これを聴いて死ね〜ブリティッシュ・フォーク・ナウ〜2016年更新の表紙


2016年9月11日更新の表紙

あ、どうも、変態です。

えっ?何が変態かって?

そりゃー、腋の下に対するネチネチした気持ち悪い執着ぶりが変態なのですが、
これは秘密の内緒の話なので、まだ誰にも知られていませんし、これからも誰にも言いませんけどね。

つまりアメリカの若くてヤングな姉妹デュオ、リリー&マデレインを僕が好きな最大の理由は
「腋を見せる芸風が好きだから」という事も内緒の話だし、これからも誰にも言うつもりはありません。

彼女たちは2014年のセカンド・アルバム「Fumes」のジャケットで、二人揃って腋見せをしていたので
腋見せチャート上位に躍進!と思ったら、2016年のサード・アルバム「Keep It Together」でも
出たぁー!まさかの連続腋見せジャケット!おかげ様で只今腋見せチャートで第1位なのです。

えっ?アルバムの内容?うーん、そんなモンはどーでも良いのだけど、仕方ないので一応言うと、
端正で清楚で隙のない二人のコーラス・ハーモニーで聴かせるミディアム・テンポの曲が多くて、
セカンド「Fumes」はファースト・アルバムの続編のようなアコースティックな響きのある作品。
サード「Keep It Together」はアコースティック色が薄くなり、エレキ・ギターとシンセの音が印象的で
・・・なんて、そんな事はホントどーでもよくて、サード「Keep It Together」では妹のリリーちゃんしか
腋の下を見せていないのが残念でたまらない!という事の方が重要なのは言わずもがなです。

そんなこんなで、僕と同様に、腋の下に対してネチネチと気持ち悪い執着のある変態オヤジは
CDではなくて是非サイズの大きいLPで入手してジャケットを確認し大興奮してください。
レコード・プレイヤーなんか持ってねえよ!というネチッとした変態オヤジもいるかとは思いますが
両作ともMP3ファイルがダウンロードできるので、プレイヤーが無くても安心!変態冥利につきますよ。
 
Fumes.jpg FumesBack.jpg Lily & Madeleine 「Fumes」 (2014/LP)
米 Asthmatic Kitty AKR 128
KeepItTogether.jpg KeepItTogetherBack.jpg Lily & Madeleine 「Keep It Together」 (2016/LP)
米 New West NW5122

2013年のファースト・アルバム「Lily & Madeleine」はこちらで書いています。
第189号 2014/7/10 21世紀の姉妹でポン!
 

2016年8月12日更新の表紙

久々に売り飛ばしに行きました。 CDとLP、合わせて全部で40枚くらい。
元々カスのようなアイテムばかり並んでいる僕のレコード棚から売り飛ばすヤツなので
そりゃーもう、カス中のカス、買い取り拒否されなかったのが不思議なくらいのゴミ・アイテム。
それでもトータル1万円超の大金を手にして、ブルジョア気取り。 よーし、肉を喰いに行くぞ!

で、当然、売り飛ばすアイテムってゆーのは、今後二度と聴かないであろうアイテムなのですが、
今後二度と聴かないヤツだからといって全部売り飛ばしてしまうわけではあーりません。
そう、レコードには「聴かなくても所有している事に喜びを感じる」という特殊なジャンルがあり
このジャンルのヤツはレコード棚に並んでいる事を確認して安心するタイプのアイテムなのです。

そして今、部屋のレコード棚をぐるっと見回してみて、冷静に聴くか聴かないか考えると
まあ、聴く気の起きないヤツばっかり! つまり安心のために何千枚ものレコードに囲まれて
もうホント、何やってるんだろうと思うわけですが、売っては買いの繰り返しは終わりません。

売っては買い、買っては売りを繰り返し、今までにたぶん500枚くらいは処分していますね。
デペッシュ・モードやニュー・オーダー、ウルトラヴォックス、OMD、チャイナ・クライシスなど
英国エレポップの作品なんかもかつては大量に所有していたし、アメリカン女性カントリーの
ドリー・パートン、スージー・ボーガス、メアリー・チェイピン・カーペンター、キャシー・マティアなどは
いつの間にかCDが手元に無いので処分したんだよな・・・ロザンヌ・キャッシュも無いな・・・
処分したアルバムを思うと、その時々、色々な音楽が僕を安心させてくれていたのですね。

今回、二度と聴かないけど所有している事に喜びと安心を感じるかどうかでビミョーだったのが
英国ジーザス・フォークのナットシェルとブライトウインターというグループでした。
両者ともウォーター・イントゥ・ワイン・バンドでお馴染み(?)のミルラ・レーベル作品なので
もう1度聴いてみて内容を確認してから処遇を決める事にし、今回は処分を見送りました。
・・・が、やっぱり聴く気が起きず、まだ聴いていないし、今後も聴かないと思います。
そんなこんなで、とりあえず、肉でも喰いに行くか!
問題の2枚のジャケットはこれ、肉はステーキだな。
 
BelieveItOrNot
Nutshell 「Believe It Or Not」 (1979/LP)
 
 ABandForAllSeasons
 Brightwinter 「A Band For All Seasons」 (1975/LP)
 

2016年6月5日更新の表紙

2016年、モノクローム・セットのレア音源集ヴォリューム2がリリースされたので発作的に購入。
ヴォリューム1は1983年に出たヤツなので、何と!33年ぶりのヴォリューム2なのですが、
収録曲の内容もさることながら、発作的に購入した理由は青黒ストライプのヴォリューム1の
かっちょいいデザインをそのまま使った赤黒ストライプのジャケット・デザインのせいなのです。

キャー!こんなのが2枚並んだ日にゃー、嬉しくてニヤニヤしてしまうじゃないですか!
メンバー写真をコラージュした裏ジャケもヴォリューム1のデザインを踏襲!興奮!
もちろん2枚並べてヨダレを垂らしながらニヤニヤしまくっていますよっ!

