これを聴いて死ね〜ブリティッシュ・フォーク・ナウ〜2011年更新の表紙


2011年12月26日更新の表紙

出ました! マーク・フライの新作「I Lived In Trees」が出たのでさっそく入手して聴いています。

マーク・フライは英国アシッド・フォークの最高峰の部類に属する奇蹟のように美しいアルバム
「Dreaming With Alice」を1972年に出して音楽業界から消えてしまった美少年でしたが
近年の復活ブームの波に乗って(?)2008年に2nd「Shooting The Moon」を出して復活!
ペダル・スティールやフィドルが活躍しカントリー臭もして「Dreaming With Alice」とは趣が異なる
シンガー・ソングライター作品になっていましたが この復活作もとても良くて心に響く作品でした。

そして今回「Mark Fry/The A. Lords」名義で届けられた2011年の3rd「I Lived In Trees」は
1曲目から鳥のさえずりが聴こえてきて うおおおぉー! 全体的にはちょっと強い風が吹いたら
風の音にかき消されてしまいそうな ドラムレスで静かに流れる田園アコースティック・サウンドで 
復活作の「Shooting The Moon」からまた雰囲気が変わるという離れ業(?)をやっています。
 
輸入盤によくあるタイプの小さいサイズの紙ジャケCDを開くと リスの絵柄がプリントされた
袋が入っていて その中にはローワン(ナナカマド)の木の種が入っているようですね。
僕はこの種を植えて育てようという気は無いけれど もしあなたの家に広い庭があったら
10年 20年後に大きな木に育つことを想像して植えてみたらいいよね!

そしてふと考えてしまいました・・・こんな小さな種を土の上に撒いただけで勝手に芽を出し育って
ゆくゆくはあんな大きな木になるなんて! そんな生命の力強さの前に 自分の悩みなんて
とてもちっぽけで大した事では無く思えてきました。 そう思うと何とか生きて行けそうだし
少しだけ生きる気力が湧いてきました。 ダメ人間なりにもう少し頑張って生きてみようと思います。
もちろん植物はちゃんと世話をしてあげないと枯れてしまうので勝手に育つ訳じゃないけどね!

しかし いまどきCDというヤツは時代遅れのメディアになってしまい 物としての魅力を語るのが
難しくなってきています。 今回マーク・フライを出したセカンド・ランゲージ・レーベルのように
面白くて丁寧なつくりのパッケージングも物としての魅力を取り戻すひとつの方法ですね。

ILivedInTrees.jpg ILivedInTreesSeeds.jpg Mark Fry/The A. Lords
「I Lived In Trees」 (2011)

英 Second Language SL013 (CD)

以前マーク・フライを書いたページ
「Dreaming With Alice」・・・第56号 2002/7/9 夏のクッサーい汗に幻想的なフォークで対抗せよ
「Shooting The Moon」・・・第143号 2008/9/20 英国フォーキーたちの復活が止まらない
 

2011年12月3日更新の表紙

ロックの大物って本当にダサいですよね。 大物である事自体がダサくて許しがたい事なので
僕は大物のアルバムは購入しない努力を日々重ね 鍛えて鍛えて鍛え抜いた過去があります。
でも ボブ・ディラン ビートルズ ローリング・ストーンズ ビーチ・ボーイズ バーズ などの
1960年代にロックの歴史を作った大物たちは別枠扱いなのでダサいシリーズには入っていません。

じゃあダサい大物って一体誰だ?というと 特にオヤジ・ロックな人たちが劇的にダサいぜ!
クイーン イーグルス ビリー・ジョエル エルトン・ジョン エリック・クラプトン サンタナ・・・とかね。
いや 彼らもロックの歴史を作った人たちだし さっき別枠扱いした人たちもオヤジ・ロックなので
何を根拠に別枠扱いしているんだ?と聞かれると困ってしまうので そこは聞かないで下さい。

