苗字の頭が 「Mc」 「Mac」 「O’」 で始まるのは
アイルランド〜スコットランド系の苗字だと勝手に解釈しているのですが
そんな思い込みがあってこれらの苗字の人たちにはミョーに期待してしまいます。
今回はその中から1970年代米国の無名女マックを集めてみました。
が無名といっておきながら僕が知らないだけで実は相当の有名人だったり
もっとヒドい事にアメリカ人じゃなかったらどーしましょう。
無知を棚に上げレヴューへ突入です。



WayOutWest.jpg
MARY McCASLIN 「WAY OUT WEST」 (1973)
米 PHILO 1011 (LP)
 sideA "Waiting"
 1 Music Strings/Oh Hollywood
 2 Waiting
 3 Let It Be Me
 4 Living Without You
 5 Way Out West
 sideB "Down The Road"
 1 Down The Road
 2 San Bernardino Waltz
 3 Circle Of Friends
 4 Ballad Of A Wanted Man
 5 Northfield
 6 Young Westly

アンタ誰なのよ? 読み方適当シリーズでメアリ・マッカズリンと読ませていただきます。
この人の詳細は不明です・・・なーんにも調べないで書いているからねぇ。

レコード屋で手にとり裏ジャケの楽器構成を見たらドラムスが入っていなかったので
フォーク度高そうだったし 自作曲が中心なのでトラッド系でも無さそうだし
1973年作品っていうのもそそるし 名曲 「Living Without You」 のカバーも入っているし
あらゆる条件がかみ合っていたので中古税込み700円でゲットしておきました。
いや本当はメアリとマックのそそる名前の並びだけで買う気満々だったんだけどね。

基本路線はギターのアルペジオにピアノやフィドルやドブロが薄く被さるフォークで
ただのフォーク・アルバムとして聞き流してしまいそうな感じでもあるのですが
聴けば聴くほど良い曲満載でじわじわと心にしみる麻薬系アルバムですよ。
名前だけで購入するという無謀な行為に走って大正解です。

A面1曲目のメドレーの前半 「ミュージック・ストリングス」 はギター1本の弾き語りですが
これがまるで英国フォークな香りがあり そのまろやかでコクのある歌声にもメロメロです。
後半の 「オー・ハリウッド」 にはドブロとピアノが被さりアメリカンな感じになりますけどね。

有名曲のカバーA3 A4はどフォークといえそうな地味な仕上がりながら
逆にその地味さが美しいメロディーを際立たせてくれていて良いし
すべて彼女の自作曲になっているB面はどの曲もミョーな風格が漂っています。
これはどこかで聴いた事があるようなメロディーの曲が多いからなのかなぁ。
切ないメロディーなのに薄くストリングスが入り可愛いらしさがあるというB5が大好き。
いやぁしみじみ良いなぁ。 これが700円なんだぁ。 アンタ人気ないのねぇ。



MeganMusic.jpg
MEGAN McDONOUGH 「MEGAN MUSIC」 (1972)
米 WOODEN NICKEL WNS-1007 (LP)
 sideA "Heads"
 1 Lady In Love
 2 Second Avenues
 3 No Return
 4 Eulogy For A Rock 'N' Roll Band
 5 California Cowboy
 6 Dark Cafes
 sideB "Tails"
 1 Broken Guitar
 2 All Time Heartbreak
 3 Let Me Sing The Blues
 4 Dirty Dishes
 5 The Words All Around

この人も読み方適当シリーズにてミーガン・マクドノフさんにしておきましょうか。
彼女のアルバムはもう1枚見た事があるので少なくとも2枚は出しています。
僕が見かけたもう1枚は表ジャケに歌詞が印刷されているという奇妙な物だったので
よく覚えているのですが2000円超の価格にビビって手が出ませんでした。

これは裏ジャケに楽器構成などは印刷されていないので内容が分かりにくかったけど
その代わりにジョン・デンヴァーの推薦文が印刷されていたのです。
ジョン・デンヴァーが推薦するならフォーク〜カントリー系だよなぁと勝手に想像して
ディスク・ユニオンの地べた置きダンボール800円コーナーから抜いてきました。

で聴いてみるとカントリー風味は薄く ピアノ系シンガー・ソング・ライター作品でした。
歌声もちょっとぶっきらぼうな感じもしますがそれ程クセの無い素直な歌唱です。

ピアノ主体の楽曲をメインにして 軽快なフォーク・ロックのA1や
アコギ&ストリングスという必殺パターンで迫るA4などをテキトーに挟み
変化をつけているし 決して悪い内容ではないのですが僕はイマイチですね。

決めの1曲というのが無いし 逆に変な曲も入ってないのでインパクトが無いのですよ。
インパクト無くてもじわじわ染みてくるアルバムじゃないのはメロディーが弱いからかな。
うん そうだね。 僕をメロメロにする泣きのメロディーが存在しません。

ウッデン・ニッケルというレーベルはRCA傘下のレーベルのようですね。
レーベル上層部は何とかこのインパクトのないアルバムの売上げアップを狙って
当時RCAに所属していたジョン・デンヴァーを呼び出し てめー推薦文書きやがれ!
100万円出すぞ!100万円!と無理矢理推薦文を書かせたに違いありません。
・・・この100万円ネタは何度か書いていますねぇ。 アンタも好きねぇ。



