LINDA PERHACS 「PARALLELOGRAMS」 (1970) 韓国 MERRY-GO-ROUND BMRL-2001 (LP/2003) |
A1 Chimacum Rain 2 Paper Mountain Man 3 Dolphin 4 Call Of The River 5 Sandy Toes 6 Parallelogrames bonus track 7 If You Were My Man | B1 Hey, Who Really Cares ? 2 Moon And Cattails 3 Morning Colors 4 Porcelain Baked-Over Cast-Iron Wedding 5 Delicious bonus track 6 Chimacum Rain (original demo) |
リンダ・パーハックス 「パラレログラムス」 は第56号で旧規格のCDを紹介済みですが 下北沢のディスク・ユニオンで再発LPを2490円プラス税で買ってしまいました。 600枚限定と書いてあったので うわぁ限定盤かよ!この価格なら買っておかないと! ・・・と発作的に購入です。 LPよりボーナス曲が多いCDも新装再発されております。 やっぱりLPの大きなジャケットは眺めているだけでもイメージを掻き立ててくれます。 草の上を歩くリンダ・パーハックス・・・手に持った植物はきっとヒナギクに違い無い。 首飾りを作るために集めているんだねぇ。 ああ儚い夏の一瞬の想い出・・・ 夢なのか現実なのか方向感覚を失う幻想的な美しい音が詰まった傑作です。 しかしSI-WANレーベルが失速したと思ったらやっぱりやる事が違いますねー韓国は。 かーなり怪しい再発CDなんかも韓国から続々入ってきていますが このLPに関してはジャケットもしっかりした厚い紙だし 帯 ライナーノーツ 特大ポスターまで封入されていて至れり尽せり度高くなっていますよ。 注目のボーナス曲はピアノを基調にしたA7がどこまでも絶望的な美しさがあり ボロボロと涙を流しながら聴いています。 A1のデモ・ヴァージョンB6は ぶった斬るように曲がブツリと終わり現実に引き戻されるというナイスな演出(?)です。 でね 今まで彼女はハワイ出身という事になっていたけどライナーノーツを読むと 音楽出版社がハワイ・ミュージックという名だけだったようでカリフォルニアの人みたい。 ライナーには最近の彼女の写真も載っていて・・・墓はあばかれてしまいました。
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JADE 「FLY ON STRANGEWINGS」 (1970) 英 LIGHTNING TREES LIGHT FLASH LP 001 (LP/2003)
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CDとLPが同時に再発されたジェイド。 迷って迷ってLPを購入してしまいました。 新宿のヴィニール・ジャパンで3280円プラス税という価格で置いてありましたが ここで買わないともう入手できないなーと思い バラせば本体2500円 7インチ780円で ちょっと高めの適正価格だ!と変な計算して気合いでゲットしておきましたよ。 この価格は僕が今まで購入した1枚物のLPでは最高金額じゃないかなぁ。 CDとこのLPではジャケットが違ってLPのジャケットはオリジナル盤の再現なのかな? 開くと縦長の写真でした。 でも実は僕はCDのジャケの方が良いなぁと思っていてねぇ。 CDでは両側の野郎どもが帽子を被っていてお姫様を守る2人の騎士という感じです。 LPは新郎新婦と新婦の父だねぇ・・・左側のハゲオヤジも実は若いんだろうけどね。 真のマニアはジャケの違うLPとCD両方購入して2枚並べて眺めてニヤニヤしてみせて 「あいつニヤニヤして気持ち悪ーい」 位は言われておかないといけない所ですが 僕は同じアルバムは2枚はいらないのでCDは永遠に買わないと思います。 でも又もやボーナス曲はCDの方が多くて・・・そこら辺はツラいですねー。 さて肝心の内容はフェアポート・コンヴェンションの如くなエレクトリック・トラッド風味。 トラッド曲はやっていませんが まるでサンディ・デニー作のあの曲やあの曲のような 翳りのあるメロディーを持った曲が多いのでそんな風に感じるのかなぁ。 またほとんどの曲でアコギが基調となっていますがドラムスとベースも多く入ります。 ストリングスが入って必殺室内楽フォーク風味の曲も何曲かありますねぇ。 女性ヴォーカルのマリアン・シーガルは美声とまではいきませんがクセの無い声です。 男共とのコーラス部分は僕の好みから行くとちょっと力強過ぎるかなぁ。 どの曲も美しくて良いなぁーと感じるのだけど僕はなぜかハープシコードが活躍する グルービーなダンス歌謡な異色曲A6が一番印象に残りますねぇ。 両曲ともカバーのボーナス2曲は西海岸風爽やかフォーク・ロック。 これも良いぞ。 |
BRINSLEY SCHWARZ 「SILVER PISTOL」 (1971) 英 EDSEL ED 190 (LP/1986) |