とにかく別枠以外のオヤジ・ロックの人たちはダサいっていう事にして話を進めますが
特に10代20代の若い頃は 自分の推してるバンドや好きなジャンル以外は認めない!という
若者らしい了見の狭さがかっこ良い!という事で クイーンやビリー・ジョエルを本当は聴きたいけど
ガマンしてオヤジ・ロックを聴かない自分に酔う 自分にうっとり大作戦で鍛えて鍛えて鍛え抜いて
結果 ああビリー・ジョエルね・・・あれはクソ!最悪だね!と すんなりと言える位鍛えていましたよ。

そんな僕もやっと大人になったのでガマン生活を解除し聴きたければ聴く体質になり 今では
ああビリー・ジョエルね・・・あれはイイ!最高だね!と すんなりと言える位ダレてしまいましたよ。

じゃあオヤジ・ロックは全部すんなりと聴ける体質になったかというと どうもダメな人もいて
エルトン・ジョンとニール・ヤングは何だか苦手です。 両者とも曲やアレンジが悪い訳じゃなく
ヴォーカルが好きになれないのが原因で どうもこの2人のヴォーカルが体に合いません。

さて では手元にあるニール・ヤング作品の内1枚聴いて どれくらい苦手か確認してみますか。
・・・って苦手とか言いながら手元に何枚かあるのかよ! そうなんです。 そういう事なんです。
そういう方面でもダレています。 もう全てがダレダレになっていて歯止めが効きませんよ。
ちなみにこの文章もゲップとオナラを同時にして鼻クソをほじくりながら書いていますからね!

AfterTheGoldRush.jpg
Neil Young/After The Gold Rush (LP/1970)  只今苦手度確認中!

ダサいオヤジ・ロックを克服するための参考ページはこちら! さあこれを読んで克服だ!
第135号 2008/1/6 みんなで守ろう「買わない・聴かない・語らない」の「3ない運動」
 

2011年10月30日更新の表紙

ブリティッシュ・フォークのCD化が続々と行われていた1990年代中頃から2000年代中頃までは
あれもこれも聴きたくて聴きたくてしょうがなかったのでCD化されたら必死こいて購入していました。
この時期に購入していたCDやLPは年間150〜200枚くらいでしたね。 この年間購入枚数は
マニアとしては少ない方だとは思うけれど 聴ける枚数を考えたら妥当な線ではないでしょうか。

2000年代後半に突入するとブリティッシュ・フォークのCD化もひと段落した感じになり
それに伴い年間購入枚数も100枚くらいになったのかな? とにかく年々購入枚数は減少傾向で
今年 2011年度は更に減少傾向に拍車がかかり年間50枚もいかなそうですよ。

ちなみに2011年に入手した作品でブリティッシュ・フォーク方面の文脈で語れそうな作品は
ジョン・レンボーン ウィズ・ジョーンズ ラブ・ノークス デニス・クールソン そしてヘロンの新譜・・・
うーん 他には思い当たらないのでこの5枚だけですね。 5枚とも全部CDを入手しております。

英国レア・フォークの最終兵器が遂にCD化!と話題沸騰だったフォーカル・ポイントと
バック・アレイ・クワイアもまだ未入手で「ブリティッシュ・フォーク・ナウ」とかほざいている
僕あたりは率先して大騒ぎしないといけなかったのですが 何だか購入する気が起きなくてさぁ。
もちろん聴きたい事は聴きたいので けっこう意味不明な「気分的な問題」が影響しています。
そう これらを出している韓国のビッグ・ピンクというレーベルのCD自体1枚も所有していませんね。

まあかつて年間150〜200枚購入していたので 話題沸騰の再発CDを購入しなくても
幸い棚にはたくさんCDやLPがございまして色々ありますからそれを聴けば良いだけの話です。
 
今日は女の子ヴォーカルが聴きたいな・・・という事で4枚ほど選んで聴いてみました。
・・・が 女の子と呼べるのはジャケット写真が黒木メイサに激似なヴァネッサ・パラディだけかな?
プリシラ・ハードマンもデビュー・アルバムなのでこの時点では女の子と呼べる年齢なのかも。
1960年代前半から活動するシルヴィア・タイソンは明らかに女の子と呼べる年齢じゃないし
コクトー・ツインズのエリザベス・フレイザーは女の子と呼ぶ気が起きない顔つきなのでした。
 