収録曲もモノクローム・セットが活動停止していた1980年代後半、ビドのソロ名義で出した
「Reach For Your Gun」、RAJカルテット名義で出した「Woops! What A Palaver!」といった
シングル曲の初期ヴァージョンも収録されていて興奮に次ぐ興奮、そして興奮だぁ!

さあ、みんなもLPをゲットして、同じ図柄の赤と青のジャケットを2枚並べて興奮しようぜ!
・・・いや、誰もが興奮できるわけではありません。これはモノクローム・セットというバンドに
思い入れのある人だけが興奮できる特殊な遊びですでので・・・特殊な方のみどうぞ!

もし出るならヴォリューム3は緑と黒のストライプで、ヴォリューム4は紫、5は黄色でヨロシク!
ああ、はやく次を並べたい!もう我慢できないぜ!

VolumeContrastBrillianceVol2.jpg VolumeContrastBrillianceVol2Back.jpg
The Monochrome Set 「Volume, Contrast, Brilliance...Unreleased & Rare Vol.2」 (2016/LP)

VolumeContrastBrilliance.jpg VolumeContrastBrillianceBack.jpg
The Monochrome Set 「Volume, Contrast, Brilliance...Sessions & Singles Vol.1」 (1983/LP)
 

2016年3月7日更新の表紙

その日わたくしは東西線という地下鉄に乗車したのですよ。
車内は少々混んでいて座れず、ドア付近に立っておりますと、ふと何だか圧迫感を感じたモンで、
周囲を見てみたら僕の周りに立っている乗客が全員メガネだぁ! それも全員黒ブチだぁ!

これは大変! 仕方ないので人数を数えてみたら黒ブチは6人もいやがるぞ!
6人は男性5人に女性1人という構成で、全員20歳代とおぼしき若さで、僕を取り囲んでおりました。

もちろんこの黒ブチ軍団6人は同一のグループの人たちではなく、偶然乗り合わせた人たちです。
6人はそれぞれスマホをいじったり本を読んでいたりして周囲の様子に気付く事がなく、
黒ブチがこんなに集合しているのに、黒ブチ同士が気付かないというバカっぷりを露呈していました。

いや、黒ブチが6人集合していてもお互い気付かない光景に、こいつらバカだ・・・と思ってしまう
僕の精神状態の方がもっとバカっぷりを放っているのか?とも思うのですが、やはりそれは違って、
黒ブチが6人いても黒ブチ同士気付かないというのはバカ以外の何者でもないのです。

そんな、黒ブチ軍団に取り囲まれるという恐るべき体験をした僕は、今こそ黒ブチ・チャンス!という事で
かつて黒ブチメガネ芸で一発当てたエルヴィス・コステロという英国芸人のアルバムを聴きました。
本当は1983年の「Punch The Clock」というアルバムが聴きたくて、レコード棚から引き出したのだけど、
ジャケットのコステロを見たら黒ブチじゃなくて銀ブチメガネでやんの! くっそー、これじゃダメだ!

そこで急遽聴いたのは1978年の「This Year's Model」ってゆーヤツ。 これは滅茶苦茶、黒ブチなので、
黒ブチメガネ・ジャケといえば?の質問に、10人中8人は「This Year's Model」と答えるレベルですね。
 
ThisYearsModel.jpg ELVIS COSTELLO 「THIS YEAR'S MODEL」 (1978)
英 IMP FIEND 18 (LP)


サウンドはロック基本楽器によるシンプルなビート・ポップスの趣で
2〜3分の曲が12曲並び、ドタバタした感じで一気にブッ飛ばします。
手元にあるのは1980年代の再発LPで、裏にバーコードもついています。

で、彼の他のLPを見てみたら、黒ブチメガネ芸が炸裂しているのは
1st「My Aim Is True」と、この2nd「This Year's Model」だけですね。
3rd「Armed Forces」、4th「Get Happy!!」は変なイラスト・ジャケだし
それ以降は、サングラス芸〜銀ブチメガネ芸に芸風を変えた模様です。
 
そんなんで、東西線に乗っていた6人の若いヤング黒ブチ軍団には、是非「My Aim Is True」か
「This Year's Model」を聴いて黒ブチメガネ芸とはどのようなものか感じ取って欲しいものです。

でもあいつら、黒ブチが6人集合していてもお互い気付かないバカっぷりを発揮している訳だから、
黒ブチメガネ芸と言われても「?」なのでしょうね。 実は黒ブチメガネで6人集合している自分たちが
かなり高度な黒ブチメガネ芸をしているというのに・・・気付かないなんて、やっぱりバカだ。
 

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