ビクターエンタテインメント VICP-61206 (CD/2000) | |||
OWN UP 1 I Have A Love 2 Help 3 Is This What I Get For Loving You Baby ? 4 Night Time Girl 5 Life Is But Nothing 6 The Spinning Wheel 7 Happy Times 8 Sha La La La Lee 9 We Can Work It Out 10 As Tears Go By 11 The Time Is Right 12 The Summer's Ending 13 Play With Fire 14 Why Can't They All Go And Leave Me Alone ? THAT'S ALL 15 Sitting On A Fence 16 Hey Girl 17 Listen 18 You're So Good For Me 19 Green Circles 20 Life Is But Nothing 〜Happy Times 〜Do You Wanna Dance 21 True Story 22 Simplified 23 Step Out Of Line 24 You'll Never Get To Heaven 25 Crystal Ball 26 Coldest Night Of The Year bonus tracks 27 Baby I Want You 28 She's Always On My Mind | トゥワイス・アズ・マッチの1stと2ndの合体CDは かつてプラスチック・ケース入りの日本盤も出ていました。 1年以上も前の事ですが そのプラ・ケース入りが とある店でずーっと売れ残っているのを発見し 次回行った時まだ売れ残っているようであれば 僕が救ってあげましょうかねーと思っていたのでした。 そんな時紙ジャケで新装して出まーすという情報を知り 紙ジャケの方を購入してしまったのです。 収録曲と金額でさほど違いが無いのであれば 収納に困っても紙ジャケットの方を購入でしょう。 だいたい僕は長い事CDを否定していた時期があり CDを導入したのは1990年代になってからです。 1980年代後半にもなると これがデジタル時代のレコードだ! さあお前らCDを購入しやがれ! と言わんばかりに レコード屋からLPが消えていったじゃないですか。 断りもなく勝手にCDに移り変わる態度がイヤだったし 何といっても否定の最大の理由はあのケースでした。 あれって幅が1センチもありやがるんですよ! さてトゥワイス・アズ・マッチですが ビーチ・ボーイズの 「ペット・サウンズ」 のような各楽器の絡みに 更に豪華にストリングスやホーンが入り ちょっと健康的にしたようなサウンドが展開されます。 とても優しげな2人のコーラスが心地良いですねぇ。 英国フォーク・ファンから見たこのCDの最大の売りは 26曲目でヴァシュティ・バニヤン様が歌っている事です。 ヴァシュティ様の今にも消え入りそうなあの歌声が いきなり曲の頭から流れてくるという凄い構成の曲です。 この曲は300回位連続で聴くべきです。 いや・・・聴け! でも僕が連続で聴いたのはビートルズのカバー2曲目。 モータウン・サウンド炸裂ぶりが最高。 これは良い! |
伊 AKARMA AK 086 (CD/2000) | |||
1 Make Believe Girl 2 Harlequin And Columbine 3 Wicker Basket Weaver 4 Like Morning 5 In My Garden 6 I've Got To Get To Know You (bonus track) 7 Hiding There 8 Comical Wise 9 Let Us Go Dancing 10 I'm Glad There Is You 11 Fresh Out 12 Forever A Willow (bonus track) | ヤバいアイテムの紙ジャケCD化でマニア殺しといえば イタリアのアカルマというレーベルです。 そして紙ジャケCD化と共にLPでの再発もしているという かなり危険なレーベルなので今後の動向も要注意ですね。 このレーベルはかつてデジパック仕様CDを 多く出していたような気がしますが デジパックって普通のプラ・ケース以上に最悪ですね。 あれってトレイのツメが折れたらジ・エンドじゃん。 最近ドイツのレパートワーがデジパックに移行中で やめて欲しいなぁーと思っているんだけどねぇ。 アカルマの紙ジャケCDはオリジナルLPの再現では無く とにかく紙ジャケで出すっていうコンセプトでしょうか。 アカルマからは英国フォーク物も何枚か出ていますが このヴァージニア・ツリーっていうババアのアルバムも ジャケットはオリジナルと違うみたいですね。 いや この人ババア顔だけど若いのかも知れません。 なんか髪型がねぇ・・・ババア・パーマネントじゃん。 1曲目から初期のブリジット・セント・ジョン様のような ベース音を強調したアルペジオによる素朴な弾き語りです。 エレキ・ギターとドラムスが入るバンド編成のロックな曲や ダブル・ベースやピアノが絡むジャズ・ヴォーカルな曲も 収録されているというおしゃれさんな内容です。 弾き語りタイプの曲が多いのでフォーク度は高いですね。 そして歌声もまろやかで素直なので安心して聴けます。 裏ジャケに印刷されている曲順はオリジナル通りですが これが大ウソでグシャグシャに入っているんですよ。 左の曲順は実際に入っている順に直しておきました。 オリジナルLP通りだと A面7〜5〜4〜3〜10 B面1〜2〜8〜9〜11 となります。 ボーナス曲の6はイージー・リスニングしまくるインストで これはアルバムの中ですっげー浮いていて最高だぜ。 よく聴くとバックにブチブチとノイズが入っていて 盤起こしっぽいですね。 あぁー有難や有難や。 |