TheWaterLily.jpg 
Priscilla Herdman 「The Water Lily」 (LP/1977) 
 
 SatinOnStone.jpg
 Sylvia Tyson 「Satin On Stone」 (LP/1978)
 
Victorialand.jpg 
Cocteau Twins 「Victorialand」 (LP/1986) 
 
 VanessaParadis.jpg
 Vanessa Paradis 「Vanessa Paradis」 (LP/1992)
 

2011年9月20日更新の表紙

毎年秋から冬にかけての季節は怒涛のリリース・ラッシュの時期になっていますよね。
今年もマーク・オルソンの復帰したジェイホークスに メグ・ベアードに マリッサ・ナドラーに
今や誰も気にしていないバンドだけどウォーターボーイズなどなど色々出ますよー。

この1年くらいでファーマー・デイヴ・シェアー(ビーチウッド・スパークス)だとかR.E.M.だとか
キング・クレオソート&ジョン・ホプキンスだとかメガプス(デヴェンドラ・バンハート)だとか
フィル・ウイルソン(ジューン・ブライズ)だとかオータムン・ディフェンス(ウィルコ)だとかを入手し
常に1年から3年は遅れている最新のリリース作品に追いつきそうだったわたくしですが
また2011秋冬コレクションが大量にリリースされ やはり追いつけず離されてしまうのです。

そして純粋な新録作品のリリース・ラッシュに加え 旧譜再発や発掘音源などもあり
その中でも今までに何度かリリースされるぞ!と告知されながら その都度発売中止になっていた
ビーチ・ボーイズの「スマイル・セッションズ」が最も話題の作品ではないでしょうか。

「スマイル・セッションズ」は通常版CD 2枚組CD 2枚組LP そしてCD5枚にLP2枚に
シングル盤2枚が入った箱入りデラックス版が出ますね。  箱入りデラックス版の曲名を見ると
CD丸々1枚「英雄と悪漢」セッションとか 丸々1枚「グッド・ヴァイブレーションズ」セッションとか
けっこう聴くのが辛そうではあります。 でも当然熱狂的なファンは全種類購入して
同じ作品を何種類も買ってしまった・・・ああ俺一体何やってんだ? こんな事していていいのか?
と疑問を感じながらも やっぱり全種類手元にあって嬉しいな!とニヤニヤすべきです。
 
Smile.jpg
BRIAN WILSON
「SMILE」 (LP/2004)

 
さてそれでは「スマイル・セッションズ」が発売されるまでは
ブライアン・ウイルソン名義の「スマイル」を聴いておきますか。

正直ブライアン・ウイルソン版「スマイル」は
大騒ぎして気絶してしまう程素晴らしい作品とは言えず
それは2004年に発表されたという事もかなり影響していて
2004年の耳で聴くとけっこうフツーに聴こえてしまいますよね。

未完成アルバム史上の最高傑作と言われている「スマイル」の
期待値が高いだけに2011年の耳で聴く事になる
「スマイル・セッションズ」も大した事の無い音として響きそう・・・
そんなんでデラックス版のCD5枚とか聴くよりも
1枚モノの通常版CD(かLP)が最も楽しめそうな気がします。
 

2011年8月17日更新の表紙

LPでの入手が可能であればLPを購入したいわたくしですが 以下の3点は非常に問題です。
(その1)コンパクト・ディスクでしか発売しない作品はLPで購入できる訳がない問題。
(その2)中古LPを購入しようと思ってもその作品は常に中古で出回っている訳ではない問題。
(その3)プレミア付き中古LP 新品でも何だかやたら高額なLPはちょっと手が出ない問題。

で (その1)と(その2)はモノ自体が無いのだから頑張っても中々解決できませんよね。
(その3)は経済力の問題で 何度購入してもロト6は当たらないし 当然ミニロトも当たらない。
商店街の福引さえ当たらないときたら 後は竹やぶで1億円を拾うという解決法しか思いつきません。
あれはバブル期ならではの事件だったけど それでもさっそく明日川崎の竹やぶへ行こうかなぁ。

