresALightBeyondTheseWoods.jpg
  
「There's A Light Beyond These Woods」 (1978)

1st。
サウンドはドラムレスの地味なカントリー系フォークで
ギター、マンドリン、バンジョー、ドブロ等が入ります。
自作曲ではないけれど、のどかなバンジョーが心地良い
8曲目の「Montana Backroads」で決まり!
アメリカンな郷愁を誘うとても良い曲!
ああ、良いなぁー。
 
PoetInMyWindow.jpg
 
「Poet In My WIndow」 (1982)

フォーク色強い2nd。
アルバム・タイトルに「ポエット」が入っているし
奥のテーブルには本も置いてあります。
これ以降もジャケットには頻繁に本が登場して
頭も良くて可愛い、文学少女ナンシーの演出が始まります。
椅子に座ってポーズをとるナンシーは激カワ!
アルバムとしては地味で、渋めな内容。
 
OnceInAVeryBlueMoon.jpg
 
「Once In A Very Blue Moon」 (1984)

地元のインディーズ(なのかな?)から出した前2作から
フィロに移籍した3rd。 ここからカントリー色が強くなります。
宇宙船カフェ(?)でくつろぐナンシー、可愛い・・・
当然のようにテーブルには本が置かれています。
ジャケットは可愛いけど、全作品中最も唸り節が入って
びっくりするんだよね。 特にアルバム後半はやり過ぎ。
フィロへの移籍で気合い入っちゃった?
 
TheLastOfTheTrueBelievers.jpg
 
「The Last Of The True Believers」 (1986)

フィロからの4th、これはイイ!
サウンド的には前作と同じ路線だけど
とにかく素晴らしい曲が並んでいて
この時代の代表曲「Love At The Five & Dime」も収録。
しかし、街中に佇んでいても当然のように本を抱え
常に分厚い本を持ち歩くナンシー!
うーん、文学少女だねぇ。
 
LoneStarStateOfMind.jpg
 
「Lone Star State Of Mind」 (1987)

メジャーのMCAに移籍した5th。
この時期の典型的なメジャーでポップな
カントリーらしいカントリーで
プロダクションも一段階上がった感じ。
とっても気持ち良く聴けます。
素晴らしい!
 
LittleLoveAffairs.jpg
 
「Little Love Affairs」 (1988)

この6thも前作を踏襲したポップなカントリー。
名曲が並んでいて、本当に素晴らしい!
何だかんだ言って(何だかんだ言ってないけど)
やはりMCA時代が一番楽しく聴けるかもね。
 
OneFairSummerEvening.jpg
 
「One Fair Summer Evening」 (1988)

7thはスタジオ盤と違い、ドラムレスで音数の少ない
フォーキーな演奏で歌われるライブ盤です。
名曲の数々が地味な演奏と共にやってくる地味な1枚。
曲終わりの「サンキュー!」が
ヤバいくらい可愛いくて、倒れそうだ・・・
 
Storms.jpg
 
「Storms」 (1989)

アイドルの作品としか思えないジャケットが可愛い8th。
でも衣装はリクルート・スーツみたいなヤツ・・・
MCA時代はいつもこのスーツ姿だよね。
以前はイマイチ好きになれなかった作品だけど
内容はとてもポップで、可愛らしい曲が多く聴きやすいし
ヴォーカルも全作品中最も可愛いくて、今は大好き!
ただやはり、唐突に唸り節も入るんだよね。
プロデュースはグリン・ジョンズ!
 
LateNightGrandeHotel.jpg
 
「Late Night Grande Hotel」 (1991)

9thは歌い上げる曲が印象的に響くポップス・アルバム。
本人的には「やらされている感」あったかも知れないけど
とにかく良い曲が並んでいて、実は一番好きなアルバム。
彼女は歌がそんなに上手くないのもまた良いんだよね。
これでソウルフルに歌い上げられたら困る・・・
アルバム・タイトル曲は激烈な名曲。
ミュージック・ビデオも合わせて見たら萌えます。
これ→Late Night Grande Hotel
 
OtherVoicesOtherRooms.jpg
 
「Other Voices/Other Rooms」 (1993)

エレクトラへ移籍した10th。
ポップス路線から脱却した本気のカバー・アルバム。
豪華ゲストが大量参加した本気の名盤で
全ルーツ・ミュージック・ファンにオススメ!
セールス的には大した事無いのに(失礼!)
グラミーも獲得した、本気の名盤!
ジャケットで本も抱え、そりゃー本気!
文学少女ナンシーの集大成。
 
Flyer.jpg
 
「Flyer」 (1994)

第138号 2008/4/12 でレビュー済の11th。
前作のカバー作が良いのはみんな知っています。
だって、とてもイケてる選曲に、あれだけ豪華なゲストが
一緒に歌い演奏している訳で、そりゃー絶対良いですよ。
で、オリジナル曲で迫る「フライヤー」はどうかというと・・・
うぇーん、オリジナル曲もとてつもなく良いよぉー。
そう、これが彼女の頂点、最高傑作!
激・名曲の「This Heart」などなどなど絶賛収録中。
 
BlueRosesFromTheMoons.jpg
 
「Blue Roses From The Moons」 (1997)

激・名盤!の「フライヤー」路線を踏襲していて
楽曲も粒揃いな12th。
・・・が、ちょっとヴォーカルが・・・
この辺から怪しくなってきます。
元々低めの地声は更に低くなり
声もかすれて出ていない曲もちらほら。
でも、間違いなく良い曲揃っていますよ!
 
OtherVoicesToo.jpg
 
「Other Voices, Too (A Trip Back to Bountiful)」 (1998)

13thは本気のカバー・アルバム第2弾。
選曲最高! 豪華参加メンバーが凄い! 最高!
バックの演奏も素晴らしく良いなぁ、興奮します。
19曲も入っているけど、全く飽きずに最後まで聴けます。
ただやっぱりナンシーのヴォーカルが不調・・・
何だかゲストばっかり歌っているんだよね。
ナンシーのアルバムなのに彼女の声が
あまり聴こえてこない、そんなアルバムです。
 
TheDustBowlSymphony.jpg
 
「The Dust Bowl Symphony」 (1999)
.
これはイイ! 感動する! 圧倒的にオススメな14th。
フル・オーケストラをバックに名曲をセルフ・カバー。
演奏がイイ! 楽曲がイイ! まあまあ声も出ている!
第4号 2000/1/29 ナンシーの頬肉に大興奮でレビュー済!
ちなみに「頬肉に大興奮」って何かというと
ご存知だと思いますが、僕は頬肉で興奮する特異体質で
あと、これもご存知だとは思いますが、一応書いておくと
世界3大頬肉は岸田今日子、江川卓、そしてナンシーで
つまりナンシーの頬肉に大興奮なのです。 フガッ。
 
