ガーン!2003年5月から首都圏の私鉄各線が全面禁煙になりました。
地区によっては歩きタバコ禁止条例なんてのも出来てしまったしねぇ。
だからといってこれはタバコをやめるチャンスだ!などと考えたらロック・ファン失格。
ロックの大物芸人は皆タバコを吸う事を推奨しているじゃーないですか。
今こそタバコを吸いまくって正しいロック・ファンになりましょう。



AbbeyRoad.jpg AbbeyRoadBack.jpg
THE BEATLES 「ABBEY ROAD」 (1969)
東芝EMI TOJP-7083 (LP/1992)
A1 Come Together
 2 Something
 3 Maxwell's Silver Hammer
 4 Oh! Darling
 5 Octpus's Garden
 6 I Want You (She's So Heavy)
 B1 Here Comes The Sun
  2 Because
  3 You Never Give Me Your Money
  4 Sun King
  5 Mean Mr. Mustard
  6 Polythene Pam
  7 She Came In Through The Bathroom Window
  8 Golden Slumbers
  9 Carry That Weight
 10 The End
 11 Her Majesty

ポール・マッカートニー死亡説!って事で遂に当ページ初登場のビートルズ。
あまりにも有名な歩きタバコ大推奨ジャケットの 「アビイ・ロード」 の紹介です。

ビートルズに限らずロックのジャケットにタバコが登場する物は多く存在しますよね。
ロック自体イカれたヤツがやっている音楽なのでタバコ位当然っちゃー当然ですが
泣く子も黙るビートルズが歩きタバコを推奨しているって事は非常に重要です。

そしてポールは吸い終わった吸殻を道端に捨てたのでしょうね。
携帯灰皿なんてクソ食らえ!というポールの叫びには目頭が熱くなる思いです。
さあロック好きは必要以上に歩きタバコしてこれでもかこれでもかとポイ捨てしようぜ!

それにしても 「アビイ・ロード」 は名盤ばかりのビートルズの中でも名盤中の名盤。
サイケの時代にはスタジオ作業を駆使し様々な楽器を登場させて録音していた彼らが
このアルバムではロック基本楽器を中心に演奏を繰り広げるのが良いですね。

ジョンの脅迫的なA1とA6に挟まれたA面は全曲凄みのある名曲だし
B3〜B10まで続くメドレーにはグイグイと引き込まれずにはいられません。
そしてジョージが歌う軽やかなフォーク・ロックB1がハンド・クラップも入って最高。

ああそういえば僕は携帯灰皿使っています。
ポイ捨ては良く無いと思っていて・・・僕はロックを聴く資格ナシのダメ人間ですねぇ。



BeaucoupsOfBlues.jpg BeaucoupsOfBluesBack.jpg
RINGO STARR 「BEAUCOUPS OF BLUES」 (1970)
米 CAPITOL CDP 7243 8 32675 2 1 (CD/1995)
1 Beaucoups Of Blues
2 Love Don't Last Long
3 Fastest Growing Heartache In The West
4 Without Her
5 Woman Of The Night
6 I'd Be Talking All The Time
7 $15 Draw
8 Wine, Women And Loud Happy Songs
  9 I Wouldn't Have You Any Other Way
 10 Loser's Lounge
 11 Waiting
 12 Silent Homecoming
 bonus tracks
 13 Coochy Coochy
 14 Nashville Jam

「アビイ・ロード」 では喫煙推奨の役目をポールに持っていかれてしまったので
ちきしょー負けてたまるものか!俺もヘビー・スモーカーぶりをアピールするぜ!と
リンゴ・スターはソロ・アルバムでタバコをふかしてみましたとさ。

このアルバムはナッシュビル録音で全編のどかなカントリー・サウンドになっています。
1970年作品という事であの時代らしいカントリー・ロックなのかなーと期待すると
肩透かしをくらう古臭ーいどカントリーな曲を連発する異色作ですよ。

カントリー・ロックにならず古臭いカントリーになってしまったのはリズムの弱さと
変なポピュラー・コーラス隊みたいなのがバックに入っちゃうのが原因ですね。
もしこれが他の歌手のアルバムだったら ふざけんじゃねー!金返せ!状態で
1回だけ聴いてあとはCDの盤をコースター代わりに利用する事確実ですが
ロック界最高峰の情けない歌声の持ち主であるリンゴだとそうはいきません。

リンゴの情けない声が響いた瞬間ほのぼのパワーがすべてを包み込み
いやーのどかだねぇー気持ち良いねぇーとお昼寝したくなりますよ。
例え真夜中に聴いてもお昼寝したくなっちゃうほのぼのパワーはちょっと凄いです。

当然このアルバムでお昼寝する際は寝タバコをしながら聴くべきでしょうね。
家1軒全焼させちゃいました位の勢いで寝タバコをするべきですが
僕は火事になるのが怖いので寝タバコはしません・・・ロックを聴く資格ナシですね。