そして逆に LPって!何でコンパクト・ディスクで購入しないの?何でLPなんて買うの?という
人もたくさんいるのでしょう。 生まれた時から家にレコード・プレイヤーなど無かった世代の人や
LPからコンパクト・ディスクへの切り替えの時期に LPを処分しコンパクト・ディスクに買い換えた人
などは今更LPに戻れないでしょうし とにかくLPって何かと扱いの面倒臭い困った商品ですしね。

ただ コンパクト・ディスクであってもLPと同様の入手に関する問題は付いて回りますよ。
(その1)〜(その3)の「LP」を「コンパクト・ディスク」に置き換えてみたら深刻な問題が続々発生!
その深刻な問題が発生した作品が手元に1枚・・・吉田拓郎の「今はまだ人生を語らず」ですね。

これはボブ・ディラン&ザ・バンドを思わせる凄みが放たれる 拓郎の中でも傑作の内の1枚ですが
「ペニーレインでバーボン」の歌詞が問題になっていて 現在コンパクト・ディスクは廃盤状態の為
(その1)が発生中! その廃盤のコンパクト・ディスクも中々市場に出て来ず(その2)も発生!
更にプレミアも付いてしまっているようで(その3)も発生で (その1)〜(その3)が全部発生中!
 
ImawaMadaJinseiwoKatarazu.jpg ImawaMadaJinseiwoKatarazuBack.jpg
よしだたくろう 「今はまだ人生を語らず」 (1974/LP)
 
このアルバムは当時凄く売れた
作品なのでレア盤でも何でも無く
中古LPだったら1000円以下で
すぐ見つけられるはずです。

それでもプレミアの付いた高額の
コンパクト・ディスクが欲しいという
気合いの入った人は1億円を拾いに
川崎の竹やぶに出動しないと!
明日本当に川崎の竹やぶで
ばったり僕と会ったりしてね・・・
 

2011年7月24日更新の表紙

ティーンエイジ・ファンクラブの人とゴーキーズ・ザイゴティック・マンキの人がやっているジョニーのライブを
2011年5月18日に観てきたので 何枚か関連作品を並べてページを更新しようと思っていたのだけど
何だかタイミングを逸してしまい 気が付いたらライブから2ヶ月以上過ぎてしまっているじゃないですか!

2ヶ月も経ったらもうフレッシュな内容ではないし 最近のこのクソ暑い気候の中 フレッシュじゃないと
腐敗して悪臭を放って食中毒の原因になってしまい迷惑がかかるので もう書くのはやめておきます。

一応書こうと思って用意したアルバムは写真の3枚ですが 左側のジョニーのシャツをまくり上げて
腹文字を見せるジャケットはフェルトのクリエイション・レーベル時代のベスト盤を思い出させますよ。
腹文字っていうのは まあスタイリッシュな芸では無いので フェルトもジョニーも下品さが漂ってきます。
おかげでLPで入手してもジャケットが大きくて嬉しいな!とはいきません。 ジャケットは大事ですねぇ。

真ん中はティーンエイジ・ファンクラブの「シャドウズ」。 ティーンエイジのジャケットはいつもイマイチで
このアルバムもイマイチなジャケットな為 LPで入手してジャケットが大きくて嬉しいな!とはいきません。
もしティーンエイジの事を知らない人がジャケ買いするなら「Songs From Northern Britain」くらいかなぁ。
そもそもジャケ買いでLP購入するような人がティーンエイジ・ファンクラブを知らない訳が無いですけどね。

そして右側のエイロス・チャイルズ「フェイス・ドリッピング」は前作「サン・オブ・ユーロ・チャイルド」に続き
無料ダウンロードで聴けるアルバムで もちろんこのジャケットもダウンロードした画像になります。
ジャケットの女性が何だか怖く もしサイズの大きいLPだと更に怖そうなので嬉しいな!とはいきません。

それはそうと このアルバムはパソコン内にデータで保存しているだけなので「所有している感」が無くて
果たしてこのアルバムを所有した事になるのか 所有していないのか 何だかわからなくなっています。
・・・と言いながらライブ会場の購買部でプレスCDが販売されていたけれど購入しなかったですねぇ。
なぜ購入しなかったかというと内容が何じゃこりゃ?状態でねぇ。 どのように何じゃこりゃ?なのかは
実際にダウンロードして聴いてみて下さい。 3人に1人は何じゃこりゃ?と言いそうなレベルですよ! 