ClockWithoutHands.jpg
 
「Clock Without Hands」 (2001)

彼女の作品はこれを最後に買うのをやめてしまいました。
エレクトラからも最後のリリースの15枚目です。
2000年代に入ると、英国フォーク方面の探求で忙しくて
米カントリー〜ブルーグラスの熱も薄れてきたのに加え
ここでのナンシーはやはり、歌うのが苦しそう。
声が出ていないね・・・聴くのが辛いアルバム。
バックのサウンドや楽曲自体は
相変わらず素晴らしいだけに・・・うーん、残念。
 
・・・と、以上、15枚のCDを所有していました。
15枚も持っていたのか・・・けっこうなファンでしたね。

「Clock Without Hands」以降も何枚かアルバムが出ていますが、未聴。
最後のアルバム「Intersection」(2012)以降は音楽活動自体していなかった模様です。

さて、15枚のアルバム、全部2度ずつ聴き終えましたが、追悼といっても
彼女の残してくれた音楽を聴くくらいしかできないので、これから3回目を聴きます。 

あとはもうナンシーの頬肉に大興奮するくらいしかやる事が無いので
「Late Night Grande Hotel」のビデオ見ながら萌えて大興奮します。

素敵な音楽をありがとう、ナンシー。
 

2021年8月8日更新の表紙

じぇじぇじぇー!
・・・と驚いているのには訳があります。
2021年のレコード・ストア・デイでリリースされたルー・リードの
「Set The Twilight Reeling」のアナログ盤が6000円超で、じぇじぇじぇー!
まあ、輸入盤なので店によってはもっと安いのも見かけましたけど
元々は1枚物だったのを2枚組にして、価格もアップで6000円かぁ。

そして、こんなのも見てしまった・・・とある7インチ・シングル、日本盤。
2200円プラス税で2420円! アルバムじゃないですよ!
AB面1曲ずつのシングルで2420円! マジか? じぇじぇじぇー!

あと、レコードも高いけど、タバコも高くて、じぇじぇじぇー!
2021年10月に値上げ予定で、遂にセブンスター1箱600円!

30年前、タバコは1箱200〜220円程度の価格だったので
30年で約3倍になったタバコの価格とレコードの価格を重ね合わせ
左脳を最大限に働かせ、計算し、考えるのです。

輸入盤LPは30年前は約2000円だったから、今、6000円だとすると
タバコと同様、30年で3倍の価格だぁ! じぇじぇじぇー!
日本盤7インチは1980年代の最後の頃は700円くらいだったので
2420円という価格は、やはり3倍以上の価格だぁ! じぇじぇじぇー!

30年で価格が3倍になった商品って他にあるのかい?
そんなモン無いね! タバコとレコードだけだよ! じぇじぇじぇー!
僕の左脳が叩きだした計算結果が言っているので、間違い無いです。

ちなみにタバコ、あれだけ吸っていたタバコですが、僕はやめました。
やめた理由は価格が高くてもうダメ・・・もう無理・・・で
吸っていた銘柄、最後に買った時は確か400円でしたね。
タバコって中々やめられないのに、よくやめられたね! 偉いよ自分!

それと同様にレコードも価格が高くてもうダメ・・・もう無理・・・
となりそうなので、しょんぼりしながら昔、安く買ったヤツを聴きます。
 
SetTheTwilightReeling.jpg
 
Lou Reed 「Set The Twilight Reeling」 (1996)
独 Warner Bros. Records 9362-46159-1 (LP)

昔、安く買ったと言ったけど
当時このLPを幾らで買ったかは不明です。

購入価格は不明だけど、レコード日記的な
変な資料があって、1996年の3月
ルー・リードと同日に購入した作品が

ビートルズのアンソロジー2、LP3枚組
ライドのタランチュラのLP(オレンジ色)
マリア・マッキー「Life Is Sweet」CD
スコティッシュ・トラッド、カパーケリーのCD
米バンジョー奏者、アリソン・ブラウンのCD
ジョーン・バエズ「One Day At Time」CD
ディラン「Shot Of Love」LP、これだけ中古
 
・・・と、なっていて、ネット通販も無く、簡単に試聴もできなかった時代
実物を手に取って、ジャケットを見て、どんな音なんだろう?と想像して
実店舗を何軒もハシゴして買っていました。
とにかくガンガン買っていたね! 楽しかったよ。

まあ、しかし、レコードもタバコも買わない人にとっては
30年で3倍とか言われても、どうでもいい話で
僕も昔みたいにレコードをガンガン買っている訳じゃないので
近年のレコード価格が高いという話も書いていて虚しいし
何だかどうでもよく思えてきた・・・

価格が高い、高い、ばっかり聞かされたら、気分も良くないしね。
よし! 価格が高い話はもう今日で最後にする方向性でいきます。

ただ、最後となると、どうしても言っておきたい、伝えたい事があります。

これだけは、本当にどうしても言いたい。

では、言わせてもらいます!

じぇじぇじぇー!
 

2021年7月16日更新の表紙

わたくし、大変な事をしてしまいました!

前回、2021年6月6日に更新した表紙
梅雨だからといって安易に雨の曲を語って喜んでいる輩などは
肥溜めに落ちればいい!と言ってしまいましたが(そんな事言ったかな?)
さっき、ちょっと読み返してみたら、雨の曲といえばこれだ!と
自分も得意気に語って喜んでいるじゃないですか! それも3曲も!

あれだけ肥溜めに落ちろ!と言っておきながら(そんな事言ったかな?)
この体たらく・・・自分で自分を叱っておきますね。 こらぁぁー!

ふぅ・・・叱られている内に、どうやら梅雨の時期も終わったようなので
気分も新たに、佐野千明ちゃんの2ndアルバム「光年」を聴いちゃうぞ!
というのもこのアルバム、1曲目「泳園の人たち」の歌い出しが
「とても長い雨のあとで、窓を開けてみれば・・・」なのですよ。
よし、じゃあ、窓を開けて、大音量で聴いちゃうぞ!
 
