A1 Roll In My Sweet Baby's Arms 2 These Days 3 Dr. Horowitz 4 Beverly Hills 5 These Bars Have Made A Prisoner Out Of Me B1 Arkansas 2 Stagger Lee 3 4th Time Around 4 Just A Season 5 medley : Halls Of Justice Positively 4th Street Like A Rolling Stone 6 The Old Hand Jive | 1960年代にプロデューサーとして活躍したテリー・メルチャー。 イヤーな伊達男ぶりが購買欲をそぐジャケットの1stアルバムは ヒジョーに素晴らしい内容の西海岸サウンドに仕上がっています。 西海岸のロック〜ポップスを裏方として支えてきた男だけに そのサウンドのツボの押さえ方はさすがで 1974年という時代に合ったメロウ感覚が炸裂。 ゆったりとしたカントリー・サウンドのA4 A5 B1 B2 B3 B5 などがこのアルバムの空気を決定づけておりますが バーズのカバーB4の歌謡フォークみたいなアレンジが 奇跡的な美しさを放っていて卒倒しそうです。 ストリングスをバックに女性ヴォーカルとのコーラスが美しい ジャクソン・ブラウン作のA2は伊達男御用達必殺系。 女を口説くにはこーゆーのをピアノで弾き語って歌ってみろ とでも言いたげなムード音楽ぶりです。 このオヤジのヴォーカルはけっこうヨレヨレで それが理由で1974年までソロ・アルバムが無かったのでしょうか。 僕はヨレている声は大好きだから違和感無く聴けます。 1976年の2nd Royal Flushは 曲タイトル 歌詞に 「メキシコ」を連発する変な内容だけどいいアルバムです。 ソロ・アルバムはその2枚しか出していないようです。 |
A1 Still Feeling Blue 2 We'll Sweep Out The Ashes In The Morning 3 A Song For You 4 Streets Of Baltimore 5 She B1 That's All It Took 2 The New Soft Shoe 3 Kiss The Children 4 Cry One More Time 5 How Much I've Lied 6 Big Mouth Blues | バーズ〜フライング・ブリトー・ブラザーズで カントリー・ロックというスタイルを確立して 1973年に死亡したグラム・パーソンズ。 ソロ・アルバムは2枚あり これは1stです。 このアルバムでの彼はテリー・メルチャー以上にヨレヨレの歌声で テリー・メルチャーは歌が下手でヨレてる感じだけど グラム・パーソンズはクスリ漬けでヨレてるのがありありとわかります。 美しいメロディーを持ったスローなA3 A5では ヨレヨレのヴォーカルがことさら強調されて聴こえます。 この感じがまた良くて 落日のカリフォルニアによく似合います。 まあ この2曲が入っているおかげで シンガー・ソング・ライター(風)アルバム選に入れたんですけどね。 カントリー・ロックと言うよりも どカントリーな曲が多くを占めます。 これはバックの演奏が激しくないからそう聴こえるのかな。 のどかな曲が多いって事でもありますね。 B面なんかは1950年代の無名カントリー・シンガーを聴くようですね。 いや そんなもん聴いた事ないんだけど。 ・・・また適当な事を書いてしまいました。 僕の持っているイギリス盤にはジャケにウイズ・エミルー・ハリスと しっかりと印刷されておりアメリカ盤とは違うようです。 これってレアなのかな? 高く売れるのであれば売り飛ばしてCDに買い換えるんだけど。 |
1 Calico Girlfriend 2 Nine Times Blue 3 Little Red River 4 The Crippled Lion 5 Joanne 6 First National Rag 7 Mama Nantucket 8 The Keys To The Car 9 Hollywood 10 The One Rose (That's Left In My Heart) 11 Beyond The Blue Horizon 12 Silver Moon 13 I Fall To Pieces 14 Thanx For The Ride 15 Dedicated Friend 16 Conversations 17 Tengo Amore 18 Listen To The Band 19 Bye, Bye, Bye 20 Lady Of The Valley 21 Hello Lady 22 1st National Dance (Instrumental) | こちらはマイケル・ネスミスの1stと2ndが合体したCD。 フライング・ブリトー・ブラザーズが提示したド派手な服装を これがカントリー・ロックの制服だぜーと言わんばかりに 臆面もなく着てしまう所はバリバリのアイドル・グループ モンキーズ出身という経歴ならではのかっこ良い所です。 お好み焼きのヘラのような凄いもみあげも一筋縄ではいきません。 いかにものシンガー・ソング・ライター風の内省的な曲は ほんのちょっとだけなのですがグラム・パーソンズときたら マイケル・ネスミスなのです。(僕だけだと思うけど) バックのファースト・ナショナル・バンドの演奏が凄まじくかっちょよく ビブラスラップがカァァーと鳴ってもかっこよく聴こえてしまいます。 実験精神がありながらもポップなカントリー・ロックが展開されます。 1曲目から凄いテンションでぶっ飛ばし。 これは興奮します。 どこまでも続くカリフォルニアの青空を思わせる5は お昼寝ソング好きにはたまらない名曲。 (たぶん)イタリア語で歌われる17は1990年代の インディ・ダンス・バンドがカントリーに走ったという趣で奇妙。 そして更にモンキーズ・バージョンも存在する18は スピード感溢れるロックン・ロールに変身。 良いー。 1st Magnetic South からの曲が1〜11。 2nd Loose Salute からが12〜21となっております。 22はボーナス曲で 悔しかったらお前も こんなもみあげにしてみやがれ的未発表曲(?)です。 |
1 April Anne 2 Topanga Canyon 3 Malibu People 4 Someone's Sleeping 5 Drum 6 Captain 7 Let It Bleed, Genevieve 8 Down The Beach 9 Mississippi 10 Holland Tunnel | 下北沢のディスク・ユニオンで見つけたジョン・フィリップスのCD。 中古盤で税込1260円だったのですが こんな名盤を売り飛ばしたヤツの気が知れません。 このかっちょいいオヤジはママス&パパスの中心人物で ソロ・アルバムはこの1枚しか出していないはずですが これがあなた最高の内容なんですよ。 心地良いのどかなペダル・スティールが全編を覆い 優しげで美しいメロディーの曲が連発されます。 1 4 など なーんて気持ちいい音楽なんでしょう。 スロー〜ミディアム・テンポの曲が多く うたた寝カントリーと命名してあげましょう。 女性コーラスが入る曲もありますがママス&パパスとは 明らかに違う雰囲気で どこかやるせない空気が流れます。 そしてこのオヤジの歌声はさえない男の独り言に聴こえてなりません。 実際このアルバム以降彼はさえないオヤジになっていったようで ルックスはどんどん小汚くなり ママス&パパスで儲けた金を ドラッグにつぎ込み創作意欲も失せて行った・・・という事です。 これこそ金持ちヒッピーのあるべき姿ではないですか。 非常に好感の持てる生き方ですね。 近年はジョン・フィリップスしかオリジナル・メンバーがいない ママス&パパスも活動をしていてますが ノスタルジーでひと儲けぶりがありありと感じとれて ますます好感が持てます。 長生きしろよー。 |