デビュー・アルバム「Espers」 そしてミニ・アルバムの「The Weed Tree」という
あまりにも素晴らしい傑作を連発してしまった米国のバンド エスパーズ。
そんなんで凄い期待を抱いて2nd「Espers II」もダッシュで購入してダッシュで聴きましたが
前2作ほどの驚きと感動は無く こりゃー残念・・・エスパーズ失速か?てな感じでした。
それでもまだ期待をしてしまっていて メンバーのソロや関連作品にも手を出す始末。
エスパーズ関連作品は次から次へと色々出るので ねずみ講的に増えて行き危険なので
もうやめたいけど「私をエスパーズに連れてって!」と心が叫んでいるのでやめられません。
まあ この心の叫びは「私をスキーに連れてって!」と同じノリの 軽ーいノリですけどね。


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ESPERS 「ESPERS II」 (2006)
米 DRAG CITY DC310 (LP)
1 Dead Queen
 2 Dead King
 3 Children Of Stone

 B1 Moon Occults The Sun
  2 Cruel Storm
  3 Mansfield And Cyclops
  4 Widow's Weed

メンバーのソロ作などを語る前にまず2ndアルバム「II」を語って頭の中を整理しなければいけません。
1st「Espers」はメグ・ベアード(Meg Baird) ブルック・シーティンソンズ(Brooke Sietinsons)の女性2人と
男性のグレッグ・ウイークス(Greg Weeks)の3人組でした。 次のミニ・アルバム「The Weed Tree」から
オットー・ハウザー(Otto Hauser) クリス・スミス(Chris Smith)の男性2人と女性のヘレナ・エスピヴァル
(Helena Espval)が加入し 男性3人 女性3人の6人組になり この「II」もその6人で製作されています。

エスパーズの楽曲の最も典型的なパターンは フォーキーに哀しげに始まり 美しい女性ヴォーカル
あるいは虚ろな男性ヴォーカルが歌い 曲が進むにつれチェロやリコーダー他の楽器が妖しげに切り込み
後半歪んだエレキ・ギターがギュイーンと入りじわりとサイケデリックなワールドへと誘います。

1stアルバムではそのパターンに見事にハマりましたねぇ。 聴いていると音の中へ溶け込んでいって
もう戻ってこれないような感覚にとらわれて頭の中で同じフレーズがグールグル回っていたものですが
この2ndでは僕がそのパターンに慣れたのか何なのか 1st程の「戻ってこれない感覚」はありません。
そんな訳であまりにも強力だった前2作ほどの驚きと感動は無く残念・・・という結果になったのです。

しかし それでも そこら辺の変なクソ・バンドと比べたら そりゃーもちろん素晴らしいいですよ!
相変わらず哀しげで美しいメロディーが気分を落ち込ませてくれるし メグ・ベアードの歌声は美しいし
サウンドも最も典型的なパターンのじわりとサイケデリックなワールドへ誘ってくれるタイプの連続なので
LPに帯をつけるとしたら「これがエスパーズ・サウンドだ!」とか「エスパーズ・サウンドの決定版!」とか
文字を入れたくなる ディス・イズ・エスパーズな音にはなってはいるのですけどね。

A2は「The Weed Tree」に入っていた曲の別ヴァージョンで 全7曲しか入っていなのに内1曲が再録曲
ってゆーのもマイナス・ポイント。 うーん以前のエスパーズにはマジックがかかっていたのでしょうか。
何だかわからないけれど凄さがありました。 ただ1stから一貫性のあるアートワークは素晴らしいですね。

エスパーズのレヴュー・・・第93号 2004/12/16 米国アシッド・フォークの「天然さん」と「お狙いさん」
                第114号 2006/5/11 そこはかとなく偉い!英ウイチタ・レーベル
 


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GREG WEEKS 「BLOOD IS TROUBLE」 (2005)
米 BA DA BING ! BING044 (CD)
1 Day For Night
2 Dusted
3 Violence Lake
4 Eyes Arise
5 These Hands