光年.jpg
 
佐野千明 「光年」 (2019)
日 Kounen Records KOUR-001 (CD)

「光年」は全体から不思議な懐かしさが漂い
何だかわからないけど、切なくなって
聴くたび涙がポロポロ流れるのですけど。
おかげで織田信成と同じくらい
泣きながら聴いています。
・・・いや、織田さんほどは泣いてないな。
さすがの僕でも泣きっぷりでは
織田さんには勝てませんよ。
 
「光年」から漂う懐かしさは高校2年の思い出って感じですね。
具体的に高校生活の事なんて歌ってはいないのだけど
僕の勝手な妄想で、切ない高2のノスタルジーが漂い、泣けるのです。

サウンドは大らかで緩くて少々ストレンジなフォーク・ロック。
飾らないナチュラルなヴォーカルで優しく歌い、時に儚げに響きます。
ベースとドラムスが入る曲が多いのでロックっぽさがあるのだけど
弾き語りに近いかたちの曲が中心だった1stはもっとフォーキーでした。

そして最後の12曲目は「窓を閉じたらおやすみ」ときたモンだ!
1曲目で窓を開け、最後は窓を閉じてアルバムが終わる・・・うーん、涙。
もうホント、全体に漂うノスタルジー感に、織田信成と同じくらい
泣きながら聴いています・・・いや、織田さんほどは泣いてないかな。
さすがの僕でも泣きっぷりでは織田さんには勝てませんね。

そして実は1stアルバムも不思議な懐かしさが漂う名盤なので
えーい、1st「屋上の終集合曲集」も聴いちゃうぞ!
 
屋上の終集合曲集.jpg
 
佐野千明 「屋上の終集合曲集」 (2013)
日 My Best! Records MYRD-45 (CD)


こちらの懐かしさは小学6年の思い出かな。
もちろん僕の勝手な妄想ノスタルジーだけど
地元の懐かしい町並みなんかを思い出し
陽炎のように漂うフォーキー・サウンドが
ヴォーカルも儚く響かせてくれるモンで
織田信成と同じくらい涙ポロポロです。
・・・いや、織田さんほどは泣いてないな。
さすがの僕でも織田さんには勝てません。
 
なお、佐野千明ちゃんはレンゲちゃんの「新しい風」という曲で
ゲスト・ヴォーカルでデュエットしていましたね。 こちらも凄く良い!
この曲、僕はディスクを持っていない愚か者なので
ユーチューブで聴いております。→こちら
あと、「新しい風」はバンドキャンプにも音源がありますね。

という事で、梅雨も明けた事だし、えーい、聴いちゃえ、聴いちゃえー。
レンゲちゃんのアルバム「朝のまどべのキッチン」も聴いちゃうぞ!
 
朝のまどべのキッチン.jpg
 
レンゲ 「朝のまどべのキッチン」 (2015)
日 Renge Renge004 (CD)


レンゲちゃんはガット・ギターで弾き語り。
少々音程が不安定な歌声の
可愛いらしさに、ああ、倒れそうです。
曲の間に入っている詩の朗読も可愛い・・・

この作品、ミニ詩集にオマケでCDも
封入されています的なつくりになっていて
ブックの縦の長さは文庫本サイズで
下のグレーの部分は本の帯のように
紙が巻かれています。
 
しかし、わたくし、曲を聴いて泣く事では誰にも負けないつもりでしたが
今回、織田信成ほど激しく泣いていない事がバレてしまいましたね。

そう、織田さんの泣きっぷりは世界トップレベル、かなう訳がありません。
ちょっと考えれば誰でもわかるのに、もしかしたら勝てるかも?なんて
そんな非常識な僕なんかもう、肥溜めに落ちてしまえばいいんだ!

・・・と、肥溜めに落ちる気満々なのに、肝心の肥溜めが見当たらず。
只今、肥溜め、探しています。
横山やすしがメガネを探すのと同じくらい、肥溜め、探しています。
 

2021年6月6日更新の表紙

6月、梅雨、雨の季節ですね。 今日も外は雨が降っています。

だからといって、雨といえばこの曲!とか、雨だからこれ聴いています!とか
右を見ても左を見ても雨の曲のネタが溢れていて、もうホント、イヤになります。
皆さん他にネタが無いのでしょうか? 皆さん芸が無いですよ! 
僕は芸が無いと思われるのがイヤなので
梅雨だからといって絶対に雨の曲の事は書きませんからね!

ちなみに、僕にとっての雨の曲といったら、こちらですね。
はい、そうです。 毎度お馴染み、小林しのちゃんの激烈、痛快、萌える名作
「Looking For A Key」のオープニング・ナンバー「雨をひとさじ」で決定です。
 
LookingForAKey.jpg
 
小林しの 「Looking For A Key」 (2016)
日 Philia Records PHA-13 (CD)

アコーディオンも印象的に入る、軽快な響きの
「雨をひとさじ」は6月の梅雨時期だけでなく
春夏秋冬、全部の季節の雨を歌っています。

つまり一年中、雨が降ったらこの曲を聴いて
しのちゃんの可愛らしい歌声にメロメロになって
萌えて悶絶できるのです。 ああ何という幸せ!
 
アルバム全体が萌えて悶絶する名曲のオンパレードな訳ですが
萌えて悶絶するカバー曲「夢色のスプーン」はCDにのみ収録されていて
サブスクリプション・サービスやダウンロード販売には無いです。
ふむふむ、CDを買えば「夢色のスプーン」が聴けるのか! よし、買うぞ!

しかし「雨をひとさじ」は明るい表情のポップ・ソングだけど
雨が続くと、気分も落ち込み気味になるモンで
何だか、明るい曲は聴きたくない時もありますよね。

そんな時は、はい、スピリット・フェストの「レイン・レイン」で決定です。
この美しくてもの哀しい曲には、しとしと降り続く雨が似合います。
 
SpiritFest.jpg

SpiritFestBack.jpg
 
Spirit Fest 「Spirit Fest」 (2017)
日 Afterhours AH-141LP (LP)


スピリット・フェストは2021年6月現在
アルバムを3枚出していて
「レイン・レイン」はこちらの1stに絶賛収録中。

メンバーは日本のテニスコーツの2人と
ドイツのノーツイストの2人と
イギリスのマット・ファウラーさんの、5人組です。
 
A面2曲目に入っている「レイン・レイン」は
ノーツイストのマーカス・アーチャーさん主導の曲。
美しく切ないメロディー、アコースティックな音色
わかりやすい簡単な英詞で
「Rain On Me, Rain On Everything You See」
と繰り返されるフレーズにやられて涙・・・。

曲の途中にさやちゃんの歌う日本語パートもあり
マーカス・アーチャーさんの少々情けない歌声と
さやちゃんの透き通る歌声の絡みは
とっても相性が良く、やられます。
 
スピリット・フェストの3枚のアルバムは全部素晴らしくて、やられますが
特にこの1stは捨て曲無しでやられまくる感動作で、やられています。
アナログ盤はCDと曲順が違ってやられ、ダウンロード・コード付きでやられます。

そして、そして、まだ雨は止みそうに無いので、急遽、これも聴いてみました。
はい、米国の現代音楽家スティーヴ・ライヒさんの「It's Gonna Rain」ですね。
ジャケットの絵も雨が降っていて、梅雨にぴったりの素敵な図柄ですね!
 
