レビュー第196号、相変わらず読み方適当であいすいません!こと、ソモアー・レコード!
・・・はい、という事で、お待たせしました。
ここにきて遂に!ソモアー(Sommorの読み方適当)の謎が明らかに!
ソモアーはスペインのギュエルセン(Guerssenの読み方適当)傘下のレーベルで
ソモアーもギュエルセンもレア盤の再発を多くしており危険度高いです。
そして、読み方も適当ですが、もちろんレビューも適当で、あいすいません!


PARADISE SQUARE 「NEVER THOUGHT I'D SEE THE DAY」 (1974)
欧 Sommor Records SOMM020 (LP/2015)
A1 NeverThought I'd See The Day
A2 Freedom
A3 Bird In A Cage
A4 Rosemary's Song
A5 Ask Me Who I Am
A6 Lorraine
 B1 A Song For Judas
 B2 Winter Lady
 B3 The Lord Jesus Said
 B4 Spaces
 B5 Lead Me To Jesus
 B6 Lullaby
 B7 Day Sinks
1974年に100枚プレスされたという、ブリティッシュ・クリスチャン・フォーク、パラダイス・スクエア。
このテのプライベート盤ではカバー曲やトラッド曲が多く収録されている場合も多いですが
このグループはメンバーの作ったオリジナル曲中心で、本気度(?)の高い真剣なアルバムです。

基本路線はアコギ1本か2本の伴奏で、時折バイオリンも入ります。
メンバーは5人いて、バイオリンのメンバー以外は全員ヴォーカルをとるのですが
なぜかハモったりせず、ほぼ全編ソロ歌唱になっています。 もちろん女性ヴォーカルもいますよ!

・・・と、相当地味な内容で、当然音もこもっているし、聴いてはいけない物を聴いているような
レア・フォーク独特の妖しげな雰囲気が漂うけど、それだけで終わらせてしまうにはもったいない
良いメロディーのオリジナル曲の連発で、実はけっこう聴きやすい非トラッドのフォークなのです。

ジャケット左側の帯のように見える部分はシュリンクの上から貼られたシールです。
このシールにはバーコードも印刷されていて、バーコードの番号は40から始まっているので
スペイン盤ではなくドイツ盤なのでしょうか? レーベル面にはMade in the EECとあります。

このLPには歌詞カード、ライナーノーツ(英語)も封入されています。
ただ、近年のアナログ盤ですが、MP3ダウンロード・コードのサービスは付いていません。
さあ、これだけの情報が揃えば、もうソモアーの謎は明らかになったも同然ですね!
 


CAIR PARAVEL 「SOME OTHER MORNING」 (1976)
欧 Sommor Records SOMM019 (LP/2015)
A1 Just A Beginner
A2 September Night Song
A3 A Song For Judas
A4 Longer And Longer
A5 Some Other Morning
 B1 Hill Climbing For Beginners
 B2 Sand In My Shoes
 B3 Summers End
 B4 Winter Lady
 B5 Better Day
 B6 Look To You
クリスチャン・フォークのケア・パラベル。 美しい女性ヴォーカルも入る、気絶しそうな絶品アルバム。
ウォーター・イントゥ・ワイン・バンドのカバーB1が入っていて・・・ホント気絶します・・・最高峰です。
いつも聴くたび、このB1は何度もリピート聴きしますが、今回はとりあえず20回ほどリピートしました。

このグループはヴォーカル&ギターの、ピート・ライダーという人が中心人物なのですが
前項のパラダイス・スクエアもこの人が中心人物で、A3とB4はパラダイス・スクエアでもやっている曲。
ただケア・パラベルとパラダイス・スクエアはピート・ライダー以外のメンバーは全員違っているので
両グループはまったく別物!・・・と言いたいけれど、基本はアマチュア系フォークでほぼ一緒ですね。

相変わらずグッド・メロディーが染みる、非トラッドのオリジナル曲が沢山並んでいて良いですねぇ。
更にヴォーカルにハーモニーがつき、アコギの他に、ピアノ、キーボード、マンドリンも登場し
美しい女性ヴォーカルの登場頻度も高く、彩り豊かで、パラダイス・スクエアよりも更に聴きやすい!