A1 Dry Land 2 Merry Go Round 3 One More Day 4 Nightingale 5 Silver Pistol 6 The Last Time I Was Fooled | B1 Unknown Number 2 Range War 3 Egypt 4 Niki Hoeke Speedway 5 Ju Ju Man 6 Rockin' Chair |
ブリンズリー・シュワーツの3rd。 周囲を囲む深い緑色が何とも味わい深いですねぇ。 色あせたメンバー写真をピストルと薔薇の花で飾ってガンズ&ローゼス状態。 左端のニック・ロウはひとり飛びぬけて背が高いのも確認できます。 いやーこれも色々とイメージを湧かせてくれる素敵なジャケットになっております。 本作はエドセルからの再発LPなのだけど この間ふらーっと入ったレコファンで 新品デッドストックって書いてあって壁に飾ってあったので発作的に購入です。 価格も980円プラス税というお手頃な価格設定で やった!という感じだったのですが 再発盤なので中古でも700〜800円位で転がっていそうな雰囲気はありますね。 同じくエドセルからはCDも出ていて 僕は長年そのエドセルのCDを聴いていました。 LPをゲットしたので 「もうCDはいらねー」 を実現するために売り飛ばしに行かなきゃ。 A1からワルツのリズムのフォーク・ロック曲で3拍子好きの僕にはたまらない始まり方。 A4も美しいワルツで鼻血が出そうになるけど ここはガマン ガマン。 ・・・と思った瞬間切ないメロディーのA5が始まり もうガマンも限界 鼻血ブー! ゆったりと流れるB3は途中で犬の鳴き声が聴こえてきて うおおぉー。 インストのB6はチューリップの 「サボテンの花」 の影響受けまくりのすっげー必殺曲。 どの曲も適度に土臭さのあるフォーク・ロックで 実はすんごいフツーな音なのに 何なのだろうねぇ 彼らが放つこの胸を締め付けられるような感じは。 ジャケットの写真の如くどこか懐かしい空気が全編に流れています。 名作。 |
MARY HOPKIN 「POST CARD」 (1970) 英 APPLE SAPCOR 5 (LP/1991) A1 Those Were The Days 2 Load Of The Reedy River 3 Happiness Runs (Pebble And The Man) 4 Love Is The Sweetest Thing 5 Y Blodyn Gwyn 6 The Honeymoon Song 7 The Puppy Song 8 Inch Worm B1 Voyage Of The Moon 2 Lullaby Of The Leaves 3 Young Love 4 Someone To Watch Over Me 5 Prince En Avignon 6 The Game 7 There's No Business Like Show Buisiness bonus 12" A1 Turn! Turn! Turn! (To Everything There Is A Season) 2 Those Were The Days (Quelli Erano Giorni) B1 Those Were The Days (En Aquellos Dias) |
ウェールズの歌姫メアリ・ホプキン様の 「ポストカード」 の再発LPは1991年発売かぁ。 今は絶対に足を踏み入れない渋谷のCISCOあたりで出た瞬間買ったんだっけなぁ。 もう10年以上も前で記憶は定かでは無いけどその頃CISCOはよくお世話になりました。 今となってはLPで購入して正解だった・・・っつーか当時は今以上にCDがホント嫌いで CDしか発売されないアイテムだけ仕方無いからCDで買っていたのですよ。 そう・・・10年前の僕のレコード棚にCDは10枚程度しか並んでいなかったはずです。 うーん裏ジャケの腰に手を当てて怒ったような表情をしているメアリに失禁ですね。 「もうそんな事しちゃダメよ!」 って言っているような図柄で・・・いや確実に言っています。 こんなメアリ様の写真を見ながら天使のような歌声が流れて来た日にゃー 誰もが失禁 失神 あの世行き確実です。 収録曲の大半はミュージカルの挿入歌か古臭いポピュラー・ヴォーカルの如くで ポップス・アルバムといった感じかな。 フォーク風味少々。 ロック色はほとんど無し。 本作はプロデュースがポール・マッカトニーなので その気で聴くと A6のホーンの入り方とかB3のベースラインとかにビートルズの影も感じますねぇ。 ロシア民謡みたいな哀愁のメロディーで迫る大ヒット曲のA1で早くも失禁。 そしてドノヴァン作のA2 A3 B1 で決まりですね。 特に可愛らしいフォークのB1は失禁どころじゃ無いです。 もう血尿ですよ 血尿! 柔らかいギターの音に清楚なメアリの歌声。 おとぎ話フォークで子守唄フォークで いつも聴くたびクラクラ メロメロ ぬおおぉー! 0.01秒で即死です。 アルバム全体としては英国フォーク度高い次作の 「Earth Song / Ocean Song」 ですが B1 「Voyage Of The Moon」 はどーしても聴いておかないといけない必殺曲ですよ! ボーナス曲を本編と分けて2枚組みにしている体制もいいですね。 実はA1もUKオリジナル盤には入っていないボーナス曲なのですけどね。 「Earth Song/Ocean Song」 のレヴュー・・・第1号 |