LiveElectricMusic.jpg
 
Steve Reich 「Live/Electric Music」 (1968)
欧 Music On Vinyl MOVCL047 (LP/2019)


「It's Gonna Rain」はこちらのB面に収録。
あ、AB面とも、1タイトルずつの収録です。

「It's Gonna Rain」は人の声をテープ操作し
ループさせ、ずらす事により、グルーヴが生まれ
暴力的なロックと同様の興奮が沸き上がります。
いや、これは、興奮します。 かっこいいです。

A面も同じコンセプトをヴァイオリンでやってます。
こちらは素材がソフトなので、興奮は低めです。
 
さて、6月の梅雨の時期に雨のネタを書かずに、乗り切る事を決めたわたくし。
皆さん他にネタがないのですか? 芸が無いですよ!と言ってしまった手前 
僕は雨以外の凄いネタを披露し、やっぱりアイツ凄ぇ!と思われる事にしました。
6月で雨以外のネタ・・・何かあるかなぁ。 今、考え中。
しばし待っていて下さい。 必ず、やっぱりアイツ凄ぇ!と思われますので!
 

2021年5月15日更新の表紙

仕事場に共用で使っている椅子がありまして、座ったらかなり低くなっていました。
当然そんな時は、うわぁ!大変だ!背が縮んじゃったよー!と、大騒ぎしてみせ
あれ?違うな、椅子が低くなっただけかぁ、助かったー・・・というパフォーマンスを発動!
この素晴らしいパフォーマンスにより周囲は和んで、和気あいあい! やったぁ! 

いや、和んでねぇな・・・和むどころか、苦笑ですか?
うーん、波長が合わねぇー、かみ合わねぇー。 冷ややかな反応が痛いです。

他にもパソコンのデスクトップ画像を満面の笑顔でポーズをとる染之助・染太郎にしたり
スクリーンセーバーで「STAP細胞はあります」の文字を流したり・・・
場を和ませるための努力は惜しまずしていますが、やはり冷ややかな反応が痛くて
波長が合わねぇー、かみ合わねぇー。

そして聴いている音楽も話がかみ合わない要因のひとつのようです。
アメリカのシンガー・ソングライター、ビル・フォックスさんの2ndアルバムが
世界初アナログ化されたので、急いで、慌てて、ダッシュで、走って購入。
え?ビル・フォックス? そりゃあ一体誰なの? ダッシュで走って購入ってどいう意味?
あなた何言っているの? 頭おかしいの? ああ、波長が合わねぇー、かみ合わねぇー。

そんなこんなで、誰にもビル・フォックスさんの話をできないので
この場をお借りして、少々お話したいと思います。

彼は1980年代にザ・マイスというパンキッシュな3ピース・バンドをやっていましたが
ソロになったら、デモ音源レベルの、粗さのある宅録系重ね録りアルバムになりました。

ただし! デモ音源レベルといっても彼のアルバムは楽曲自体が凄くイイ!
プヒーっていうハーモニカも入るディラン風のトラディショナル・フォークみたいな曲と
素直なメロディーに胸がキュンとなる素敵な胸キュン・ソングが入っています。
ハスキーなヴォーカルはロッド・スチュワートをいたずらっぽく、おさなくした感じで
この魅力的な歌声も胸キュン効果を増幅させてくれて、プヒー。
 
TransitByzantium.jpg TransitByzantiumBack.jpg
 
Bill Fox 「Transit Byzantium」 (1998)
米 Scat Records SCAT78 (LP/2021)

こちらが世界初アナログ化された2nd。
2009年に1stが世界初アナログ化され
その時、2ndもアナログ化しますと
アナウンスされたのだけど
あれから11年経って、やっと出た・・・
元々のCDは1枚物、このLPは2枚組。
CDとはジャケのトリミングが違います。
 
ShelterFromTheSmoke.jpg ShelterFromTheSmokeBack.jpg
 
Bill Fox 「Shelter From The Smoke」 (1997)
米 Scat Records SCAT77 (LP/2009)


さて、そして1stアルバムも今回
同時にLPが再リリースされました。
僕が所有している2009年版LPは
ダウンロード・コード付きでしたが
今回の2021年版LPには1st、2ndとも
ダウンロードは付いていないです。
写真は2009年版です。
 
なお、こちらの1st、最初のCDは1997年に出て、15曲入りでした。
1998年には1997年版から3曲削って別の6曲が入った18曲入りのCDが出ました。
で、LPは1997年版の3曲&1998年版の6曲、そして更にシングルのみの2曲を
ぜんぶブチ込んだ23曲入りのコンプリート盤になっている必聴レベルのヤツです。

この1stも2nd同様、宅録系重ね録り中心だけど、数曲、バンドで録音した曲も入っていて
胸キュン度は1stの方が上かな。 地味だけど、聴いたらやられますよー。

しかし、パソコンのデスクトップ画像の件をずっと考えているのですが
染之助・染太郎はちょっと古すぎて、若いヤングには意図が伝わらなかったのかも。
じゃあ、車だん吉でどうだ!・・・どう考えても車だん吉なら絶対いけるね!
明日、さっそくデスクトップ画像を車だん吉に変えよう。
よし、これで完璧! 周囲は和んで、和気あいあい! やったね!

・・・え? 車だん吉でも古すぎて、若いヤングには意図が伝わらないって?
じゃあ、斎藤清六でどうだ!
 

2021年4月20日更新の表紙

何だか、近くが見づらくてねぇ。 小さい字が全然見えないんだよねぇ。
・・・あ、申し遅れました、わたくし老眼です。
仕方ないので、メガネ型のルーペを使っているのですが、また事件が起きてしまいました。

いや、ハズキルーペとか、そんな大富豪の方がたしなむような最高級品ではないです。
かといって、1本買うと、何と!もう1本付いてきます!で、お馴染み
夢グループの通販商品でさえ富豪がたしなむような価格のため手が出ません。
つまり大貧民の僕がたしなんでいるはダイソーの税込み110円の商品なのです。

しかし、そこは強度に問題のある100円ショップの商品、事件は起きたのです。
暫く使っていたら右側の柄が根元からバキッ!
そんな時は大貧民の知恵、「添え木」をして復活させますよね。
添え木といっても木ではなく、ちょっと厚みのあるアルミ板をあてがい
ビニールテープをグルグル巻いて見事復活させました。

その状態で使っていたのですが、先日、再び事件が!
何と!今度は左側の柄もバキッ! おかげ様で両側に添え木をするハメになったので
これから添え木生活をする方の参考になればと思い写真を撮りました。
 



 
ポイントは柄の表と裏、両側に添え木をする事。
そしてビニールテープは過剰にグルグル巻いて下さい。
僕は6回転させました。 おかげで柄の根元が
両側とも太くなってしまったけど、強度はアップしたし
透明のテープで巻いたので見た目もオシャレ・・・か?