このアルバムは前項のパラダイス・スクエアと同時発売だったので、バーコードの頭の番号40や
歌詞カード、ライナーノーツ(英語)、レーベル面のMade in the EEC・・・など仕様は一緒なので
ソモアーの謎の解明は一歩も進まず、やきもきするばかりではありますが
それにつけても、B1のウォーター・イントゥ・ワイン・バンドのカバーは
英国レア・フォークの最高峰の内の1曲なので、機会があったら是非聴いて、気絶しましょう。
 


PIG RIDER 「BLOODY TURKEY SANDWICHES」 (1974)
欧 Sommor Records SOMM023 (LP/2015)
A1 Concert On The Coast
A2 Shine On
A3 Waltz Of The Homicidal Cabbage
A4 Lonely Loss Adjuster Blues
A5 Which Way To The Exit
A6 Wombat
A7 South Coast Exress
A8 Pus In Our Time
 B1 World's Greatest Lover
 B2 Blue Hair And Carrots
 B3 Aardvark
 B4 Have You Seen Your Neighbour In The Bath
 B5 Paeolithic Transport Blues
 B6 Be Glad For The Song Has An Ending
 B7 Pittsburgh Woman Blues
 B8 Interdrive Overstella
 B9 Big Joe
イギリスのピッグ・ライダーというバンド。
ジャケットは3人の写真ですが、裏ジャケに表記されているメンバーは男性6人組ですね。
これは1974年にアセテート盤が6枚だけプレスされたという2nd(?)アルバム!
つまり1974年当時でも、ほぼ誰も聴いた事が無いような幻の音源な訳で
こんなモノが僕のような、モグリで、ど素人で、チンピラなオヤジの手元にあっていいのでしょうか?

という事で、所有している事自体が「恐縮です!」レベルの恐縮アイテムですね。
そして実際聴いてみると「何じゃこりゃ?」レベルの、すっとんきょうなローファイ・フォークで
何これ? 練習テープなの? これに金を出して買うの? という声が聞こえてきそうな 
幻の度合いと、現実に耳へ入ってくる音とのギャップに悩まされる、危険なアイテム!
・・・でも曲数が多いからお買い得でしょ? 17曲も入っている! わーい、わーい!

ジャケットに貼られた丸ステッカーのバーコード番号は40から始まっていて、やはりドイツ盤?
更にこの丸ステッカーの左横にMade in Germanyと印刷された小さなシールも貼られています。
写真も満載の歌詞カードも封入されていて、レーベル面にはMade in the EECとあります。
これだけの情報が揃えば、もうソモアーの謎は明らかになったも同然ですね!
 


Heterophonies.jpg
PIG RIDER 「HETEROPHONIES」 (1975)
欧 Sommor Records SOMM024 (LP/2015)
A1 Beyond The Pail
A2 The Insect Song
A3 Dracula
A4 Old John Braddleham
A5 Ayleen May
A6 A Tribute To Glenn Miller
A7 Sheepstealer
A8 Head Bashing Song
 B1 Being Menaced By A Dinosaur
 B2 Busted Bedspring Country Honk
 B3 Something Very Nasty
 B4 Kropotkin's Lament
 B5 The Solicitor's Lay
 B6 Abbot Wulfrig's Rotunda
 B7 Dirt City 'Live'
ああ、ピッグ・ライダーがもう1枚手元にあるじゃないですか!
こちらも激レアで、1975年にアセテート盤が5枚だけプレスされたという3nd(?)アルバム!

前項の「ブラッディ・ターキッシュ・サンドウィッチズ」よりも、しっかりしたサウンド!
こちらのアルバムはトラッド色もあり、元々多彩な使用楽器も更に増えているぞ!
でもやっぱり基本は、すっとんきょうなローファイ・フォーク〜ジャグ・バンド風味ですね。
A3「ドラキュラ」でのリコーダーとか、どんなに眠くても眠気が吹っ飛ぶすっとんきょうぶりがイカす!
そしてやっぱり15曲入りと、曲数多くてお買い得! わーい、わーい!

なお、ピッグ・ライダーの2枚の再発LPは同時発売だったので、ほぼ仕様は一緒です。
ただこのアルバムのレーベル面にはMade in the EECの表記はありません。

これでソモアーの謎は明らかになったかなぁ・・・ソモアー作品は今回登場したこの4枚しか
所有していないから、レコード盤から読み取れる情報はもうこれ以上ありません。
もっと知りたい場合はインターネットで調べてみて下さい。

インターネットで調べる・・・これ、一番オススメ! このページの不確かな適当情報より確実!
まずソモアー(Sommor)とギュエルセン(Guerssen)の読み方を調べるところから始めましょう。
え?まず自分が調べろってか? うん、そりゃそうだ・・・まあ、面倒くさいので調べないけどね!
・・・と、読み方も適当だけど、やっぱりレビューも適当でした。 失礼しました、あいすいません。
 

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