これを聴いて死ね〜ブリティッシュ・フォーク・ナウ〜2017年更新の表紙


2017年11月21日更新の表紙

こんなバンド名だと困ってしまいます!こと、米国バンド、シガレッツ・アフター・セックスがあまりにも良くて、
もっと聴きたい!もっともっと聴きたい!って事で、少々高額な価格設定に困りながらも、
結局、LP、12インチ、7インチという3種の神器を全部ゲットして、僕は最高にハンサムになりました。

これで2017年現在流通している彼らのすべての楽曲、全16曲を聴ける状態になったわけで、
当然、この3枚を並べて、並んでいる風景を見てニヤニヤしながら聴きまくって、更にハンサムだぁ!
・・・いや、わざわざ購入しなくても、バンドキャンプやサウンド・クラウドで全曲聴けてはいたのですが、
もっとハンサムになりたい僕は3枚とも購入して、更に更に更にハンサムだぁ!

では以下、12インチ、7インチ、LP、の順番でジャケット写真を並べてみました。
是非あなたもニヤニヤして、最高にハンサムになってみてはいかがですか?
 
CIGARETTES AFTER SEX 「I.」 (2012)
米 Spanish Prayers SP-001EP (12"/2016)
A1 Nothing's Gonna Hurt You Baby
A2 I'm A Firefighter
  B1 Dreaming Of You
  B2 Starry Eyes
こちらの4曲入り作品は、2012年に配信のみで発表された曲を2016年に12インチ化したもの。
その美学が徹底して貫かれた完璧な1stアルバムほど音が整理されておらず、ちょっと粗さもありますが
スロー〜ミディアム・テンポの美しいメロディーを持った曲が、クール&セクシー&ムーディーに
心地良く流れる「シガレッツ・アフター・セックス・サウンド」はすでに出来上がっています。
1stアルバムに入っている曲と同じメロディーも飛び出すし、ロッキー・エリクソンのカバーB2も、
まるで自作曲の如く、「シガレッツ・アフター・セックス・サウンド」にハマり過ぎで昇天級!ああ、昇天!
 
CIGARETTES AFTER SEX 「AFFECTION」 (2015)
米 Spanish Prayers SP-002 (7"/2017)
A Affection
  B Keep On Loving You
こちらは2015年に配信のみで発表された曲を7インチ・シングル化したもの。
A面、B面とも、もし1stアルバムに入っていても全く違和感のない完成されたサウンドです。
バンドのフロントマンのオヤジ、グレッグ・ゴンザレスのクールなくせに甘ったるい、女の子のような歌声、
深いエコーのかかったギター、終始淡々と同じように叩き続けるドラムス、サビで重なってくるタンバリン、
ベースとドラムスだけでの演奏になる瞬間の多さ、そしてやはり、美しい楽曲のメロディーが良いし、
文句の付け所の無い「シガレッツ・アフター・セックス・サウンド」が炸裂し、ああ、昇天!そして、昇天!
 
CigarettesAfterSex CIGARETTES AFTER SEX 「CIGARETTES AFTER SEX 」 (2017)
米 Partisan Records PTKF2146-1 (LP)
A1 K.
A2 Each Time You Fall In Love
A3 Sunsetz
A4 Apocalypse
A5 Flash
  B1 Sweet
  B2 Opera House
  B3 Truly
  B4 John Wayne
  B5 Young & Dumb
そして、もう本当に素晴らしくて、昇天に次ぐ昇天、そして再び昇天レベルの1stアルバム。
ギター、キーボード、ベース、ドラムスによる隙間の多い簡素な演奏は、特別なサウンドではないし、
クール&セクシー&ムーディーな同じような曲をこれだけ並べていても、ダメな曲が1曲も無いという凄さ!
ダウンロード・コード付きだったので、ダウンロードしたMP3音源をアイ・ポッドに入れても聴いていますが、
さっき見たら再生回数が65回になっていましたねぇ。ターンテーブルでLPで聴いた回数を加えたら、
トータル100回くらいは聴いているんじゃないかな?まあ、まだたった100回しか聴いていないくせに
こいつ何を断言してるの?と思われても仕方ないですが、「シガレッツ・アフター・セックス」は
ここ数年で最も素晴らしいアルバムに決定!もう暫く、これを超えるヤツは出てこないと断言します!