  6 Don't You Open Up (Your Eyes)
  7 Interchange
  8 Skelp Level Rd.
  9 Aftermath
 10 Cold Light Of Quiet
 11 Wet Set
 12 Run Silent
 13 Country At Night
 14 Nearer Thine Eyes

エスパーズの頭脳とでも言うべきグレッグ・ウイークス。 彼はエスパーズ以前からソロ作を出していて
本作がすでに3〜4枚目くらいのソロ・アルバムです。 グレッグ・ウイークスにソロ作があるというのは
知っていたのですが ジャケットだけ見たら呪い系のダークネスで殺人で狂気で秘密結社なので
積極的に購入する気はさらさらありませんでした。 が ある日新宿ディスク・ユニオン中古センターで
新品未開封品が 値下げ値下げで750円くらいで落ちていたので思わず拾ってしまいました。

いやホントにこのガイコツの表ジャケと 魔女でイタコな裏ジャケを見たら 呪いの秘密結社サウンドが
流れてくるのではないか!とドキドキしながら聴いてみましたがエスパーズと似た音でほっとしました。
バックはエスパーズからオットー・ハウザー エスパーズ周辺作によく名前を見るマーギー・ウィエンク
ジェシー・スパーホーク オリオン・リーガル・ドミッシー(全員読み方適当)の4人が演奏をしています。

哀しげで美しいメロディーや フォーキーな音かと思ったらファズ・ギターがギュイーンと炸裂したりと
エスパーズと同じじゃないか!という感じもしますが 1枚のアルバムに7〜8曲のエスパーズに対し
本作は全14曲。 1曲が2〜3分台という曲がほとんどで この長さだと曲が進むにつれじわじわと
サイケデリックな空間へ導いてくれるというエスパース・サウンドになる前に曲が終わってしまいますねぇ。

ただエスパーズは音のひとつひとつが計算され尽くされたかのようで 完璧さや緊張感も放たれるので
そんなの肩が凝って困る!という人には 少々ゆるさも漂う本作の方がいいかもね。
・・・なお最も基本的な事ですが エスパーズも本作も暗いですからね! 間違えないよーに!
 


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MEG BAIRD 「DEAR COMPANION」 (2007)
米 DRAG CITY DC340 (LP)
A1 Dear Companion
 2 River Song
 3 The Cruelty Of Barbary Allen
 4 Do What You Gotta Do
 5 
Riverhouse In Tinicum
 B1 The Waltze Of The Tennis Players
  2 Maiden In The Moor Lay
  3 Sweet William And Fair Ellen
  4 All I Ever Wanted
  5 
Willie O' Winsbury


メグ・ベアードのソロ・アルバムは弾き語りに近いかたちでトラッド曲とカバー曲を中心にやってます。
これはすっげー良い! 傑作です! アルバムの魅力はメグ・ベアードの愛らしい歌声が一番なのですが
それに加えて こんなシンプルで地味な音ながら聴く者をグイグイと引き込む魔力がここにはあります。

同様の「聴く者をグイグイと引き込む魔力」は女性フォーキーでいくとヴァシュティ・バニヤンの
「Just Another Diamond Day」やアン・ブリッグスの「Time Has Come」などにあり
その2枚は真に素晴らしい音楽として永遠に語り継がれるであろう宿命を背負っているじゃないですか。
それらと同じ魔力を放つ本作が2007年というスピード感溢れる時代に存在しているなんて!
エスパーズを最初に聴いた時も今の時代にこんな空気感を持つアルバムがあぁ!とビビッたけれど
本作も「1970年代の英国のフォークが放つあの空気感」を放ちまっくってビビりまくりなアルバムです。

美しくて泣けるメロディーを持ったジミー・ウェブのA4やメグ・ベアード作のA5とB2やトラッド曲などが
何の違和感も無く10曲並んでいて どれも美しい風景として流れて行くのが泣きそな程感動的だし
ブズーキと思われる楽器の伴奏で淡々と展開するB3なんかは本当にアン・ブリッグスのようだ!
そして最後のB5はアン・ブリッグスもやっていたトラッド曲で締めるという構成! 凄い! 恐るべし!