ただ柄が固定され曲がらなくなってしまい
メガネ・ケースに収まらないというハプニングが発生!
そのまま置いておかなければいけないのでした。

え? 新品に買い換えても110円なのに
添え木をしてまで使うのかって?
確かに、何をケチっているんだ?とも思いますが
100円程度をケチるのには深い訳がありまして・・・

実はわたくし、レコードを買わないといけなくてですね
レコードの価格において100円の差は大変重要。
ある意味命懸けです!
・・・って、別に命は懸けていないけどね!
 
で、新品に買い換えずに浮いた110円の資金を最大限に活用して買ったのはこちら!
はい、ギター&ヴォーカル、ベース、ドラムスの男性3人組英国バンド、ザ・ロジャーです。
11年ぶりに出た新作、鼻息を荒くしながら購入したら予想通りの素晴らしい作品でした。
 
CulDeSacOfLove.jpg
 
The Lodger 「Cul-De-Sac Of Love」 (2021)
日 Lazyperfection LAZYP 002 (LP)

通算では4枚目のアルバムで
レーベルは日本のLazyperfection (LAZYP 002)
イギリスのPhilophobia Music (PHOP159)
スペインのPretty Olivia (POLP-024)
We Were Never Being Boring Collective (WWNBB#111)は
イタリアですか?・・・よくわかりませんが
このように、4つのレーベルの共同リリース仕様。
実際の盤やジャケットがどこの国での製造かは不明です。
 
3つのピンクの球が3人のメンバーを表しているのでしょうか?
このジャケットの図柄は、2021年的なシティ・ポップ感覚もちょっと感じますね。
実際に出てくる音にも、シティ・ポップ風味がちょっと香ります・・・ほんのちょっとね!

基本はコンパクトにまとまったグッド・メロディーのギター・ポップ〜ネオアコ路線で
A面6曲、B面7曲の全13曲を一気に聴かせます。 今までのアルバムでもそうだったけど
ロジャーは長い曲が無いのがイイね! このコンパクトな感じ、盛り上がるわぁー。 

では、ザ・ロジャーの復活を祝い、手元にある1st〜3rdも連続で聴いてみます。
 
GrownUps.jpg
 
The Lodger 「Grown-Ups」 (2007)
米 Slumberland Records SLR 71 (LP)


こちらがファースト。 若くてヤングな疾走感がほとばしる
ジャングリー・ギター・ポップが炸裂して
片面7曲ずつの全14曲をブッ飛ばし! 素晴らしい!
しかし粗いわけじゃなく、しっかり作られています。
金と政治と死の事しか歌わない(?)1980年代英国バンド
マッカーシーの「I Am A Wallet」(1987)に
似たブッ飛ばし感だ! これは盛り上がるぜ!
 
LifeIsSweet.jpg
 
The Lodger 「Life Is Sweet」 (2008)
米 Slumberland Records SLR 80 (LP)


ファーストもかなり素晴らしかったけれど
それ以上にグッド・メロディーが溢れ
ネオアコ〜ギター・ポップにおいて
「こんなフレーズが聴きたかった」と皆が思っているヤツが
たくさんたくさん散りばめられたセカンド。
A面6曲、B面5曲の全11曲、とてつもなく良くて
聴けばハッピーになります。 盛り上がるー!
メンバーは1stからドラムスが交代しています。
 
FlashBacks.jpg
 
The Lodger 「Flashbacks」 (2010)
米 Slumberland Records SLR 116 (LP)


前2作ほどブッ飛ばさないので、落ち着いた印象のサード。
でも実際はそんなに落ち着いてはいないよ!
サードくらいになると、今までと同じようにならないように
わざと変なコード進行で曲を作ってみたり
ホーンやストリングス入れてみたりとか・・・ね。
実際にホーン、ストリングス、けっこう入っていますし
サード・アルバム作った人ならこの気持ちわかりますよね!
あ、僕はサード・アルバム、作った事無いですけどね!
 
さて、ロジャーのLPは4枚とも歌詞カードが封入されていて、その点も偉いです。
新作の歌詞カードにはコード進行も印刷されていますね。 どれどれ。
・・・と、小さい字を見るためルーペをかけようと思ったら、あれ?ルーペが見つからないよ。

近くに置いてあるはずだけど・・・あ! 老眼で近くが見づらいから発見できないのか!
つまり、添え木をしたメガネ型ルーペを探すの専用で、メガネ型ルーペが必要なようです。
よし! 今からダイソー行って買ってくるか! 急がなきゃ!
 

2021年3月28日更新の表紙

今まで何度かこのページ内で、3拍子の曲は無条件で好きだ!と書いてきました。
・・・あれ? そんな事書いたかな? ページ内ではなく、別の場で言ったのかな?

まあ、面倒臭いので、ページを読み返して確認したりはしませんけど、競馬をやる人が
葦毛馬は無条件に好きと言うのと全く一緒の論理で、無条件に3拍子の曲が好きなのです。

ところが3拍子の曲は今や絶滅危惧種となりつつあるようで 
ヒップ・ホップやダンス・ミュージックにおいては3拍子なんて絶対に無いですし
日本のポップスのメンストリームで耳にするヒット曲に関しては、わらべ「めだかの兄妹」が
最後の3拍子のヒット曲ですよね! そうですよね?・・・「めだかの兄妹」、古いですか?

・・・と、3拍子の曲が絶滅危惧種である事に肩を落とし、しょんぼりしながら聴いたのは
「A Young Person's Guide To Blue-Very」というコンピレーション盤。
これはブルーベリー・レーベルから2021年3月に出たCDですが
1曲目から小林しのちゃんの歌声が聴こえてきて、落ちた肩が上がった(?)のでした。

この1曲目、ユメノマの「ロマンティーク」という曲にしのちゃんはヴォーカルで参加していて
「ゆらりゆらり」と「ららら」を繰り返す歌詞で、可愛らしいというより美しい歌声が響きます。
途中からリズムが変わり「ららら」部分は・・・出たぁー! 3拍子だぁぁぁー!

「ロマンティーク」は2020年に配信でリリースされていた曲で、聴いてはいたのだけど
うーん、何だか、妖しげな曲調だし、何だかなぁ・・・と思っていた何だかなわたくし。
しかし、こうやってコンピレーションの中の1曲として他の曲と一緒に聴くと印象が違うぞ!
何なんだこれは! 凄く良く響き出した! 特に3拍子に変わる部分は絶品だね!