また、LP、12インチ、7インチの全16曲中、フェード・アウトで終わる曲が1曲も無いというこだわりもグッド!
ジャケットが全部モノクローム、黒地に白抜きのCIGARETTES AFTER SEXの文字というこだわりもグッド!
しかし色々とこだわり過ぎて、このバンド、次の展開をどうしたものか、心配でもあります。
うーん、もう、この3枚で終わってくれても、それはそれで美しいのだけどねぇ。
バンド名がバンド名だし・・・やはり、ヴォーカルのグレッグ・ゴンザレスがソロ活動するか、
バンド名の改名もアリなのかも!・・・改名の先輩である千眼美子ちゃんのアドバイス、待ってまーす!
 

2017年7月15日更新の表紙

こういうバンド名だと困ってしまいます!こと、米国のバンド、シガレッツ・アフター・セックス。
このバンドの曲を偶然耳にする機会があり、凄く良くて、1発で気に入りました。
1stアルバムはアナログ盤も販売していたので、手遅れになる前にダッシュでゲットしてハンサムになるぜ!
という事でダッシュでゲットしてハンサムな顔をして聴いてみたら、収録曲全部が同じテイストで、これは凄ぇよ!

スロー〜ミディアム・テンポの曲を、ギター、ベース、ドラムス、キーボードというシンプルな楽器構成で演奏し、
深いエコーのかかった、コクトー・ツインズ風のギターが入り、タンバリンが多く入るのも印象的。
バックの音がベースとドラムスだけになる瞬間がかなり多く、隙間のある、とってもムードのあるサウンド!
そして、甘ったるいのに枯れている囁き系のオヤジのヴォーカルが、女の子みたいでとってもセクシー!

特に難しい事をしていない、シンプルなサウンドではありますが、かなり練って練って、無駄を削り落として
それぞれの曲をじっくりと作り上げたような印象を受けたのですが、実際はどうか知りませんよ。
また、一部ではスロー・コアと言われているのですが、他のスロー・コア・バンドとは決定的に違う
グッド・メロディーがあり、とっても心地良いですよ! まあ「他のスロー・コア・バンド」もよく知りませんけどね。

アルバムを入手してから何日か経ったけど、まだたった12回しか聴いていないので、大した事は言えませんが
とにかく本気で全曲が素晴らしくて、絶賛しかありませんね。 聴かないと損をしますよー。 

しかし、シガレッツ・アフター・セックスというバンド名、セックスの後にタバコを吸うなんて感覚なんてのは、
タバコを吸わない今の若いヤングメンやヤングウイメンには意味不明かもね!
タバコの広告やCMは世界的に規制されているし、あれだけタバコを吸っていた僕のようなチンピラが、
今やタバコをやめる時代になりました。 千眼美子ちゃんだって禁煙する時代だし、
2017年の今どき、もうタバコの時代は終わったんだと思います。

しかし、そこであえてシガレッツ・アフター・セックスというバンド名、インパクトはありますが、
この先どうなる事やら・・・ヴォーカルのグレッグ・ゴンザレスがソロ活動するか、バンドの改名もあるかも!
千眼美子ちゃんに聞いたら教えてくれるかな?
 