トラッド&カバーを中心にやるというのはエスパーズのミニ・アルバム「The Weed Tree」と同じタイプで
「The Weed Tree」に大興奮して私をエスパーズに連れてって状態に陥ってしまった身分としては
今後エスパーズの他のメンバーのソロ作を追わなくなったとしても彼女だけはずっと追い続けそうです。
そして本作を聴くと彼女がエスパーズで果たしている役割がよーくわかりますね。

こちらもトラッドやってます! Meg Baird, Helena Espvall, Sharron Kraus 「Leaves From Off The Tree」
のレヴュー・・・第126号 2007/5/3 紙ジャケCDなんて燃やしてしまえ!
 


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FREN KNIGHT 「MUSIC FOR WITCHES AND ALCHEMISTS」 (2006)
米 VHF #101 (CD)
1 Song For Ireland
2 Awake, Angel Snake
3 W. Memphis
4 Murder Of Crows

 5 Lintworme, Pt.
 6 Marble Grey
 7 Shingle River
 8 The Dirty South
  9 Summer Of Throg
 10 What The Crows Left Behind
 11 Lullaby

ファーン・ナイトの2ndにはエスパーズからグレッグ・ウイークス オットー・ハウザー メグ・ベアードが参加!
いや逆にこのファーン・ナイトで歌っている女性 マーギー・ウィエンクがエスパーズにゲスト参加もしていて
エスパーズとヒジョーに近い関係にあるグループですねぇ。 これはいつファーン・ナイトのメンバーが
エスパーズ入りしてもおかしくない臨戦態勢にあると言っても過言では無いレベルに迫る勢いです。

そんな臨戦態勢なのでサウンドはもろエスパーズ! 儚く美しくて妖しげなフォーキー・サウンドです。
マーギー・ウィエンクはヴォーカルの他にメイン担当楽器がチェロで 本作にもチェロが多く登場します。
それでチェロの登場頻度高いエスパーズと似ているというのもあるでしょう。 でも最もエスパーズ風なのは
グレッグ・ウイークスのじわりとサイケデリックに迫るギュイーンと唸るファズ・ギターが入る曲ですね。

「トゥール トゥール ヤパパンパーン」のサビが印象的な1曲目から妖しげな呪い系で やる気満々だし
2曲目は哀しげにフォーキーに始まったと思ったらファズ・ギターが暴れて もろエスパーズな音です。
そんな感じで聴き進むと 各曲に「おっ」と思いますが 全部聴き終えて曲を覚えていないという現状です。
そこが暗くはあるけど実は覚えやすい印象的なメロディーの多いエスパーズとの決定的な違いですかねぇ。

ただこのように聴き終えて何となく全体像はつかめているけど 各曲は覚えられないというのは
フリー・フォーク あるいは21世紀型のアシッド・フォークとして最も「それっぽい」のではないでしょうか。
なので「それっぽい」のが聴きたい時にバッチシなアルバムです。 いやバッチグーです。
そんな覚えられない楽曲は全曲マーギー・ウィエンク作の楽曲になっています。
 
また彼女のヴォーカルは変なクセもない美声系で美しいけれど 風に流されてしまうような弱さがあります。
これは囁き声だから弱いだとか シャウトするから強いだとか そーゆー事では無く
声の持つ力が何か弱くて印象に残らないという事です。 またそれも「それっぽい」と言えばそうかも。

いやぁ中々手強い作品です。 このまま放置プレイでもいいですがエスパーズから3人も参加しているので
「私をエスパーズに連れてって」の今こそ無理してでも5〜60回は聴いておかないといけませんね。
 


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MARISSA NADLER 「SONGS III : BIRD ON THE WATER」 (2007)
米 KEMADO KEM 055 (CD)
1 Diamond Heart
2 Dying Breed
3 Mexican Summer
4 Thinking Of You