そしてこのコンピレーション盤の特典CD-Rには4曲のデモ音源が入っていましたが
何と! ここでも1曲目に小林しのちゃんの「The Secret Of Usako」という曲がぁぁぁー!
いつもはギター伴奏でのデモですが、今回は珍しくキーボードの演奏で歌っています。
そして、そして、可愛らしいのにミステリアスなこの曲、何と3拍子ですよぉぉぉー!
うわぁぁぁー、3拍子! もちろん無条件で好きです。 歌詞は英語ですよぉぉぉー!

はい、そのコンピレーション盤のジャケットはこちらになります。
 
AYoungPersonsGuideToBlueVery.jpg
 
「A Young Person's Guide To Blue-Very」 (2021)
日 blue-very label blvd-020 (CD)


若いヤングの3人組が手に取ったレコード盤は
サイズ的に7インチのシングル盤ですね。
曲はもちろん3拍子の曲に間違いないですよ!

という事は、千昌夫「星影のワルツ」か
わらべ「めだかの兄妹」のどちらかだね!
この他に3拍子の7インチ・シングルなんて
思い浮かびませんからね。
 
このCDは緊急企画盤だったようで、配信済みの曲と、古い曲のサプライズ収録(?)が
中心にはなっていますが、ここでしか聴けない、この盤のための完全新曲もあります。

緊急企画盤ながら、レーベル・カラーに則した、ギター・ポップ〜ネオアコ〜シティ・ポップが
良い感じで配置され、1枚のアルバムとしても完成度が高くなっているし
はじめて聴くアーティストも多いけど、どの曲もかーなり良いですよぉぉぉー!

なお、わたくし、「めだかの兄妹」の7インチ・シングルは「セブンインチ」ではなく
「ななインチ」と発音しているモンで、CD2曲目に収録の「101 Dalmatians」も
「ワン・ハンドレッド・ワン・ダルメシアンズ」ではなく
「ひゃくいち・ダルメシアンズ」と発音してしまっています。

こんな発音じゃ英語に弱いのがバレてしまうので、何とかバレないために考えました。
これから3拍子は「さんびょうし」ではなく「スリーびょうし」と発音する事にしますよ!
よし、これで完璧だ! あいつは英語力が高い!と噂になっちゃうかも。 どうしよう。

さて、じゃあ、スリーびょうしの「ロマンティーク」の入った、このコンピレーション盤
あと3回リピートします・・・あ、「3回」も「さんかい」ではなく「スリーかい」と発音しますよ!
 

2021年3月5日更新の表紙

ビー・フラワーの22年ぶりのフルアルバム「何もかもが駄目になってしまうまで」が
2020年11月に出ましたが、とても評判が良いので、僕も購入して聴いてみました。

こ、これは・・・す、素晴らしい! 1980年代英国のバンド、フェルトやスミスなどを思わせるサウンドに
おお!となって掴みはオッケー!だし、とにかく曲が良い! ずらりと名曲が並んでいてびっくりだぜ!

実はビー・フラワーは、インディーズ時代の2枚「ペニーアーケードの年」「ムクドリの眼をした少年」と
東芝EMIからのメジャー・デビュー盤「World's End Laundry」までの3枚のCDを持っていたのだけど
東芝のヤツを聴いたら、何かメジャー感出てイヤだなぁ・・・と、次のアルバムは買いませんでした。

まあ、あれです。 「メジャーに行った途端に嫌いになる」や「人気が出たから嫌いになる」といった
聴く側の意味不明な勝手な嫉妬によって嫌いになる、若い時にはありがちな音楽あるあるです。
ちょうどこの頃、1960〜70年代の英米ロック〜フォークやら、アイリッシュ・トラッドやらを聴き出して
そっちばっかり追い求めて、日本のギター・ポップまで手が回らなかった、というもあったのかなぁ。

その後、「CDを整理しないとどうにもこうにもならない期」の時に3枚のCDも処分してしまい
手元に残ったビー・フラワーの音源は、こちらのオムニバス盤に収録されている
「グライダーと長靴」「君がいなくなると淋しくなるよ」の2曲だけになりました。
 
TheBirthOfTheTrue.jpg
 
「The Birth Of The True」 (1992)
英 Sugarfrost frosty 2 (LP)


このLPは日英混合のオムニバス盤、全11曲入り。
日本からはビー・フラワー、ネロリーズ、ペネロープスが参加。
日本勢、英国勢、どちらも素晴らしく、どの曲もとても良くて
名オムニバス盤の内の1枚ですね。

全バンドの中でビー・フラワーだけが日本語で歌っており
逆に最も目立っています。 収録された2曲とも名曲レベルですが
クリエイション期のフェルトしまくるキーボードに
心を奪われる 「グライダーと長靴」はちょっと凄いぞ!
 
そしてビー・フラワーのCDを処分してしまってから10年以上経ったある日
小林しのちゃんの可愛らしい歌声を求めて、ビー・フラワーとランドリーズのスプリット・フレキシをゲット!
しのちゃんは2曲目のランドリーズの「I Call Your Name」にゲスト・ヴォーカルで参加していて
この曲を激しく激しく聴いてきた事は、今まで何度も何度も激しく激しく書いてきました。
 
AnotherSunnyDay.jpg
 
b-flower/The Laundries
「Another Sunny Day/I Call Your Name」 (2018)
日 Seeds Records Flexi 001 (7'Flexi)
 

このフレキシで思いがけずビー・フラワーの音に再開したのですが
「Another Sunny Day」という曲は12弦ギターが入って
サイケデリック感もある素晴らしいフォーク・ロック・ナンバーだぁ!

八野さんの独特な高い声質のヴォーカルのせいなのか
サウンドの厚みやエコー感のせいなのか、12弦ギター入りでも
バーズではなくて初期プライマル・スクリームを感じます。
日本語なのに英語のように聴こえる響きの歌詞も見事!
 
「Another Sunny Day」はニュー・アルバムにも収録されているけれど
アルバム・ヴァージョンはフレキシ盤とは違うロング・ヴァージョンになっています。
 
UntilEverythimgGoesWrong.jpg
 
b-flower
「何もかもが駄目になってしまうまで」 (2020)

日 Seeds Records SEEDS009 (CD)


で、これがインスト2曲を含む全11曲入りのニュー・アルバム。
瑞々しさ溢れるオープニング・ナンバー「イノセンスミッション」から
パパパならぬファファファ・コーラス&印象的なトランペットが入って
うわぁ!これイイ!やっぱりネオアコってイイ!となる事うけあい。

スミスしまくる「つまらない大人になってしまった」を聴いて
あの頃思い描いていた未来とは違う未来を生きている自分に
僕もつまらない大人になってしまったよ・・・と落ち込んだりしながらも
マイナー調の切ないメロディーが胸に染みる最後の「葉桜」まで
約37分で一気に駆け抜ける程良い収録時間もナイスな傑作だぁ!
 