CigarettesAfterSex CIGARETTES AFTER SEX 「CIGARETTES AFTER SEX」 (2017/LP)

このバンドはアルバムのアート・ワークや宣伝用写真も徹底していて、
ひたすらモノクロで統一しています。
しかし、黒地にバンド名だけ印刷されたジャケットは
逆にイメージを抱きにくく、ジャケ買いしないタイプですね。
このモノクロで統一されたアート・ワークも
今後どうするつもりなのか、注目していきましょう。
LPはダウンロード・コード付きですよー。

 

>2017年5月28日更新の表紙

レコード・コレクターズ誌を見ていたら、何だか恥ずかしくなってきてねぇ・・・
いや、何が恥ずかしいかって、レコード・コレクターズ誌の背景に、この雑誌を愛読しているであろう中高年の
オヤジ・ロック・ファンがチラチラと見えてしまって、腹の出まくった汚いオヤジや禿げ散らかした汚いオヤジが
読んでいるんだろうなぁーと思ったら、雑誌自体から加齢臭が出ているような気がして恥ずかしいのです。
もちろん雑誌は紙でできているので、実際は加齢臭は放たれてはないし、実際の読者の風貌も知らないけど
オヤジたちの存在が何ともダサくて恥ずかしいため、若者が読みたくない加齢臭漂う雑誌になっているのです。

ダサくて恥ずかしいオヤジの存在は、レコード・コレクターズ誌をダサく恥ずかしく思わせるだけでなく、
特集で取り上げる音楽自体も何だかダサくて恥ずかしいんじゃないか?と思わせます。
ここ数年、メイン特集で多く登場した、ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディランなど
ホント恥ずかしいです。特にビートルズとビーチ・ボーイズの恥ずかしさは他を一歩リードしていて
メンバーの個人名でポール・マッカートニー!ブライアン・ウイルソン!とか言われたら、更に恥ずかしい!赤面!

ロックも今や懐メロ、陳腐なモノになっているので、レコード・コレクターズ誌を恥ずかしいと思った今こそ
古いロック、古いアーティストと決別するチャンスではないでしょうか。

・・・と言いながら、困った事に僕が最近数ヵ月で購入したアルバムはこんな感じですよ。
あれ?古くて陳腐な名前が並んでいます。どうしてくれましょう。
それに、レコード・コレクターズ誌をガッツリ読んでいるような書き方をしたけど、立ち読みをしただけで
ホント私ってサイテーです! 腹の出まくった汚いオヤジ、禿げ散らかした汚いオヤジ、
最低、最悪の真にダサくて恥ずかしいオヤジ・・・ああ、すべて僕に当てはまっている気がします。

では、以下、最近購入した恥ずかしい4枚です。
BRIAN WILSON 「NO PIER PRESSURE」 (2015/LP)
ブライアン・ウイルソン、2017年の今、74歳、古っ!
買い逃していた2015年の作品、LPで安いヤツを発見したので
この間、購入(送料込みで2145円)。
内容は現代風アレンジでグッド・メロディーのポップス。
なんかアレンジメントにこだわりが無い「深く考えないポップス」が、
バカっぽいけど、そこが逆に好感の持てる作品。
いまどきのLPらしくダウンロード・コードは付いていたけれど、
ダウンロード可能期限を超えていたのでダウンロードできませんでした。

 
VAN MORRISON 「KEEP ME SINGING」 (2016/LP)
ヴァン・モリソン、2017年の今、71歳、古っ!
旧カタログと共にソニーへ移籍とかいう話はどうなったのか、
ユニバーサル系のレーベルからのリリース。
内容はもう、今更「言う必要ないよう」な内容。
安定のヴァン・モリソン節がとにかく魅力的。
しかし、ここ数年、アルバム・タイトルとか、つけ方がホント、テキトー。
ヴァンのLPでは初のダウンロード・コード付きで
遂にヴァンもデジタル化しました。
 

BOB DYLAN 「TRIPLICATE」 (2017/LP)
ボブ・ディラン、2017年の今、76歳、古っ!
スタンダード・カバー集第3弾は3枚組、30曲のヴォリュームで
もはや何だこれ?何聞かされているんだ?と思わずにはいられません。
そして実は最高に心地良いバック・バンドの演奏と
「大変お聞き苦しい歌声ですがアーティストの意向によるものです」状態の
ディランの歌声との相性はホントに良いので
何聞かされているんだ?と思いながらも、聴き入ってしまいます。
当然のようにダウンロード・コード付き。

 
THE RED BUTTON 「AS FAR AS YESTERDAY GOES」 (2011/LP)
出た!レッド・ボタン! これ、サイコーっす! これは2ndアルバムです。
アメリカの2人組で、やっている人は古い人ではありませんが、
そのサウンドはビートルズの曲をバッドフィンガーがカバーしているかの如く
とにかく古いっす。 そしてもうサイコーな胸キュン・ソングの連発っす!
つい最近知ったので、つい最近ダッシュで購入。 ジャケットもサイコー!