 5 Silvia
 6 Bird On Your Grave
 7 Rachel
 8 Feathers
  9 Famous Blue Raincoat
 10 My Love And I
 11 Leather Made Shoes

マリッサ・ナドラーのアルバムは2004年の1st「Ballads Of Living And Dying」を持っていたのだけど
暗めの曲調の地味なフォーク・サウンドと 綺麗な声で可愛らしいけれど何だか粘りつくヴォーカルが
こりゃー絶対一般受けしないだろうなぁというような音で あまり聴かずに放置プレイでした。

これはそんな彼女の3rdで 購入するまでエスパーズのメンバーの参加を知りませんでしたが
中古が840円で転がっていて 見つけてしまったのが運のツキ・・・仕方ねーから買っとくか・・・と購入です。
そうしたらエスパーズから グレッグ・ウイークス ヘレナ・エスピヴァル オットー・ハウザーが絶賛参加中!
まあエスパーズ的な妖しげな雰囲気はほんのり香る程度でしたが中々良いアルバムではあります。

全体的に1stより明るめで印象的に響く曲が並んでいて ヴォーカルの粘りつきもそれ程気にならないし
基本はアコギの弾き語りにちょっと他の楽器が被さる程度です。 そして前半に魅力的な曲が多く
僕は5曲目の「シールヴィア シールヴィア シルーヴィーアー」ってフレーズにやられてしまいました。
9曲目がレナード・コーエンのカバーで 残りはマリッサ・ナドラー作の楽曲になっています。

このCDにはジャケットと同じ絵柄のステッカーが付き そこに4曲ダウンロードできるパスワードがありました。
サイトにアクセスしてみたら パスワードとジップ・コードを入力しろと・・・調べたらジップ・コードとは
米国の郵便番号のようなもので よくわからないので適当な数字を入れたらダウンロード・サイトへ行けたけど
ダウンロードはできませんでした。 ・・・中古盤なので前の所有者がダウンロード済みなんだろうね。
どうやら前の所有者が打ち込んだジップ・コードと同じ数字を入れないといけないようです。
えー という事で 前の所有者の人! 見ていたら大至急ジップ・コードを教えて下さい!

なお このジャケットは 鳥と葉っぱの部分が切り抜かれて下地が見えているという凝ったつくりです。
鳥の足などけっこう細かい・・・誰かがバイトでデザイン・カッターを使って切っているとみた! 時給600円!
 


TheValerieProject.jpg TheValerieProjectInner.jpg
THE VALERIE PROJECT 「THE VALERIE PROJECT」 (2007)
米 DRAG CITY DC352 (LP)
A1 Prelude
 2 Introduction
 3 Torchlight
 4 Grandmother
 5 A Letter
 6 Tree Of Life
 7 The Sermon
 8 Eagle's Theme
 B1 Dungeon
  2 Fire Fountain
  3 The Feast
  4 Dove, Pearl, Priest
  5 Vampires
  6 Eagle's Theme (reprise)
  7 The Crypt
 C1 Else
  2 Machine Room
  3 Bookshelf Serenade
  4 Flower Girl
  5 Blood Sacrifice
  6 The Crypt (reprise)
  7 A Second Letter
  8 Hedvica
 D1 Burned At The Stake
  2 Den Of Iniguity
  3 An End To Enchantment
  4 A Final Letter
  5 Death And Rebirth
  6 Reunion
  7 Crib

ヴァレリー・プロジェクトは「Valerie And Her Week Of Wondres」という映画にインスパイアされて
フィラデルフィアの10人の芸人が集まって作られたアルバムとの事です。
実際のその映画のサントラ盤ではないので 架空のサントラ盤といったところでしょうか。

エスパーズからはグレッグ・ウイークス ブルック・サイエティンソン ヘレナ・エスピヴァルの3人が参加し
前項で紹介したファーン・ナイトの人も参加しています。 そんなんでエスパーズ〜ファーン・ナイト度
高い音ではあるのですが インストが大半だし ヴォーカル入りの曲もちゃんとした1曲という感じでもなく
フォーク作品とは言えないかなぁ・・・うーん いかにもサントラ盤といった感じの作品になっていますね。
それでもエスパーズ度高いのは もの哀しく美しい曲が多いからで そこら辺は凄いなぁと感じます。