エイロス・チャイルズのダウンロード・アルバム関連情報・・・2010年7月6日更新の表紙
 
Jonny.jpg
Jonny
「Jonny」 (LP/2011)
 
Shadows.jpg
Teenage Fanclub
「Shadows」 (LP/2010)

 
FaceDripping.jpg
Euros Childs
「Face Dripping」 (download/2011)

 

2011年6月10日更新の表紙

またR.E.M.なのですが この間やっと2011年の新譜「コラプス・イントゥ・ナウ」を入手したのですよ。
そうしたら 前回の表紙で書いたA面・B面にサブタイトルが付いているタイプのLPじゃないですか!
早速ここで再びA面・B面のサブタイトルを発表して気分すっきり爽快とさせていただきます。

ズバリ! A面:X-AXIS B面:Y-AXISです。 何がズバリ!だかわかりませんがサブタイトル付きの
R.E.M.作品が増えて嬉しいな! そして相変わらずサブタイトルに意味が無さそうで嬉しいな!

ところでそんな事よりこのLP 裏ジャケットと歌詞カードに「Printed in Canada」と印刷されているのに
盤のレーベル面には「Manufactured in Germany」と印刷されている多国籍盤になっているのです。
うーむ これは大変だぞ! 前のアルバムがどういう風になっているか調べておかないと大変だぁ!

ひとつ前のアルバム「アクセラレイト」はガッツリ「Made in U.S.A.」と印刷されていたのだけど
更にその前の「アラウンド・ザ・サン」は裏ジャケットにもレーベル面にも国名が出て来ない無国籍盤で
更に更にその前の「リヴィール」は裏ジャケットに「Made in Germany」と印刷されています。
更に更に更にその前の「アップ」は歌詞カードに「Made in U.S.A.」と・・・もうこのくらいでいいかな。
なおこの間にライブ盤も数枚出ていますがライブ盤は所有していないので言及できません。

で 何が言いたいかというとR.E.M.がこれらの作品を出しているワーナー・ブラザースくらいの
大メジャー・レーベルともなると いまどき米国盤LPだとか英国盤LPだとかドイツ盤LPだとかじゃなく
全世界流通盤のLPを1種類だけ作っていると思うのですが・・・違うのかな? どうなんだろう。

だから「Printed in Canada」だからカナダ盤で 「Made in U.S.A.」だからアメリカ盤で
「Made in Germany」だからドイツ盤だとは一概に言えないのではないか?という疑問が湧いてきて
今聴いている「コラプス・イントゥ・ナウ」は一体どこの国盤だ? 国って何なんだ? ここはどこだ?
何月何日何曜日なんだ? 何時何分何秒? 地球は何回回った? という事になりますね。
さて 何を言ってるかわからなくなってきました。 でも とにかく今 地球が何回回ったか考え中です。
 
CollapseIntoNow.jpg CollapseIntoNowBack.jpg
 
「COLLAPSE INTO NOW」 (2011)
A面:X-AXIS
B面:Y-AXIS

2011年5月8日更新の表紙

ここのところR.E.M.というアメリカのグループと コクトー・ツインズというスコットランドのグループを聴きまくり。
音楽的にも人脈的にも両者に接点は無いですが デビューが1980年代前半という時代性は一緒ですね。
R.E.M.はI.R.S.というレーベルから大メジャーのワーナー・ブラザースへ移籍し現在も絶賛活動中!
コクトー・ツインズは4ADというレーベルから大メジャーのフォンタナへ移籍しましたが解散してしまいました。

で R.E.M.というグループの方なのですが ジャケットやインナーのクレジットなどを見ながら聴いていたら
無駄にどうでも良い事に気付いてしまって 気になって気になって このまま放っておくと夜も眠れそうにないので
夜ぐっすり眠るためにここで発表してすっきりして びっくりするようなすっきりとした快眠をしたいと思います。