ボーナス曲の13曲目は1曲目のシングルB面。 インストの14は未発表曲です。



YoungAmericans.jpg YoungAmericansInner.jpg
DAVID BOWIE 「YOUNG AMERICANS」 (1975)
英 EMI EMD 1021 (LP/1991)
A1 Young Americans
 2 Win
 3 Fascination
 4 Right
 5 Somebody Up There Likes Me
 6 Across The Universe
 B1 Can YOu Hear Me
  2 Fame
  bonus tracks
  3 Who Can I Be Now ?
  4 It's Gonna Be Me
  5 John, I'm Only Dancing Again

デヴィッド・ボウイといえば最近DVD化もされたジギー・スターダストのライブ盤が
タバコの先が燃えてでかい炎が上がり喫煙推奨どころじゃない放火ジャケットでした。
がそちらは所有していないので1975年の 「ヤング・アメリカンズ」 を登場させました。

眉毛を剃ったボウイのタバコを持つその腕には金のブレスレットがギラギラ光り
ディスコ経営者の放蕩三昧の息子って感じのジャケットになっています。
アルバムの内容も正にそんな感じでソウル〜ファンク〜ディスコのチーク・タイムな内容。
僕はそのテの音は嫌いなはずなのですが何故かこのアルバムはかなり好きです。

全体的にサックスが多く登場してスローな曲などは都会派おしゃれソウル度高いです。
・・・と更に嫌いな要素たっぷりですが どの曲も何だか分からないけど
攻撃的な臭いを感じるので好きなアルバムになっているのでしょうね。
ボーナスのB3 B4は未発表曲。 B5は1979年のシングル曲(録音は1974年)です。

コーラス隊の間を縦横無尽にボウイが歌いまくる1曲目の疾走感でもうイチコロ。
またジョン・レノンがA6とB2でヴォーカル&ギターで参加っていうのもポイント高いです。
ビートルズのすっげー名曲カバーA6の2人の力強いヴォーカル・バトルが素晴らしいし
ファンキーなB2はシングル・カットされ全米1位になったりもしています。
・・・こんな非メロディアスな曲が1位なんだ・・・恐るべしジョン・レノン!

しかし痩せ細ったデヴィッド・ボウイには病的な美しさがありますねぇ。
やめられないのはタバコだけじゃないだろう?ってツッこんであげたいですねぇ。
ちなみに僕はタバコによる健康への害も気になるのでタール1ミリのを吸っています。
そんな事気にしているようじゃホントにダメダメで・・・またもやロックを聴く資格ナシです。

デヴィッド・ボウイのレヴュー・・・1st 「David Bowie」 →第20号



OgdensNotGoneFlake.jpg OgdensNotGoneFlakeBack.jpg
SMALL FACES 「OGDENS' NUT GONE FLAKE」 (1968)
テイチク TECX-20728 (CD/1994)
1 Ogdens' Nut Gone Flake
2 Afterglow
3 Long Agos And Worlds Apart
4 Rene
5 Song Of A Baker
6 Lazy Sunday
  7 Happiness Stan
  8 Rollin' Over
  9 The Hungry Intruder
 10 The Journey
 11 Mad John
 12 Happydaystoytown

スモール・フェイシスの 「オグデンズ・ナット・ゴーン・フレイク」 のジャケットは
紙巻きタバコの缶が元ネタで下の方にはTOBACCOとしっかり印刷されていますよ。
あらゆる所が禁煙になりタバコの広告にも厳しい規制がある時代ですから
こんなタバコそのものなジャケットにも規制がかかっても不思議ではありません。

そのうちジャケットにタバコが登場する盤は青少年に悪影響を与えるという事になって
一般のレコード屋に置く事を認めなくなるかも知れませんよ。
レコード買うのに身分証明書出したりして。 アダルト専門のレコード屋が出来たりね。
そんな恐怖政治の時代が来る前にゲットしましょう 「オグデンズ」・・・名盤です。

皆さんこぞってコンセプト・アルバムなる物を発表していた時代の作品ですが
そのテの作品の中でもキンクスの 「ヴィレッジ・グリーン」 と並んで
特に英国臭プンプン漂うアルバムになっていてこれは素晴らし過ぎですねぇ。

サイケ期らしく音が爆裂ぎみだしスティーヴ・マリオットのヴォーカルがシャウトするし
ハードなギターなども入ってしまうのになぜかノスタルジックでのどかさが漂います。

曲間に語りも入る7〜12のメドレーはふっと英国の片田舎の風景が浮かんでくるし
もっとハードにやりたかったスティーヴ・マリオットをまあまあと押さえて
ノスタルジー業界(?)では神様級のロニー・レインが頑張ったのでしょうかねぇ。

さてジャケットの元ネタのタバコ缶には何服吸える量が入っていたのでしょうか。
僕は1日30本位吸いますがちょっと多いなー 減らしたいなー と思っています。
30本で多いなんて思っているようでは当然ロックを聴く資格の無いダメ人間。
あなたもダメ人間呼ばわりされないようにいつでもどこでもタバコを吸いまくりましょう。


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