全体的にハープとチェロをメインに使っていて時折ハープの美しい響きにはっとさせられたりしますが
何か同じような曲がダラダラと30曲もあるので 耳を傾けてじっくり聴くのはけっこう辛いものもあります。

更にLPだとA面からB面へ裏返す作業があり 2枚目の盤に変えてC面をD面に裏返す作業があり
このようなダラダラ系のアルバムだと 元々かったるい裏返し作業が更にかったるくなるので
これは裏返し作業の無いCDでBGMとして垂れ流しておいた方が気持ち良く響く作品でしょうかねぇ。

そんなんで今後ターンテーブルに乗る回数も激減激減で その内0回になってしまいそうですが
何といってもエスパーズのメンバーが参加しているし 見開きを開いた10人の肖像とかも中々良いし
LPで所有している事が嬉しいのでOKですね・・・ってCDの方が良いのではないか?と言いながら
LPで持っている事が嬉しいとか言っていると 一般人から見たらビョーキで気持ち悪いマニアだよなぁ。
ああ僕はこんな事でいいのか?と自問自答でもしときますかね・・・まあ しないけど。
 


Riding.jpg RidingBack.jpg
ESPERS 「RIDING」 (2005)
英 WICHITA WEBB083S (7")
A Riding
 B Under The Waterfall

忘れてた! エスパーズは7インチ・シングルも所有していました。 シングル盤はAB面の2曲のために
ターンテーブルに乗せるのがそりゃー面倒臭いので 聴く事よりも所有している事に意味があります。
つまりはただの自己満足で 実際シングルなどまあ聴かない聴かない。 聴かないったらありゃしない。

このシングル盤はリリース当初は新品で1000円程度で店頭に並んでいましたが たった2曲のために
1000円も出せるか!と見送りました。 しかしミニ・アルバムの「The Weed Tree」を聴き その凄さに震え
エスパーズ凄すぎる! 私をエスパーズに連れてって! となったのでシングルも欲しくなったのですが
その時はすでに店頭からこのシングルは消えていて しまった! 手遅れか! とあたふたしましたよ。

が! 2007年の秋に たまたま渋谷のタイニー・レコードの閉店セールに行ったらありました!
セール価格で確か650円くらいでゲット!・・・まあそれでも中古シングルの価格としては安くは無いけど
欲しかったものが思いがけず入手できたので 自己満足に浸ってニヤニヤしているという訳です。
なおタイニー・レコードは実店舗は閉店しましたがインターネットの店舗は営業中ですよー。

A面の「Riding」はエスパーズ・サウンド炸裂の名曲! もの哀しいメロディーでフォーキーに始まり
グレッグ・ウイークスのヴォーカルが虚ろに歌い ファズ・ギターが炸裂し オートハープがジャラーン!
徹底した聴き比べはしていませんが どうやら1stアルバム収録のヴァージョンと同じようです。
「Riding」のメロディーはずーっと何かの曲に似ているなぁと思っていたけど やっとわかりました。
メアリ・ホプキンの「Earth Song/Ocean Song」の最後をしんみりと締める「Ocean Song」にちょい似です。

そしてB面はマニア垂涎のアルバム未収録曲! グレッグ・ウイークスとメグ・ベアードがハーモニーで歌う
スロー・テンポの哀しげな曲で 聴いているとどんどん落ち込みそうで・・・これもエスパーズ・サウンド!

1stアルバムのジャケットと同じ絵柄のポストカード付きでアートワークは相変わらず素晴らしい!
エスパーズのシングルはいまのところこれ1枚しか出ていないようですね。

さて エスパーズのメンバーが参加しているアルバムってゆーのは まだまだあるようです。
プロデューサーとしてのグレッグ・ウイークスも注目だし エスパーズ関連作品は色々と増殖しているので
次から次へ購入していくとなると 私をエスパーズに連れてって!なんて軽いノリでは対処できません。
ある種のマルチ商法で霊感商法です・・・確かにエスパーズの音に「霊感」って言葉は似合うよなぁ。
 

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