そしてこのアルバム、2021年3月現在では、アマゾンやタワーやHMVの大手では扱っていなくて
全国でも数店舗でしか買えず、簡単に入手できないっていうのもイイじゃないですか!
各種サブスクリプション・サービスにも無いので、聴くにはCDを買うしかないってイイじゃないですか!
近々カセット・テープも出るらしく、アナログ盤も検討されているとの事、イイじゃないですか!

八野さんご本人談では今後サブスクリプション・サービスも考えているらしいですが
僕としてはやらないで欲しいです。 配信に乗ると、せっかくの良い音楽の価値が下がるというか・・・
いや、CDを買って聴いても、配信で聴いても、出てくる音は同じなので
音楽の価値は何ら変わらないのは知っていますが・・・そういう事じゃないのです。

「メジャーに行った途端に嫌いになる」や「人気が出たから嫌いになる」と同じタイプの
「サブスクやったから嫌いになる」で・・・やっぱり僕の意味不明な勝手な嫉妬ですけどね!
 

2021年2月5日更新の表紙

もう何度も、いつも、いつでも、言っていますが、収納に困っています。

それでも買ってしまうので、収納場所確保のため仕方なく処分。
処分したら収納場所が増えるので、いい気になりまた買ってしまい
暫くは大丈夫だけど、すぐ収納に困る・・・の繰り返しをもう何十年もしているのですよ!・・・てへへ。

そして今、正に収納に困っているので、また次の処分作品を吟味しています。
そうしたら、もうとっくの昔に処分したつもりだった作品がまだ手元にありました・・・てへっ。
とっくの昔に処分した気でいたので、どれも聴いたのは10年ぶりくらいかな。 では吟味します。
 
ThisIsOurArt.jpg ThisIsOurArtBack.jpg
The Soup Dragons 「This Is Our Art」 (1988)
独 Sire Records WX 169 (LP)

 
スコティッシュ・バンド、スープ・ドラゴンズ。
個性的なルックスのメンバーの裏ジャケ!
出てくる音も個性的!って事で
何だかコミカルな感じもあるビート・ポップと
パッパラなギター・ポップ曲も入っています。
ただ各曲が弱く、アルバムとしては微妙。

そんなんで、とっくの昔に処分した気でしたが
この度、レコード棚の隙間から出てきました。

この後、バンドは大変身し、とってもイカした
最高のアルバムを3枚発表しています。
そんなバンドなので、これも処分せずに
残しておいたのかなぁ。
処分するかどうか迷う・・・微妙です。
 
BeatTorture.jpg BeatTortureBack.jpg
The Times 「Beat Torture」 (1988)
英 Creation Records CRELP 038 (LP)

 
ノイズ・バンドみたいなジャケットで怖い!
こと、英国バンド、タイムスの
クリエイション移籍第1弾アルバム。

タイムスの作品は何枚か持っているけど
このアルバムは何だか中途半端な
ガレージ系サイケ・フォーク・ロックな内容に
微妙だ!と感じていたので
とっくの昔に処分したと思っていました。
実際にクリエイション移籍前の作品は何枚か
処分しています。(処分したのはCDです)

が、この度、レコード棚の隙間から
このLPがひょっこり出てきましたよ。
微妙に良い曲も少々入っていて・・・微妙。
栄光のクリエイション・レコードからだし
処分するかどうか迷う・・・微妙だ。
 
ShoreLeave.jpg ShoreLeaveBack.jpg
Yung Wu 「Shore Leave」 (1987)
英 Rough Trade Records ROUGH 118 (LP)

 
アメリカのバンド、ヤング・ウーは
フィーリーズ(The Feelies)の別プロジェクト。

本体のフィーリーズはかなり前に
処分したのに(処分したのはCDです)
なぜか、このLPはレコード棚の
隙間に押し込まれていました。

本当に久々に聴いたら
ジョン・ライドンを情けなくしたような歌声の
男性ヴォーカルが歌う
インディー・ギター・ポップの趣でした。
カントリーっぽさが無いので
UKバンドっぽくて・・・こんなんだったっけ?

うーん、まあまあ良い気もするし、何か微妙。
栄光のラフ・トレード・レコードからだし
処分するかどうか迷う・・・微妙だ。
 
・・・と、微妙、微妙と言って、悩んでいる内に、また新しいアルバムを買ってしまう事になるので
早く決断しないとなぁ・・・と思っている内に、また新しいアルバムを買ってしまいました・・・てへへ。
それも1枚ではなく、何枚も買ってしまいました・・・てへっ。

買ってしまったという事は、レコード棚に収納できずに、その辺に置かれているって事だね・・・てへへ。
てへてへ言っている場合では無いのもわかっているけど、てへてへ言わずにはいられない
この気持ち、わかってくれるかな?・・・そう、ちゃんと盤を買わないとダメな体質なのです。
だからこれだけは強く言いたい、データじゃ絶対ダメ! ダメ!絶対!・・・てへっ。

で、これは買ってしまった内の1枚・・・ジャケットが青いね! 素晴らしき、ホイットニー!
 
Candid.jpg CandidBack.jpg
Whitney 「Candid」 (2020)
米 Secretly Canadian SC409 (LP)

 
ホイットニーはアメリカのバンド。
この3rdアルバムは全曲カバーで構成。

元曲をほとんど知らないのだけど
ほのかなカントリー風味と
男性ファルセット・ヴォーカルが乗ると
ホイットニー色に染まりますねぇ。
どの曲もオリジナル曲みたいに響きます。

彼らの作品はいつも、こもった録音状態で
この作品も相変わらず、こもった音です。
素晴らしい・・・ずっとこの音でやって欲しいね。

アナログ盤はダウンロード・コード付きで
このように、LPを買うと付いてくる
ダウンロード音源を聴くのはオッケーです。
さっきデータは絶対ダメ! ダメ!絶対!
って言ったのと矛盾しているけどね!
まあ、そういう体質なのです・・・てへへへっ。
 

2021年1月4日更新の表紙

2021年になりましたね! おめでとうございます! お・め・で・と・う!
このおめでとうは、新年のおめでとうもありますが、どちらかというとリサちゃんが
レコード大賞を受賞したおめでとうです・・・特別彼女のファンというわけではありませんが・・・

てな感じで2020年末にテレビでやっていた音楽番組なども、けっこう見たのですが
女性ヴォーカルものは、リサちゃんはじめ、何だか皆さん、熱唱型ばっかりでしたね。
世間一般ではこういった熱唱型ヴォーカルが人気があるという事かぁ・・・
僕のレコード棚に熱唱型女性ヴォーカルはほとんど無いので、世間一般との乖離が心配です。