いまどきのLPだけどダウンロード・コードは付いていませんでした。
1stも聴きたいけどLPは無いようで・・・
CDは増やしたくないので、どうしようか考え中。

2017年1月2日更新の表紙

2016年の最大のニュースといえば11月のヘロン奇跡の来日公演で、このホットな話題で
ページの更新を、しよう、しようと思いつつ、何だかんだあって、あれやこれやで、うかうかしていたら、
あっという間に年末になりホットな話題が冷めてしまいそうなので、これはいかん!早くしないと!
あたふた、あたふた・・・とあたふたしていたのですが、心を込めてじっくりと丁寧にあたふたしていたら
更にどんどん時間は過ぎて行き、ホットな話題は冷めまくってクールな話題になってしまうので
早く書かないと・・・とかなんとか思っている内に2016年は終了し、2017年に突入してしまいましたとさ!

そんなこんなで書きますが、ヘロンは2016年11月14日の高円寺HIGHでのライブを観てきました。
実は僕はもうかつてほど、ヘロンに対する思い入れや熱狂は無くなってしまっていまして、
これがもし最も熱狂していた10年前に来日公演が実現していたら、そりゃー興奮しまくって
1曲ごとに鼻血ブー、泡吹いて倒れる程度のパフォーマンスだったら当たり前にこなせるレベルでした。
ところが熱狂の冷めた2016年のライブは鼻血はちっとも出なくて、鼻クソほじくるレベルでしたね。

ただ、ほじくった鼻クソを丸めながら観るライブでも、2016年のタイミングに来日してくれて良かったです。
それはもし10年前に来日していたら、1990〜2000年代に再結成ヘロンに参加していた
ジェリー・パワーさんが来ただろうから、オリジナル・メンバーのG.T.ムーアさんのいないヘロンを
観る事になったからで、2016年の来日でムーアさんのいるヘロンを体験する事ができて良かったよ・・・

近年のアルバムの曲が多めで、セカンド・アルバムからの曲を1曲もやらない選曲はイマイチでしたが
トラッドの「My Match It Is Made」、ディランのカバー、ヘヴィーなレゲエ曲など、G.T.ムーアさんが
メイン・ヴォーカルをとる曲の「本気ぶり」が緊張感を与えてくれ、懐メロライブにならず済んでいました。

それと最近は「アルバム・ジャケットに書き込みがあるのって何だかイヤだ病」を発症しているので
ジャケットにサインなんてもってのほか!ありえなーい!って事でライブ後のサイン会は参加せず。
でも、メンバー全員と握手はさせていただき、特にトニー・プークさんのがっちりと力強い握手の
感触が今でも右手に残っています。
 
ちなみに最新作のディラン・カバー集「Jokerman」は
まだ購入していないという不届きぶりです。
鼻クソほじくり隊だから仕方ないよね!
そして、この看板の写真も
ほじくり出し、丸めた鼻クソを飛ばしながら撮りました。

以下、ヘロンを書いたページです。鼻クソほじくりながら見て下さい。
第178号 2011/9/12見開きジャケットでもシュリンク剥がしま宣言
第142号 2008/9/6ヘロンの「私ことはない」
第134号 2007/11/29英国フォーク・レア音源の最終兵器にもう泣くしかない
第87号 2004/5/16ヘロン祭りだ!わっしょい!わっしょい!
第31号 2001/2/10 ヘロン大量入手で心ここにあらず
第2号 2000/1/16英国フォークの最高峰ヘロン
 

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