無駄に気付いたのはアルバムのA面とB面にサブタイトルが付いているというよくあるパターンなのですが
このサブタイトル付きのアルバムがやたら多く 所有しているR.E.M.作品16枚中9枚がサブタイトル付きでした。
そこでその9枚のA面とB面のサブタイトルを全部ここに発表し すっきり ぐっすり 快眠宣言です。

何だかこれらのサブタイトルはあまり意味が無さそうだけど ワーナー移籍後の「グリーン」「アウト・オブ・タイム」
「オートマティック・フォー・ザ・ピープル」あたりはガッツリCD時代に突入した時期なのでサブタイトルがある事で
CD時代でもLPは存在しA面・B面は重要なのだ!といった意地を感じます・・・と勝手に思っているのですけどね。

ところがこの後R.E.M.のLPは 1枚モノのCDを無理矢理2枚組みにしたタイプで発表される事が多くなり
A面・B面の重要性はCD時代の波に埋もれて行き 21世紀のR.E.M.のサブタイトル付き作品はは2001年の
「リヴィール」だけという状況になっております。 ・・・ああ しんみりしてしまいました。 しんみり宣言です。
でも9枚のアルバムのサブタイトルを発表できたので しんみり宣言していても すっきり ぐっすり 快眠宣言です。
 
ChronicTown.jpgFablesOfTheReconstruction.jpgLIfesRichPageant.jpg 「CHRONIC TOWN」 (1982)
A面:Chronic Town
B面:Poster Torn


「FABLES OF THE
RECONSTRUCTION」 (1985)
A面:Fables Of The Reconstruction
B面:Reconstruction Of The Fables


「LIFES RICH PAGEANT」 (1986)
A面:Dinner Side
B面:Supper Side


「DOCUMENT」 (1987)
A面:Page
B面:Leaf

「DEAD LETTER OFFICE」 (1987)
A面:Post Side
B面:Script Side

「GREEN」 (1988)
A面:Air
B面:Metal


「OUT OF TIME」 (1991)
A面:Time Side
B面:Memory Side


「AUTOMATIC FOR
THE PEOPLE」 (1992)
A面:Drive
B面:Ride


「REVEAL」 (2001)
A面:Chorus Side
B面:Ring Side
 
Document.jpgDeadLetterOffice.jpgGreen.jpg
OutOfTime.jpgAutomaticForThePeople.jpgReveal.jpg
 

2011年2月19日更新の表紙

2009年中に出るぞ!出るぞ!とインフォメーションがあったレッド・ボックスの復活アルバム。
以前書いた第153号 2009/7/4 カス盤価格でつかまえてのところでも復活情報に触れましたが 
結局2009年には出ずに 2010年の秋に復活作「プレンティ」がリリースされたのでした。

この「プレンティ」は大人のポップ・ソングがずらりと並んだ味わい深い作品になっていました。
しかしヤングな若者からしたら 大人のポップ・ソングとかいうそんな物はオヤジ向けの音楽だし
ノスタルジー音楽だし ヤングの心には響かない 聴くに堪えない音として鳴りそうですね。
まあ実際その通りなので 若くてヤングな若者は「プレンティ」を聴く必要はいっさいありませんよ。

なおこのアルバムは 通常の1枚のCDと ボーナス・ディスクが付いた2枚組のCDが出ましたが
近年はこのように2種類発売するアルバムがけっこう存在するので やっかいな事になっています。
たいがい2枚組は限定盤なので 2枚組の方をはやく買わないと!と思わせる商法でしょうか。
当然僕もこれは「2枚組の方をはやく買わないと!と思わせる商法」だとわかっていながら
限定盤だし手遅れになったら大変だ!と 必死に2枚組を購入。 そう 必死の形相で購入です。