TheMorningAfter.jpg
MAUREEN McGOVERN 「THE MORNING AFTER」 (1973)
米 20TH CENTURY T-419 (LP)
 A1 The Morning After
  2 I Won't Last A Day Without You
  3 And This I Find Is Beautiful
  4 Midnight Storm
  5 It Might As Well Stay Monday
    (From Now On)
 B1 If I Wrote You A Song
  2 Don't Try To Close A Rose
  3 Darlene
  4 Can't You Hear The Song
  5 Until It's Time
    For You To Go

またまた読み方適当シリーズのモーリン・マッゴヴァーン・・・こんな事でいいのでしょうか。
相変わらず無調査で紹介しているもんで何枚アルバムが出ているとか知りません。
お前レヴューするんだったらちょっとは調べろよって感じですねぇ。

裏ジャケ文字情報では各曲に指揮者○○のクレジットがあり
表ジャケの肌の露出具合がオペラ歌手っぽくてキッつい内容なのかなとも思いましたが
バフィー・セント・メアリのカバーB5入りと1973年作品という事で購入してしまいました。
というか手にとった瞬間そんな情報なんか知るもんか! 女マックは全部買いだぜ!
・・・とマック苗字だけで1050円も使ってしまう自分自身に惚れ惚れです。

これが予想どうりの歌い上げ系のポップスだったのですが
歌い上げぶりはオペラ系ではなく ちょっと太めでソウルフルな歌いっぷリでした。
かといってど迫力で迫って来る爆裂姉ちゃんでもなく自然な感じでホッとしました。

終始バックに入るオーケストラはイヤーなミュージカル風でもないし
ギターやドラムスといったロックな楽器も一緒に入っているのですんなりと聴けます。
このアルバムはポップス系シンガー・ソング・ライター作品といった感じでしょうかねぇ。
シンガー・ソング・ライターといっても自作曲はA4とB1の2曲だけなんだけどね。

全体的に綺麗なメロディーを持った曲が多い選曲も良いし
バックのサウンドはすべてお任せで私はヴォーカルに徹しますという姿勢が感じられ
その割りきった姿勢のおかげなのか 爽やかサウンドでもないのに爽やかさがあり
聴いているとこっちの気分もスカッとしてくるという不思議なアルバムですねぇ。
ホーンとストリングスの絡みがかっちょ良いソウルフルなナンバーA5が好きです。

A1には曲名の後に 「Songs From The Poseidon Adventure」 と印刷されていて
映画 「ポセイドン・アドベンチャー」 の主題歌か挿入歌のようです。
もしかすると大ヒット曲だったりしてねぇ。
世界歌謡祭でグランプリをとっちゃうような雰囲気もプンプンしますし。
別にそんなのどーでもいいや 気分の良くなるアルバムだから・・・でもアンタ有名人?



KathyMcCord.jpg
KATHY McCORD 「KATHY McCORD」 (1970)
VIVID SOUND VSCD-728 (CD/1999)
 1 Rainbow Ride
 2 I'm Leaving Home
 3 Candle Waxing
 4 Baby James
 5 The Love Flow
  6 New York Good Sugar/Love Lyric #7
  7 For You, Child
  8 Jennipher
  9 Take Away This Pain
 10 Velvet Smile

この人はキャシー・マッコード。 ヴィヴィッド社からの日本盤CDにて紹介なので
読み方も分かるし解説もついているというスグレモノ(それがフツーか・・・)の1枚です。

これ見たら定価が2800円って印刷されていましたねぇ。 税金入れたら3000円近いぜ。
現在の僕の精神状態からするとこの価格を見た瞬間にレコード屋のCD棚を
倒さんがばかりに暴れまくりそうな最高級品ぶりの価格設定じゃあないですか。
1999年にCD化された瞬間に購入したのでその時は3000円以下ならOKだったのです。
アシッド・フォーク・・・アシッド・フォークと寝言でもうなされていた時期なので(ウソだけど)
帯に印刷されたアシッド・フォークの文字とマック苗字に飛びついたのでした。

曲の中盤ホーンとエレクトリック・ギターが暴れて混沌を高めていく1曲目から
アコギ&ストリングスに虚ろなヴォーカルが美しいビートルズのカバー2曲目への流れで
来たぁーって感じの強力盤じゃあないですか。 これはスンバラシーです。
更にフルートが泳ぎまくる必殺サウンドによだれダラダラの3曲目以降も全曲良いです。

アシッド度からいくと軽快な6曲目やゆったりと大らかな9曲目などの収録もあり
全体通してドロドロのアシッド・フォークという感じでもないのですが
ちょっとハスキーで熱くならないヴォーカルが空虚さを煽ってくれるのです。

2曲目以外は全て彼女の作でソング・ライターとしても素晴らしいですねぇ。
しかし残念な事に彼女のアルバムはこの1枚しか無いので
もっと聴きてぇーと思ってもこれ1枚で我慢しなければいけません。
・・・と解説付きだと色々知る事ができます。 この時17歳ですか。 アンタもったいねー。


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