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1 Turn Again Lane 2 Bring Me Back 3 She's The One 4 Nothing To Hide 5 Where There's A Will There's A Way 6 I Gotta Woman 7 Counting The Cars 8 We're Going Over 9 Mackerels And Fishes 10 Defender Of The Faith 11 Hey Lady 12 Sing It Simple 13 The Forest Of Dean 14 A Northern Lament 15 Jerusalem 16 I Hear You're Going Somewhere (Joe Really) 17 Burn The Bridges | 遂に出ました 英国3大フィメール入りプログレ・フォークの一角 スパイロジャイラのデモ音源です。 天使のように美しいバーバラ・ガスキンの繊細な歌声。 さかりのついた蛙みたいな声のマーティン・コッカーハム。 ガチャガチャ鳴らされるアコギとジプシー風バイオリン。 ちょっと耳障りなベース・ギターと たまーにピアノが登場。 曲調は相変わらず演劇的で演出過剰な曲が多いですが デモ・テープとはいえ ほとんど完成品になっていて そのまま1stアルバムに入っていても おかしくないような曲ばかり並んでいます。 美しい声の女性ヴォーカルがいながら蛙声が多くを歌い バーバラの歌声がたまに登場した時 うおぉーたまらねー と思わせるパターンは確信犯的です。 今となっては この蛙声も好きになりましたけどね。 というか蛙声を聴くためにスパイロジャイラのCDをかけています。 もう末期症状ギリギリの所まで来ています。 マーティンが裏声で歌ってみせる6なんか泣きながら聴いてます。 ドラムスやフルートも入った16は1973年のシングルの曲。 数曲には新たにヴォーカルをオーバーダブしてあります。 このCDは韓国Si−Wan盤もあり そちらは紙ジャケ仕様です。 ディープなマニアはそっちも購入しないといけません。 |
1 Morocco 2 It's Going To Take Some Time 3 Look At Me 4 It All Comes Back To Me 5 Home To Stay 6 Golden Thread 7 Ain't Always Easy 8 Sparkie In Your Eye 9 It's Cold Outside 10 One More Drink 11 Sundown Waker 12 We Are Today 13 Kew Gardens 14 The Good Times We Had | その3大フィメール入りプログレ・フォークの残りの2バンド チューダー・ロッジとメロウ・キャンドルにも レア音源アルバムがあります。 僕はその3バンドの中では一番聴きやすいと思われる チューダー・ロッジが最も好きなのです。 1曲目から驚きのリンダ・トンプソンをヴォーカルに迎え 悲しげなメロディーが泣かせるどフォークの名曲だぁ。 この1970年代初期のリンダ参加の音源は1〜3。 6〜9 12は女性ヴォーカルは入っていません。 ジャケット写真左側のひげめがねオヤジの 1970年代のソロ・セッションでロックっぽい音ですね。 4 5 10 は1990年代のアウトテイクで 女性ヴォーカルはリン・ホワイトランドおばさんで のどかなフォーク。 やはり注目はヴォーカルにアン・スチュワート様が登場の 11 13 14ですね。 11は1981年のライブ。 13は1970年のライブ。 そして14は1971年のシングルのB面。 ジャケットの真ん中にアン様を登場させてしまったので 僕みたいな アンさまぁー キミにメロメロだよーという人を 納得させるために 無理矢理押し込んだような感じでもあります。 そんなんでファンは納得するのでしょうか。 僕は何の疑問もなくただ納得。 ありがたやー ありがたやー。 |
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ダルシマーは1971年にアルバム1枚を残して消えた 男3人のフォーク・グループです。 このアルバムは2nd用に制作されたけどボツになったアルバム。 なのかな? 録音は同じく1971年って書いてありますね。 ヴォーカルは甘ったるい感じで バックもシンプルなのどかなフォークです。 時折登場するグロッケンスペルやホイッスルの音色が うつろな英国フォークだと言ってしまえばそうだけど 実態は大して特徴のない地味なフォークです。 しかし12あたりはジャケットの妖精たちの戯れそのままに 幻想的な英国の森に迷い込んだような名曲です。 まあお昼寝のBGMにはもってこいの音ですね。 彼らは1990年代に復活してアルバムも3枚出しています。 こちらも相変わらずのお昼寝フォークになっています。 レア音源を発表する場合は このダルシマーのように アルバム1枚まるまるレア音源にしてもらいたいものですね。 オリジナル・アルバムにボーナストラックを付けるっていう よくあるパターンはもうやめて欲しいです。 LPを持っているアルバムがCDでボーナス・トラック付きで出ると 購入すべきかどうか迷ってしまいます。 音楽ソフトを売らんがためのこの戦略には もう勘弁してくれーっていう感じです。 ・・・騙されて購入してしまったアイテムもかなりあるのです。 |
1 Time Will Show The Wiser 2 Throwaway Street Puzzle 3 Mr. Lacey 4 The Ballad Of Easy Rider 5 Poor Will And The Jolly Hangman 6 Sweet Little Rock 'N' Roller 7 A Heart Needs A Home 8 The Dark End Of The Street 9 It'll Be Me 10 Flee As A Bird 11 Night Comes In 12 The Pitfall / The Excursion 13 Calvary Cross | レア音源発掘はCD時代になってから始まった事ではなく この1976年のリチャード・トンプソンのアルバムなんかは ホントに素晴らしい内容です。 LP時代は2枚組で 実は彼のオリジナル・アルバムよりも 聴く頻度は高かったりもします。 こーゆーいいアルバムがあるからやめられないのです。 1〜6はフェアポート・コンベンション時代のレア音源で バーズのカバー曲4なんかはトラッド曲にはまる前の フェアポートのすべてが詰まったような名演です。 無常感漂うサンディ・デニーのヴォーカルに 曇り空を鋭く切り裂くが如きのリチャードのエレキ・ギター。 バーズのバージョンもかなり良いのですが これはバーズのオリジナルを超えています。 7以降がソロ〜リチャード&リンダ・トンプソン時代の曲。 リンダの歌声も良いのだけど 歴代のリチャードの楽曲を彩った 女性ヴォーカリスト・・・ジュディ・ダイブル〜サンディ・デニーと こうやって一緒に並べられると見劣りがしてしまいます。 このアルバムは ほぼ録音年代順に曲が並んでいます。 ドタバタ・ロックン・ロールの1や2から 人生は修行だと言わんばかりの仙人サウンドの 11や13といった10分を超える曲まで サウンドが変わっても根底に流れる実に英国的な空気感は不変で 統一感のあるアルバムになっています。 ジャケットの百面相は現在の彼の姿からは想像できない 長髪でポーズを決めており 可愛らしい顔が女の子みたいです。 今や彼は気のいいハゲオヤジじゃないですか。 数年であっという間にハゲていきましたね。 しかしハゲてから風格みたいなのが出てきました。 僕も無理して早くハゲないといけないですね。 |