伊 AKARMA AK 097 (CD/2000) | |||
1 One Step 2 Never Make A Dollar That Way 3 I've Got My Ticket 4 What A Lot Of Woman 5 Siince I Feel For You 6 Driving Wheel 7 Mr. Wiffen 8 Blues Was The Name Of The Song 9 Mention My Name In Passing 10 More Often Than Not | アカルマの紙ジャケでもう1枚 デヴィッド・ウィフェンです。 見開きジャケットになっていますがオリジナルLPを 見た事が無いので 「とにかく紙ジャケで出す」 の アカルマ商法にのっとったタイプかどうかは分かりません。 レコード屋でこのCDを手に取った瞬間 誰だよこのオヤジ!と叫びたくなる素晴らしい顔のアップ。 7:3分けのおちょぼ口なオヤジがイヤーな感じですねぇ。 それも斜めに傾いているのが又いやらしいぜ。 裏の曲目を見たら10曲目は愛すべきカナダ人男女デュオ イアンとシルビアもやっている曲じゃあないですか。 「危険度高くて安心」 のアカルマ・レーベルだったし 相当迷った(30秒間)末に購入に踏み切りました。 という事でよく知らないオヤジだったので少々調べた結果 このオヤジはカナダ人である事が判明しました。 そしてどうやら1stアルバムのようです。 1971年のアルバムという事で あの時代らしい 典型的なシンガー・ソング・ライター作品になっています。 1曲目と5曲目だけ他の人の作品で残りは自作です。 ヴォーカルは渋ーい低音バリトン・ヴォイスで これは良いいぃーと大騒ぎするような曲はありませんが 穏やかな朝の目覚めを思わせるホーンが入る1曲目や ザ・バンドのような力強さを持った6曲目が良いですね。 カントリー・ロック風味も随所に見られ 聴き込む程にじわりと味わい深い好作品ですよ。 10曲目はイアンとシルビアのヴァージョンでは 不自然にフェード・アウトしてしまう終わり方で さて作者ヴァージョンはどうなんだろうと期待しましたが こちらも不自然なフェード・アウトで こーゆー曲なのねぇ。 全体的にも変なフェード・アウトをする曲が多いので 変なフェード・アウト・マニア(いないけど)は必携です。 |
韓国 SI-WAN SRMC 0067 (CD/2001) | |||
1 Faintly Blowing 2 Poem 3 Snapdragon 4 A Story From Tom Bitz 5 (Love Song) For Annie 6 If You So Wish 7 Opinnion 8 Bless The Executioner 9 Black Fjord 10 The Feathered Tiger 11 I'll Kiss You Once 12 Music bonus tracks 13 A Dream For Julie 14 The Sky Children 15 Jenny Artichok 16 Just How Much You Are 17 Do It Again For Jeffre | 韓国のシー・ワンも紙ジャケットのCDを出しています。 英国の方のカレイドスコープの2ndアルバム。 これはジャケットの写真がピンぼけ気味だし 盤とブックレットの収納部分がピッチリしていて 引き出すのに一苦労じゃないですか。 表ジャケと内ジャケの張り合わせ部分も作りが甘いし こーゆー輸入盤を見ると日本盤の作りの良さは ホントすげーなーと思いますよ。 更にレパートワーがCD化している1stアルバム 「Tangerine Dream」 とボーナス・トラックが4曲も被り ボーナス曲方面の作りも甘々なのですよ。 さすがシー・ワンです。 ひと味違います。 このバンドはよく英国フォークの文脈で登場しますが 本アルバムはポップなサイケ路線のアルバムで 決してフォークではないので注意が必要です。 必殺室内楽フォークっぽい構成の曲もありますが 全体的に音が爆裂ぎみで繊細さが感じられないので やっぱりサイケ時代の音なのですよね。 ボーナス曲の17曲目が一番好きですね。 この曲には永遠を感じさせるメロディーがあります。 ザ・ムーヴの 「ブラックベリー・ウェイ」 級の名曲です。 バンド名をフェアフィールド・パーラーに改名した時代の 「From Home To Home」 「White Faced Lady」 は 第28号でレヴューしています。 |