この年末、年始に聴いていた女性ヴォーカルものを考えてみると
その乖離ぶりがより一層わかるので、何枚か並べてみます。
今までに紹介した事が無い作品を選んだつもりだけど、もし前にも書いていたら、メンゴ、メンゴ。
 
Moon.jpg
 
Snowbird 「(Moon)」 (2014)
欧 Bella Union bellav434 (LP)

元コクトー・ツインズのサイモン・レイモンド(英)の
サウンド・メイキングにステファニー・ドーセン(米)の
美しいヴォーカルが複雑に幾重にも重なり
出てくる音は、後期のコクトー・ツインズそのもの!
このアナログ盤は本編の「(Moon)」に加え
リミックス盤「(Luna)」も入った2枚組。
更に「(Moon)」「(Luna)」のCDも封入され、計4枚組で
サービス満点!な、おもてなし精神に溢れた1枚。
いや、4枚か! お・も・て・な・し!
 
Sundur.jpg
 
Pascal Pinon 「Sundur」 (2016)
独 Morr Music 147 (LP)

アイスランドの双子デュオ、パスカル・ピノンの3rd。
前2作に比べると、アート度がアップした作品で
ポップさの後退した地味系な作品ですが
2人の柔らかで愛しいハーモニーは健在。
アナログ盤はダウンロードのサービス付きです。
右側のヨフリヅルちゃんはJFDR名義で絶賛活動中。
これを見てファンになるエロ・オヤジの人続出中?
youtube.com/watch?v=ay1iR3fZRjc え・ろ・お・や・じ!
 
Awaken.jpg
 
Caoilfhionn Rose 「Awaken」 (2018)
英 Gondwana Records GONDLP026 (LP)


イギリスのカオイルフィオン・ローズちゃんの1stアルバム。
彼女はサウンドは全然トラッド色が無いのに
なぜかトラッドの香りを感じるという不思議な感覚があります。
美しい声で、サラっと、難しい曲を歌い回すような感じで
今後大物になりそう。 今の内に青田買いしておかないと!
あ・お・た・が・い!
なお、このLPにダウンロードのサービスは付いていません。
 
BetterAtNight.jpg
 
Natalie Evans 「Better At Night」 (2018)
英 Small Pond Recordings SPR116LP (LP)

イギリスのナタリー・エヴァンスちゃん。
オルタナティヴなようで伝統的なフォーキー・サウンドを
ロリータ・ヴォイスで聴かせてくれ、可愛いです。
基本はアコギだけど、ハープも少々弾きます。
B面後半3曲はなぜかピアノによる美しいインスト・・・なぜだ?
な・ぜ・な・ん・だ!
あ、このLPにダウンロードのサービスは付いていません。
 
MirrorMirror.jpg
 
 
Caira Paravel 「Mirror Mirror」 (2018)
米 God's Eye Records GE-002 (LP/2019)


アメリカのカイラ・パラベルちゃん。 美しく儚い歌とサウンド。
2018年末に配信先行でリリースされ、2019年になってから
このアナログ盤は流通した模様です・・・たぶん。
作曲者クレジットが無いけど、Ann Briggsの 「Fine Horseman」
Love 「Andmoreagain」、John Cale 「Big White Cloud」
Vashti Bunyan 「17 Pink Sugar Elephants」
Joan Baez 「The Magic Wood」・・・など
聞き覚えのある曲が多く、サイケ・フォーク方面のアレです。
もしかしたら全10曲、全部カバーなのかもね!
も・し・か・し・て!
そして、ダウンロードのサービスは付いていません。
 
DreamOn.jpg
 
Alice Boman 「Dream On」 (2020)
スウェーデン Adrian Recordings AR12" 314 (LP)

スウェーデンのアリス・ボーマンちゃん。
キーボードを弾きながら歌うシンガー・ソングライター。
地味だけど、けっこうポップなのでメジャー感もあり
キーボードの音色にプログレ風味が漂う曲もあります。
僕を睨みつけるジャケットに、ごめんなさい!と謝るしかないけど
囁き系の可愛いヴォーカルで魅了してくれ、ああ、たまらんねぇ。
た・ま・ら・ん・ね!
このLPも、ダウンロードのサービスは付いていません。
 
CrossedFingers.jpg
 
D-Day 「Crossed Fingers」 (2006)
日 Caraway Records CARA 3014-15 (CD)

1980年代の日本のバンド、D-Dayの2枚組アンソロジー。
ヴォーカル川喜多美子ちゃんの歌声が鬼のように可愛くて
シトロン浮かべたハッカ水が飲みたくなる事うけあい!
(収録曲「CITRON」より)。
当時のアルバム「Grape Iris」(1986)はお茶の水のジャニスで
レコードを借りて、カセット・テープに録音して聴いていました。
なので手元にLPはありません。 あ・り・ま・せ・ん!
メンバーへのインタビューなど読み応えのあるブックもイイよ!
 
ColdAndWarmWinter.jpg
 
小林しの 「Cold And Warm Winter」 (2020)
日 Philia Records (配信)

そして、そして、囁き系の可愛らしい歌声、小林しのちゃん!
2020年末に突然3曲が配信リリースされ、あたふた、あたふた。
1曲目「うさぎのウシャンカ」は物凄い名曲「人魚の夜」の
続編のような曲調で迫る物凄い名曲!
2曲目「小さな夜」はnoteで、3曲目「星の色に似た海」は
Soundcloudで、それぞれデモ・ヴァージョンを何度も
聴いていましたが、それが完成形で聴ける幸せ。
3曲とも、本気で、本当に、素晴らしいです。
もう、この言葉しかありません。 ありがとうございます!
あ・り・が・と・う!
なお、noteには「解放区」のデモ・ヴァージョンもあります。
あ・り・が・と・う!
 
Arigatou.jpg
 
中島みゆき 「あ・り・が・と・う」 (1977)
日 キャニオン・レコード VF-9012 (LP)

あ・り・が・と・う!って事で、追加でこれも聴いておきます。
中島みゆきは曲によって歌い方を変え、熱唱型もあるけど
このアルバムでは熱唱型の曲は見当たりません。
今にも音程がはずれそうではずれない独特のヴォーカル。
歌詞ばっかりに注目が集まるけれど
実は凄いメロディ・メーカーでもあります。

音楽を作って、歌ってくれる皆様!
たくさん、たくさん素敵な曲を、あ・り・が・と・う!
本当に感謝しかありません。
今年も素敵な曲をよろしくお願いします。
 

表紙へ戻る

inserted by FC2 system