そうしたら6曲入りのボーナス・ディスクの方にバフィー・セント・メアリーのカバー曲がああぁ!
バフィーの1968年のカントリー・アルバムに入っている「Take My Hand For A While」という曲で
バフィーらしいセンチメンタルなメロディーはあるけど アルバムの中でも目立たない地味な曲。
そんなんでかつてのバフィーのカバー「サスカッチェワン」のように 死ぬ程名曲とはいきません。
ただやはり味わい深い大人のポップ・ソングに仕上がっていて 聴く程にじわりと沁みるのです。

そしてまたここでニュースです! 長らく廃盤状態であった1990年の2nd「モーティヴ」も
ボーナス曲付きでカミング・スーンとの事です。 大人のポップ・ソングを聴きたいオヤジの方は
是非この機会に「プレンティ」か「モーティヴ」どちらか1枚いかがですか?
若くてヤングな若者も どんな物かちょっと試しにどちらか1枚いかがですか?
もちろん購入の際は必死の形相で購入するのが条件です。 そして必死の形相で聴きましょう。
 
Plenty.jpg
RED BOX 「PLENTY」 (2010)
英 CHERRY RED CDXRED 471 (2CD)
ImGonnaBeACountryGirlAgain.jpg
BUFFY SAINTE-MARIE
「I'M GONNA BE A COUNTRY GIRL AGAIN」 (1968)

米 VANGUARD VSD-79280 (LP)

 

2011年1月19日更新の表紙

ナタリー・マーチャントが「Leave Your Sleep」というアルバムでグラミー賞を受賞してウハウハになり
それを予言した俺って天才! 最高! 俺が未来だ! 俺が世界だ! 宇宙だ! 俺ってウハウハ!
・・・と2010年8月11日の表紙で書きました。 確かに書きました。 ウハウハしながら書きました。

そして遂にグラミー賞のノミネートが発表されたので見てみたけれど ナタリー・マーチャントの名前は
どこにも無いでやんの。 これじゃウハウハ気分がハウハウで・・・How? How?・・・なぜ?なぜ?です。
・・・うーん また中学1年生レベルの下らない事を言ってしまいました。 いや中学生以下でしょうか?

しかしグラミー賞だノミネートだと言ってみましたが 実はグラミー賞にはまったく興味が無いです。
そして困った事にグラミー賞だけでなく音楽賞というヤツには昔から本当に全然興味が無くてねぇ。
子供の頃など 年末の歌番組の紅白歌合戦や年忘れにっぽんの歌はウハウハしながら観ていたけど
レコード大賞はまったく観なかったし・・・こんな所からも僕の音楽賞への興味の無さが伺えるでしょ?

そんなんでグラミー賞などは追っかけていないので もしかしたらナタリー・マーチャントは
今まで発表したアルバム〜楽曲でグラミー賞ノミネート〜受賞作品があるのかも知れませんよ。
でも相変わらず調べはしないので 申し訳ないから彼女のアルバムのジャケット写真を並べて
急遽ナタリー・マーチャント大賞を決めたいと思います。 ウハウハしながら決めたいと思います。

一番好きなアルバム大賞は1stの「タイガーリリー」。 これはさりげなく凄い傑作で 凄く良いです。
一番好きなジャケット大賞は最新作の6th「リーヴ・ユア・スリープ」で 良い表情していますねぇ。
逆に一番ヒドい表情のジャケット大賞は5th「ハウス・カーペンターズ・ドーター」。 イヤーな感じです。
あと一番巨乳大賞は4th「マザーランド」。 胸元に何か入れているのでしょうか? これは凄い!
ドリー・パートンや叶姉妹レベルです。 つまりウハウハなので ウハウハしながら聴きましょう。

こんなモンでいいかな・・・残りの「オフェーリア」「ライブ・イン・コンサート」もとても良い作品なので
何か大賞を考えないとなぁ。 うーん 次回までに考えておきます・・・次回などあるのでしょうか? 
 
Tigerlily.jpg 
Tigerlily (1995)

Motherland.jpg
Motherland (2001)

Ophelia.jpg
Ophelia (1998)

TheHouseCarpentersDaughter.jpg
The House Carpenter's
Daughter (2003)

 
LiveInConcert.jpg
Live In Concert (1999)

LeaveYourSleep.jpg
Leave Your Sleep (2010)

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